『やっと観た「バタフライ・エフェクト」』の再掲載
この発言は、4/17にアップした記事の再掲載です。元発言になぜかviagraだのNextelだのの宣伝TBが削除しても削除しても送信されてくるようになったので(30回くらい来た)、発言自体を削除しました。でもせっかく書いた記事を抹消するのは可哀想なので、再アップします。一回読んだ人は読まなくていいよ。
(ここから)
タイムトラベルができるようになった近未来。数千年前に行った一行の一人が、うっかり蝶(バタフライ)を踏みつけてしまったことから時間のバランスが崩れて現代に多大な影響(エフェクト)が生じ、世界中に重大な危機が訪れる。一旦ずれた時間軸を再び元に戻すことはできるのか---。
昨年公開され、各方面から「面白いから観ろ」と薦められ、昨年末の各種ランキングなどでも上位に散見した映画なのですが、いかんせん地元では公開されず、気になったままほぼ1年が過ぎ去っていましたがようやく今回レンタルして観ることができました。たしかに2時間一気に魅せてくれる快作でした。素晴らしい。☆☆☆☆
他の感想でも書いたとおり、タイムトラベル、タイムパラドックスものはSFジャンルの中でも一番好き。過去を変えれば現在が変わるというのは当たり前のことで、蝶々一匹で世界中が変わってしまうというのもありえない話ではありません。身近な人の過去を少し変えることでその人の人生が大きく変わるのも間違いないでしょう。
しかしその過去の変え方、過去を変えたことで現在の様子が変わるさまをこのように刺激的に描く映画はあまりなかったでしょう。過去を変えて一見うまくいったと思っても、実は他のところで歪みが生じていたという描写も面白い。何度過去を書き直しても、歪みは他のところに出るだけですべてがうまくいくなんてことはないというのも皮肉。最後に主人公が取る選択にはうならされました。
ところでDVDにはアナザーバージョンのエンディングが2つ(計3つ)入っていました。でも個人的には公開版が一番よかったです。他の二つは甘いよね。とか思っててネットでいろいろ読んでたら購入版には更にもうひとつエンディングが入っているらしいね。そっちは更に辛口のエンディングだそうで。そっちはちょっと観てみたいな。
おっと、冒頭のストーリーが、なんか別の映画になっているぞ、、、。(^^;)
4/28 追記
何かこの発言だけ、妙なTBが送信されるようになったので、ちょっとこのコメントを追加することで状態を変えてみます。これでTBが継続してつくようなら(たぶんダメだろなあ)この発言は近日中に削除しよう。
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ドラマ版「ちびまる子ちゃん」
いやあ、マジ面白かったですね。まずあそこまでよくぞアニメの雰囲気を再現しきったよねえ。何から何まで完ペキ。花輪くんとか野口さんなんか爆笑しちゃったよ。
それに不覚にもちょっとホロリとさせられちゃったしね。しかも3回くらい。(^^;)
あと我が家にはちょうど小学生低学年の娘がいて、しかもホッペの感じとかが微妙にまる子役の森迫永依ちゃんに似てたりするので(笑)、観てたらどんどんまる子がウチの子に見えちゃうし。(^^;) おかげで最後の話のまる子とタマちゃんの友情には感情移入しまくり〜。
ついでに言えばまる子たちが住む清水は私が働いている所で、しかも小学校は昔住んでた社宅から数分のところにある実在(しかも実名で登場)の学校だし、たぶん99%の人は気にも止めなかったと思うけど、まる子たちが歩いてた川の橋にカッパの看板が立ってて、本当に清水にはカッパのオブジェの飾られた橋(よくは知らないけどそういう伝説があるらしい)があるのを知ってる身としてはそれだけでもツボでしたわ。
ようするに私が(ヒトより)楽しめる要素てんこ盛りの素晴らしいドラマだったのでした。
ということで続編熱望します。森迫永依ちゃんや美山加恋ちゃんが成長しちゃう前にぜひ。
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「キャンディ」に萌える
かつて思春期の性の目覚めの頃(笑)にこの小説を読んだことがあり、このタイトルは深く心に刻み込まれていました。しかし映画があるなんてことは全然知らず、数年前にリバイバルされたことでその存在を知りましたが、都内独占レイトショー公開の映画など観れるわけもなくまた再び忘れかけていました。そんな映画が少し前に深夜テレビで放映されたので録画し、最近ついに観ることになりました。小説の内容もあまり覚えてないので嬉しいとも懐かしいとも言えない変な感じですなあ。
アホな映画です。イノセントでセクシーな美少女キャンディが行く先々でカリスマ詩人、医師、軍人、カメラマン、ヨガの伝道師と言った個性的で怪しい男どもにその身体を求められ、そのほとんどを受け入れつつも純真さを失わずに遍歴を重ねていくお話。このキャンディがめちゃくちゃ可愛いのだ。チラチラッと見せるスタイルも素晴らしく、男どもがひとめで彼女にメロメロになって全力で手に入れようとするのも納得感あり。次から次へとおんなじように男たちが群がってくるのがおかしかった。あとオープニングとエンディングが凄くオシャレ。
私は可愛い女の子が大好きで、アホな映画が好きで、エロチックな映画も好き。この映画が嫌いなわけがないじゃない。最高です。☆☆☆☆
しかしキャンディに襲い掛かる怪しい男たちを演じているのがマーロン・ブランド、ウオルター・マッソー、シャルル・アズナブール、リンゴ・スター、ジェームズ・コバーンなどといった僕でも知ってる超一流とも言える俳優陣なのが凄い。(いや、僕は顔を見てもほとんど分からなかったんですが(^^;)) 凄い人たちが馬鹿らしい演技をマジメにやっているあたり、香港映画みたい。特にマーロン・ブランドのヨガ伝道師は必見だね。ちなみに制作は1969年。
キャンディを演じたのは当時18歳のエヴァ・オーリンちゃん(←冷静に考えればかなり年上なので”ちゃん”ってことはないのだが(笑))。その後大した活躍もなく引退しているらしいので、まさにこの作品が一世一代の代表作で、映画史にその美しい姿を刻み込んでいるのでした。
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「サウンド・オブ・サンダー」☆☆☆☆
僕はこういうタイムトラベルもの、タイムパラドックスものは結構好きです。過去を書き換えると現在が変化するという設定は昔からよくある話だけど、この映画のようにその変化した現代でのアドベンチャーがメインというのはあまり見た覚えがありません。この現代の変化が波となって少しずつ訪れるというもの面白かったです。
だいたいタイムパラドックスなんて誰一人として経験していないんだから、どんなことが起きたってそういうものだと言い切っちゃえば誰にも反論できません。ただ作品の中で説明した内容が同じ作品中で矛盾してさえいなければいいのです。僕はこの映画で描かれているいくつかのパラドックスのリンクは結構うまくいっていたと思います。だいたいすべて説明されていたからいいよね。
誰がなんと言ったって、無理やり過去を戻せば一旦めちゃくちゃになった現代の様子も、なかったことになるのです。これがこの映画でのルールです。文句ナシ。
しかし未来世界のCGショボかったねー。(笑) でもCGショボくても映画自体の面白さには関係ないことがよく分かるよね。どんなCGの完成度が高くてもつまらない映画はいくらでもあるもんね。
ところで誰か「ミレニアム/1000年紀」思い出した人いない?(^^;)
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大丈夫か、角川映画「蒼き狼」
角川春樹氏の「公開中の『男たちの大和/YAMATO』は作品として傑作となったが、今回は興行的にも成功させたい。アジアや欧米各国、全世界で1億人を動員したい」という驚愕のコメントが目を惹いた「蒼き狼〜地果て海尽きるまで〜」の制作発表。えー「大和」は作品としてはイマイチだったけど、興行的には大成功、というのが通説ではないかねと思うのは僕だけ?(^^;) なんでも50億の興収は角川氏の目標の半分も行っていないとのこと。うーむ。僕から見れば予想の倍以上だ。(笑)
ところでこの「蒼き狼」だけど、澤井信一郎監督で反町隆史主演、モンゴルの英雄チンギス・ハーンの生涯を描いた大河ロマン、とのこと。驚きはその制作費、30億円だ。大丈夫か? また昔のようにスポンサーに前売チケット売り(押し付け)まくるのか?
いや海外のことはよく分からないけど、国内ではこの映画は30億は稼げないと思うよ。全世界で1億人? 宣伝しまくってその10分の1届けば御の字ではないか?(^^;)
、、、がんばってください。公開は来年春。
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スピルバーグ「ミュンヘン」
こういうのをじっくりと描くのも重要なことだとは思うんだけど、やっぱり僕には長い映画は向いていないと思わせるに十分な2時間45分でした。必要なものは歴史の知識と集中力。僕にはどちらもありませんでした。途中だれちゃって。イヤ、嫌いじゃないけどね。途中の暗殺シーンはもう少し削って欲しかった。☆☆☆
余談その1。画質が全体的にモヤっとしていて、なんかちょうど劣化しかかっている数十年前の映画をいま観ているような感じだったのに凄いこだわりを感じたんだけど、気のせい? それとも単に劇場のせい?
余談その2。情報屋のルイがどこかで見たとずっと気になっていたら途中で川岡大次郎だ!と気づく。しかしその後再び気づく。阿部サダヲだ! 目ですよ、目。もう忘れられません。
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第29回日本アカデミー賞
第29回日本アカデミー賞が発表になりました。予想通りといえば予想通りに13部門中12部門で「ALWAYS 三丁目の夕日」が受賞と、相変わらずの偏向ぶりでした。結果は以下の通りです。
作品賞 「ALWAYS 三丁目の夕日」
監督賞 山崎 貴 「ALWAYS 三丁目の夕日」
主演男優賞 吉岡秀隆 「ALWAYS 三丁目の夕日」
主演女優賞 吉永小百合 「北の零年」
助演男優賞 堤 真一 「ALWAYS 三丁目の夕日」
助演女優賞 薬師丸ひろ子「ALWAYS 三丁目の夕日」
新人賞 堀北真希 神木龍之介 塩谷 瞬 沢尻エリカ 勝地 涼 中島美嘉
主演男優賞にオダギリジョー、浅野忠信が、主演女優賞に田中裕子、小泉今日子がそれぞれノミネートなし(&小雪がノミネート)という段階で、賞単位、個人単位で受賞者を選ぶという姿勢は今回も皆無で、作品単位で全部門が決定するという日本アカデミー賞の伝統が今年も守られるだろうとほぼ予想できていたので、この結果には意外性は全くありませんでした。小雪が主演賞を取れなかったのが不思議なくらいです。
せめて投票参加者は全員、「運命じゃない人」「火火」「いつか読書する日」「メゾン・ド・ヒミコ」「空中庭園」「誰がために」「リンダリンダリンダ」「サマータイムマシンブルース」くらいは観て投票してくれているんでしょうね?! んなわけないか。(^^;)
そんなだから番組内でも新聞記事などでもこの賞を「日本映画界最高の栄誉」などとよく言っているけど、そう言っているのは映画界側だけで、観客側は誰一人としてそうは思っていないというところがこの賞の面白いところですなあ。ところで出演者やスタッフの方々もこの賞を取るのが(他の賞と比べて)一番嬉しいと思っているんでしょうか。
ところでノミネート対象は「2004年12月4日から2005年12月2日までに公開された映画」なんだってね。12月31日発表とかならともかく、こんな3月頭になってから発表される一番遅い賞なんだから、きっちり2005年公開映画でいいと思うんだけど、なんでこんな時期にしているんだろ。「男たちの大和」は来年ノミネート決定済み? おそー。(^^;)
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エキストラで映画撮影に参加
先週2月23、24日に地元静岡で荒木太郎監督の新作「桃色仁義 姐御の白い肌」のロケがあり、エキストラを募集していたので応募して参加してきました。
荒木監督とはもう3年近く前になりますが静岡に舞台挨拶に来られた際に一度お会いしていて、いろいろお話など聞かせていただいたことがあります。私からすれば成人映画を年に何本か観るようになったきっかけとなっている監督です。
初日に参加したロケは映画館内での撮影で、私は単なる観客でした。19時集合でしたが前の撮影が押して始まったのは21時半過ぎ。(^^;) うーん、映画を撮影しているって感じ。(笑) そんだけ丁寧に撮っているのでしょう。
なにげなくいつも映画を観ているあたりに座ったらエキストラさんたちの中で一番前になってしまい、更に1列前に出されたために前から3列目での出演になってしまいました。ピントはどうか分かりませんが、多分何カットか映っているような気がします。要確認。
しかし映画観るわけでもないのに、それでも一番観やすい位置を取ってしまうあたりは性ね。(^^;) もうひとつ性だなーと思ったのは映画館の雰囲気を出すために撮影中音を落とした状態で映画を流していたんだけど、それを結構じっくり観ちゃったこと。誰が出ていて、どんな映画くらいは分かっちゃったよ。(笑)
でもってかなり前のほうで撮影も(←「も」じゃないだろー「を」だろー)見ていたため、一番前の列で演技している俳優さんたちのキスシーンをかなり間近で凝視してしまったのは私です。画面で見てもなんとも思わないけど、リアルで見ると他人のキスのドキドキすること。(笑)
このとき出演していたのが成人映画界のニュースター、華沢レモンさん。まあたぶんほとんどの人は知らないでしょうが、成人映画を映画として年に何本かでも観ている人ならおそらく知らない人はいないでしょう。2年前にデビューしてからあっという間に30本以上に出演している超売れっ子です。僕が先日観た「乱交団地妻 スワップ同好会」にも出演していて観たばかりだったので、今回お会いできたのがとても嬉しい私でした。写真も撮らせてもらっちゃったので載せておきます。

2日目は17時集合だったのですが、この日も押しまくってて待ちまくってて。(^^;) 21時からはタクシーを使った撮影があるということでその前に撮るはずだった僕らの参加シーンは後回しに。えっ、、、って言うことは何時から、、、?(笑)
21時からのタクシーのシーンは停めたタクシーの外で揺らした光を当てたり、タクシー自体を揺らしたりして走っているように見せながらの撮影で、おぉ、映画の舞台裏!という感じの臨場感。昼間だったら背景の合成とか必要なのかもしれないけど(しないだろうけど)、夜なので後ろは暗幕で隠していました。あとは実際に走ってきて止まって主演の美咲ゆりあさんが降りてくるシーンなども撮影していました。この美咲さんは僕は実は知りませんでしたが、今回主演ということなので今後も活躍を期待しています。
さて気がつくとタクシーのシーン終了で23時。実は私の参加可能時間は終電の都合(^^;)でここまで。この日は結局撮影に参加することなく、このタクシーの撮影を見学しただけで6時間待ちの末帰ることとなってしまいました。(笑)
あのあと聞いた話では撮影終了は翌朝4時。(^^;) 連日の深夜のオリンピック観戦で体力を使い果たしている私にはそこまでお付き合いすることはやはりできず、あそこで帰ったのもまあ正解だったかなと思っています。ただ一緒に参加していてそのまま深夜の撮影に臨んだ他のエキストラの方々や、深夜まで休むことなく奮闘されていたスタッフの方々には本当に申し訳ないことをしたかなと思います。すみませんでした。
ということでわずかでしたが映画の撮影に、映る可能性を持ってエキストラとして初めて参加してきました。これはこれでとても嬉しかったです。あとエキストラ参加の地元の映画好きな方々と知り合えたのと、あとやはり華沢さんに会えたのが一番嬉しかったりして。
完成、公開は初夏と聞いています。静岡での公開は夏ごろ? ぜひ観に行って、自分の勇姿を確認したいと思います。(笑)
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スケバン刑事が復活
かつて斎藤由貴さん、南野陽子さん、浅香唯さんが演じて人気を博し、映画も2本作られた「スケバン刑事」が、この秋に再び映画で復活するとのこと。主演は松浦亜弥さん。タイトルは「スケバン刑事 コードネーム=麻宮サキ」。共演は石川梨華さん。
観たい。でもちょっと恥ずかしい。イヤ、でも観たい。イヤやっぱりちょっと恥ずかしい。←なーんて気持ちは(映画に関しては)ほとんど無縁な私なんですが。(笑)
おっでもなんと深作健太監督の新作なんじゃん。恥ずかしさ消滅。それなら大手を振って観に行こう。ふんふん、僕は「BRII」「同じ月を見ている」の深作監督の映画を観に来たんだよーん。って心の中で思ってても、あやや主演のアイドル映画をひとりで観に来た変なおっさんとしか観られないんだろうなあ。(^^;)
でも多分行きます。(笑)
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アカデミー賞ノミネート
第78回米アカデミー賞のノミネートが発表されましたねえ。んでもって「ハウルの動く城」が長編アニメ部門にノミネートされたとのこと。私は「ハウル」は絵がキレイなだけのさほど面白くない映画だと思っているので、ほとんど感慨はなし。ただやはり日本人としては多少は気になります。
とか言ってみたりしてふと他のノミネートを見たら「ティム・バートンのコープスブライド」と「ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!」なんだって。いや両方とも観ていないんですが、この2本に比べて「ハウル」が上だなんてとても思えないんで、ぜひこのどちらかに賞が行って欲しいです、はい。いや観てないんですけど。(^^;) でもやっぱり「グルミット」がいいなあ。
だいたいアメリカで評価されてるのは吹き替え版でしょ? それじゃあ尚更思い入れ度は激減よね。
ついでに言えば「SAYURI」が技術部門でいくつかノミネートされているとか、「血と骨」「PROMISE」は外国語部門で落ちたとか、スピルバーグの「ミュンヘン」が作品、監督賞でノミネートされたとか(他は「ブロークバック・マウンテン」「カポーティ」「クラッシュ」「グッドナイト&グッドラック」、ウーンほとんど観なそう(^^;))、まあこんなもんでしょう。
個人的には「ALWAYS」が日本アカデミー賞で全部門制覇するかのほうが興味あるんだけど。(笑)
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(1)
2005年度 日本インターネット映画大賞の結果
2005年度日本インターネット映画大賞の結果が発表になりました。
結果は以下の通りです。日本映画のみ。外国映画はブログへどうぞ。
【作品ベストテン】
1位 296点 「ALWAYS 三丁目の夕日」
2位 190点 「パッチギ!」
3位 175点 「NANA」
4位 145点 「リンダ リンダ リンダ」
5位 121点 「運命じゃない人」
6位 106点 「サマータイムマシン・ブルース」
7位 97点 「メゾン・ド・ヒミコ」
8位 81点 「フライ、ダディ、フライ」
9位 78点 「交渉人真下正義」
10位 76点 「男たちの大和/YAMATO」
【監督賞】
井筒和幸 「パッチギ!」
山崎 貴 「ALWAYS 三丁目の夕日」
【主演男優賞】
オダギリジョー「メゾン・ド・ヒミコ」「オペレッタ狸御殿」他
【主演女優賞】
中島美嘉 「NANA」
【助演男優賞】
堤 真一 「ALWAYS 三丁目の夕日」
【助演女優賞】
薬師丸ひろ子「ALWAYS 三丁目の夕日」「オペレッタ狸御殿」他
【新人賞】
堀北真希 「ALWAYS 三丁目の夕日」「逆境ナイン」他
というわけで個人賞も含めて「ALWAYS 三丁目の夕日」の圧勝でした。「リンダ リンダ リンダ」や「サマータイムマシン・ブルース」の健闘が嬉しいですね。(^^)
しかしうー何百回も言うけど「運命じゃない人」、、、。あ、でもDVDレンタル始まったらしいね。借りにいこっと。
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(2)
第48回ブルーリボン賞
2005年度のブルーリボン賞が発表になりました。結果は以下の通りです。
作品賞 「パッチギ!」
監督賞 佐藤純弥 「男たちの大和 YAMATO」
主演男優賞 真田広之 「亡国のイージス」
主演女優賞 小泉今日子 「空中庭園」
助演男優賞 堤 真一 「ALWAYS 三丁目の夕日」
助演男優賞 薬師丸ひろ子「ALWAYS 三丁目の夕日」
新人賞 多部未華子 「HINOKIO」「青空のゆくえ」
やっときたよ、多部未華子。僕は掘北ちゃんよりも沢尻ちゃんよりも多部ちゃんがベストオブ新人賞だと思っているので、この結果には大満足。たとえ個人的な意に反して(笑)作品賞がまた「ALWAYS」でなく「パッチギ!」に行ってしまったり、主演女優賞が田中裕子さんでなくキョンキョンに行ってしまったりしてもこの新人賞の結果だけで私は満足です。ありがとう、ブルーリボン。(笑)
これでだいたい賞は出揃ったね。あとは日本アカデミーのみ。発表は3月3日だそうで、ちょっと待ってみましょうか。
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(1)
映画検定
とある掲示板経由でキネ旬社主催の「英語検定」ならぬ「映画検定」というものが計画中と知りました。面白いじゃないですか。こーゆーの大好き。(笑)
検定の趣旨と検定内容は以下の通り。該サイトから抜粋。
・「映画検定」は、映画を学ぶことによって、映画の世界を広げ、映画のある生活を豊かにしていただきたいという思いから、企画されたものです。
・ 映画検定4級 ~ 映画の歴史・作品などについて基礎的な知識レベルを持っている
(4級は、1990年以降の映画を中心に出題。若い世代の映画ファン向けの内容になっています)
・映画検定3級 ~ 映画の歴史・作品などについて基礎的な知識レベルを持っている
・映画検定2級 ~ 映画の歴史・作品などについてやや高度な知識レベルを持っている
・映画検定1級 ~ 映画の歴史・作品などについて高度な知識レベルを持っており、映画の魅力を自分の言葉で語ることができる。
4級は落ちたら怖いレベルのような気がするけど、3級くらいは受かってみたい。2級となるときっと難しいんでしょうね。っていうか、僕程度が簡単に受かるようでは何の価値もない気もする。ぜひ受けてみたい。
あーでも静岡で受けられるならいいけどなあ。東京だけならちょっと検討。もしかしたら行くかも、くらいか。
さあ君も、英検1級ならぬ映検1級を目指してみませんか。第1回試験は6月下旬予定。ぜひ。
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(0)
第60回 毎日映画コンクール
2005年度の毎日映画コンクール各賞が発表になりました。結果は以下の通りです。
日本映画大賞 「パッチギ!」
日本映画優秀賞 「オペレッタ狸御殿」
監督賞 緒方 明 「いつか読書する日」
脚本賞 内田けんじ「運命じゃない人」
男優主演賞 浅野忠信 「誰がために」「乱歩地獄」
女優主演賞 田中裕子 「いつか読書する日」「火火」
男優助演賞 山下規介 「運命じゃない人」
女優助演賞 板谷由夏 「運命じゃない人」
新人賞 石田法嗣 「カナリア」
関めぐみ 「恋は五・七・五!」「8月のクリスマス」
おぉ、他の賞ほとんどで圧勝気味であった「ALWAYS」が技術系3つ(撮影賞、美術賞、技術賞)とTSUTAYAファン賞のみという結果は新鮮。大手では一番個性が出た賞になっていますね。ますます「運命じゃない人」の”観たくなる率”が上がる結果となっています。ってこんなに期待して観たときが怖い。来週くらいにDVDレンタル開始みたいだけど、、、。
それにしても個人的な最大トピックスは「オペレッタ狸御殿」の日本映画優秀賞(ベスト2位扱い?)の受賞だ。去年はたしか「誰も知らない」が受賞しているこの賞を、お、おぺれったが受賞~。ってことは「パッチギ!」がなかったらおぺれったが大賞ですか~? 最高です、毎日映画コンクール。(笑)
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キネマ旬報ベストテン
2005年度のキネマ旬報ベストテンが発表になりました。結果は以下の通りです。
1位 「パッチギ!」
2位 「ALWAYS 三丁目の夕日」
3位 「いつか読書する日」
4位 「メゾン・ド・ヒミコ」
5位 「運命じゃない人」
6位 「リンダ リンダ リンダ」
7位 「カナリア」
8位 「男たちの大和/YAMATO」
9位 「空中庭園」
10位 「ゲルマニウムの夜」
監督賞 井筒和幸 (「パッチギ!」)
脚本賞 内田けんじ (「運命じゃない人」)
主演男優賞 オダギリジョー(「メゾン・ド・ヒミコ」ほか)
主演女優賞 田中裕子 (「いつか読書する日」ほか)
助演男優賞 堤 真一 (「ALWAYS 三丁目の夕日」)
助演女優賞 薬師丸ひろ子 (「ALWAYS 三丁目の夕日」ほか)
新人男優賞 石田卓也 (「蝉しぐれ」)
新人女優賞 沢尻エリカ (「パッチギ!」ほか)
やはり今年は「パッチギ!」VS「ALWAYS 三丁目の夕日」の争いになっているようで、ここでは「パッチギ!」の勝利だったようですね。個人的には「ALWAYS」のほうが好きなので、今後巻き返しを願っています。「いつか読書する日」は大健闘ですね。
しかし「運命じゃない人」観たいなああああ。「ゲルマニウムの夜」ってよく知らないなあ(^^;)。僕はこの2本だけ観逃しています。
たしかオダギリくんは去年助演賞を取っているので連続受賞ですね。「蝉しぐれ」がベストテン入りを逃したこともあってか、他の賞で連続受賞の市川染五郎さんがここでは受賞を逃していますね。オダギリくんと田中さん、薬師丸さんは僕のベストと一致しているので素直に嬉しいです。
ちなみに外国映画は「ミリオンダラー・ベイビー」が1位でした。ベストテン内で僕が観ているのは8位「スター・ウォーズエピソード3/シスの復讐」と9位「キング・コング」の2本だけでした。こんなもんでしょう。(笑)
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(2)
日本インターネット映画大賞
私もスタッフとして参加している日本インターネット映画大賞(旧ニフティ映画大賞)に投票しました。ブログからの投票方法もありますが、私は今回は日本映画街フォーラムのほうから投票させていただきました。
投票内容のみこちらにもアップしておきます。
外国映画(鑑賞26本)
【作品賞】
「四月の雪」 6点
「ソウ」 4点
「香港国際警察/NEW POLICE STORY」 4点
「宇宙戦争」 4点
「オオカミの誘惑」 3点
「50回目のファースト・キス」 2点
「英語完全征服」 2点
「アイランド」 2点
「スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐」2点
「フォーガットン」 1点
【監督賞】 作品名
[ジェームズ・ワン] (「ソウ」)
【主演男優賞】
[アダム・サンドラー] (「50回目のファースト・キス」)
【主演女優賞】
[ソン・イェジン] (「四月の雪」「私の頭の中の消しゴム」「永遠の片想い」)
【助演男優賞】
[カン・ドンウォン] (「オオカミの誘惑」)
【助演女優賞】
[チャーリー・ヤン] (「香港国際警察/NEW POLICE STORY」)
【新人賞】
[イ・チョンア] (「オオカミの誘惑」)
日本映画(鑑賞90本)
【作品賞】
「オペレッタ狸御殿」 7点
「火火 ひび」 5点
「サマータイムマシン・ブルース」 5点
「タッチ」 4点
「リンダ リンダ リンダ」 3点
「青空のゆくえ」 3点
「ALWAYS 三丁目の夕日」 1点
「HINOKIO」 1点
「メゾン・ド・ヒミコ」 1点
【監督賞】 作品名
[犬堂一心] (「タッチ」「メゾン・ド・ヒミコ」「いぬのえいが」)
【主演男優賞】
[オダギリ・ジョー] (「オペレッタ狸御殿」「メゾン・ド・ヒミコ」)
【主演女優賞】
[田中裕子] (「火火 ひび」「いつか読書する日」)
【助演男優賞】
[豊川悦司] (「妖怪大戦争」「大停電の夜に」)
【助演女優賞】
[薬師丸ひろ子] (「オペレッタ狸御殿」「ALWAYS 三丁目の夕日」「レイクサイドマーダーケース」「鉄人28号」)
【新人賞】
[多部未華子] (「HINOKIO」「青空のゆくえ」)
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(1)
キングコング
観ている間は面白いっちゃ面白いんだけど、やはりこの題材で3時間は長すぎるよね。この展開だったらスカル島からの脱出までで終わりでいいと思うし、それじゃあキングコングにならないって言うなら船の出向前やら虫に襲われるシーンとかカットして2時間15分くらいまでにして欲しいものです。どうしても僕には撮りっぱなしの編集不足にしか思えないです。☆☆☆
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第18回日刊スポーツ映画大賞
もう数日前になりますが、第18回日刊スポーツ映画大賞が発表になりました。結果は以下の通りでした。
作品賞 「パッチギ!」
監督賞 犬童一心 「メゾン・ド・ヒミコ」「タッチ」
主演男優賞 市川染五郎 「阿修羅城の瞳」「蝉しぐれ」
主演女優賞 小泉今日子 「空中庭園」
助演男優賞 堤 真一 「フライ、ダディ、フライ」「ALWAYS 三丁目の夕日」
助演女優賞 薬師丸ひろ子「ALWAYS 三丁目の夕日」
新人賞 沢尻エリカ 「パッチギ!」
石原裕次郎賞 「ALWAYS 三丁目の夕日」
石原裕次郎新人賞 該当者なし
日本一ハードルの高い映画賞、石原裕次郎新人賞は例年通りに該当者がありませんでした。(去年はあったけど) まあ確かに今年は誰も浮かばないけどね。強いてあげれば「亡国のイージス」の勝地涼くんくらいだけど、若干弱いかな。
なんとなく今年の賞レースの行方が見えてきた感じもあります。今年は「ALWAYS 三丁目の夕日」「パッチギ!」「メゾン・ド・ヒミコ」の争いになるのではないでしょうか。(日本アカデミー賞を除く(笑))
しかし染ちゃん、もしかして主演賞独占しちゃうの? 正直言って二つ目を取るとは意外だったりしたんだけど、、、。(^^;)
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(1)
第30回報知映画賞
今年も賞レース1番手、第30回報知映画賞が決定しました。結果は以下の通り。
作品賞 「ALWAYS 三丁目の夕日」(山崎貴監督)
監督賞 内田けんじ 「運命じゃない人」
主演男優賞 市川染五郎 「阿修羅城の瞳」「蝉しぐれ」
主演女優賞 田中裕子 「火火」「いつか読書する日」
助演男優賞 堤 真一 「ALWAYS 三丁目の夕日」「フライ,ダディ,フライ」
助演女優賞 薬師丸ひろ子 「ALWAYS 三丁目の夕日」
新人賞 沢尻エリカ 「パッチギ!」
やはり「ALWAYS」は高く評価されているんですね。最近はお薦め映画を誰かに聞かれると僕はこれを薦めています。観ておくなら今のうちですよ。
個人的には予言したとおりに田中さんが主演賞をひとつ取ったのでもう満足です。(笑)
薬師丸さんはたぶん「Wの悲劇」以来の20年ぶりくらいの映画賞になりますね。今年は「鉄人28号」「レイクサイドマーダーケース」「オペレッタ狸御殿」と出演作が続いてどれもみな印象的でしたので僕が選んでも彼女の可能性があります。沢尻さんは新人賞と思ってなかったけど、まあたしかにまだ2、3本目なんですよね。男優陣についてはちょっと意外でしたが、不満というほどではありません。おめでとうございます。
しかし観たい、観た過ぎるぞ「運命じゃない人」。いつどこで公開されたんだぁ(大体は知っているけど)。どうしたら観れるんじゃぁぁぁぁぁ(今は観れないってことだけは分かっているけど)。
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(2)
「親切なクムジャさん」
試写会で観ました。パク・チャヌク監督の前作「オールドボーイ」に引き続き、これまた強烈な映画だねえ。単純な復讐ものとは思いきや終盤の展開には大ビックリさせられちゃいましたよ。はい。ただし短いカットの多用や妙なアングルの描写などにいまひとつなじめず。☆☆☆
試写会会場には”イ・ヨンエ”と”韓流”の名の下に集まったおば様たちがわんさかでしたが、みんな、どんな映画か把握して来ていたのかね。(笑) けっこうみんな唖然として帰ったんじゃないかね。
しかもこの試写会タイトルが「第○回ふれあい試写会」。ふさわしくないー。(^^;)
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(4)
「私の頭の中の消しゴム」
この(いかにも韓国映画な)ベタなタイトルは何とかならないものでしょうか。(^^;)
えー正直言って「可哀想だなあ」「偉いなあ」「可愛いなあ(爆)」などとは思いますが、それ以上のものはあまり感じませんでした。タイトルで指し示すように若年性認知症にかかった奥さんをどのように支えて愛を貫くかというのがメインテーマだと思うのですが、それにしては前半の二人が結ばれるまでの描写や、旦那と母親のエピソードとかに時間も力もかけすぎではないかね。おかげで一番重要な後半の話がえらい駆け足になってしまっている気がします。多少の複線はあるものの、あっというまに認知症になってあっというまに終わってしまった印象です。泣く暇なし。☆☆
あの後二人はどうなるんでしょうかね。
ところでいまちょうどTVのほうで「1リットルの涙」やっていますが、こちらは知性はそのままで若くして身体が不自由になる話ですね。この身体がそのままで知性がなくなっていくのとどっちがいいでもないですが、ちょうど反対の悲劇を描いているのでちょっと並列的に注目している私でした。いまんとこドラマはかなりいいぞ。
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「四月の雪」の観客層にヨン様ブロックを感じる
ヨン様主演「四月の雪」を観ました。とてもよかった。この上なく悲惨な状況を共有しあう二人が惹かれあう姿に素直に共感。ソン・イエジンも可愛いし、ソン・イエジンも可愛いし、ソン・イエジンも可愛いし。(笑) ☆☆☆☆
ところで100人ほどの観客がいたのですが、8割がおば様たち。男一人で観ている奴なんて僕くらいで。(笑) 不思議と若いカップルとかほとんどいないようでした。って不思議じゃないのかなあ。
思うに、ヨン様人気って、ほとんどおば様世代に支えられているのは分かるんだけど、逆にそれが若い世代をブロックしてしまっているのかなあと思います。すなわち、「ヨン様を好きなのはおば様の証拠」「若い私はヨン様好きなんて言えない」「ヨン様の映画を観るなんてできない」「ヨン様の映画なんて観たくない」などなど。ヨン様人気の逆効果でしょうか。ヨン様ブロックだな。
いや、べつにヨン様にこだわらずに、こーゆー素敵なラブストーリーはぜひみんなに観てほしいけどね。おかげでこの映画、期待されたほどの大ヒットにはならない気がしています。さて。
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(2)
DVDで観る映画
最近2台目のDVDプレイヤーを(4,770円で(笑))買い、パーソナルに使用できるようになったので、今まであまりしてこなかったレンタル鑑賞を少しずつするようになりました。
正直モニターでの映画鑑賞は好きではありませんでしたが、ここまで劇場公開映画が増え、それと共に観たいのに観れなかった映画が激増しているのでしかたありません。観たい映画をすべて観る環境も状況も僕にはないですからね。
とは言え、DVDでの映画映像はビデオテープのそれよりも明るくクリアに見える気がしますね。それとこれも最近激増しているビデオ撮り映画も劇場だとそれだけでがっかりするものですが、モニターで見るとあまり気にならないもので、むしろ劇場よりも綺麗に見えたりします。
これらのことから僕の中でDVD鑑賞はメリットがあると分かってきましたので、これからもレンタル鑑賞回数は増えていくでしょう。
ただどうしてもモニター鑑賞は劇場鑑賞に比べて集中力がもたないんですよねー。2時間半のものなんか絶対に観れません。最高でも2時間、できれば1時間半くらいのものがいいですね。となると自然に気楽に観れるラブコメディとか、ホラーとか、エロチックなものとか、学園ものとか、そういうのが多くなりそうです。感動大作は劇場で観て、お気楽小品をDVDで観る。そんなパターンが多くなるかな。
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どうなる「空中庭園」
小泉今日子さん主演でこの秋公開予定の「空中庭園」の監督、豊田利晃が覚せい剤所持で現行犯逮捕されたそうです。
豊田監督は98年に「ポルノスター」で監督デビュー、同作品で日本映画監督協会新人賞を受賞するなど前途を有望されてた若手監督でした。36歳。
フィルモグラフィーは「アンチェイン」「青い春」「ナイン・ソウルズ」。おー全然観ていない。まあ静岡ではたぶんほとんど(全部?)公開されていない気がするのでしかたがないか。でも「空中庭園」は何とか観たいと思ってた映画なのでどうなっちゃうかは不安。成り行きを注視していたいと思います。
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スターウォーズの次は
面白かったよ、スターウォーズ・エピソード3。いくらヒット映画シリーズだからって、前日談を3本もかけて作るなんて、前代未聞だよね。まあヤングインディ・ジョーンズとかヤング島耕作とか(笑)もあるけど、このシリーズとは全く意味合いが違う。これだけの規模と期間と支持をもって描かれる前日談って、もう今後もないでしょうね。3本もかけて前日談を描くだけの設定が残っている映画なんてあまりないしね。例えばすでに過去を描ききっている「バック・トゥ・ザ・フューチャー」にはできないことでしょう。
うーん、そこで富田さんに提案だ。劇場版Z3部作が終わったら、次はキャスバル・レム・ダイクンがどうやっててシャア・アズナブルになったのかを3本かけて作ってみないかね。これはかなりの数のコアファンが興味を示すと思うぞ。後日談、別キャラ別設定ばかりあんなにバンバン作るなら、ぜひこれを作ってみてほしいよね。ダース・ベイダーに対抗できる運命と過去を背負っているのは、もうシャアくらいしかいないぞ。
ぜひ。僕は絶対に観に行くから。
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今年一番のショック(^^;)
「アストロ球団」がドラマ化されました。もう来週からテレビ朝日で放映開始です。
僕はこの漫画が大好きでした。小学生のころ、はっきり言って生まれて始めてはまった漫画でした。もちろん少ないお小遣いで全巻そろえました。そんな僕にとってはこの漫画の映像化はもう20年以上待望していたものでした。
そ、それなのに、放映はテレビ朝日のみ。テレビ朝日「系列」じゃなくて、テレビ朝日のみ。
がーん。
し、静岡ではやらないんです。
何十年も待っていた、はっきり言っていま世界中で一番観たいドラマが、静岡に住んでいるがうえに観れない!!!! こんなことってあり?
ショックです。
あさひテレビ(旧静岡朝日テレビ)のひと、遅れてでもいいので、僕にアストロ球団を観せてください、、、。お、お願いします。
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あいあいあいあい「アイランド」
いや、とても面白かったです。大満足。アクションもすごいし、展開も退屈しない。スカーレット・ヨハンソンは「ロスト・イン・トランスレーション」のとき同様、めちゃくちゃ可愛いしねえ。☆☆☆☆
しかし予告編や宣伝で、アイランドの正体や主人公たちの境遇を丸明かししているのってなんででしょうかね。そりゃあ最初から明らかにおかしいし、1時間もしないところで大体の真相は明らかになってその後は勢いのあるアクションで押し通す展開になるとはいえ。このへんのことって、物語中盤の最大のサプライズポイントなのにね。なんで最初から知らせておくんでしょうか。わからん。
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「見たい映画をつなぐタスキ」
長年お世話になっているネット上の大切な友人の一人である氷室浩次さんから「見たい映画をつなぐタスキ」を渡されました。
氷室さんもやはり共通の友人であるクリシェさんから引き継いでいらっしゃったようですので、僕も引継ぎさせていただくこととしました。
☆見たい映画をつなぐタスキ
1、2、3、4、5に答えて次の人にタスキをつないで下さい。
1、過去1年間で一番笑った映画
2、過去1年間で一番泣いた映画
3、心の中の5つの映画
4、観たい映画
5、このタスキをつなぐ方々
以下にお答えさせて頂きます。
1、過去1年間で一番笑った映画
これは「恋の門」ですね。ゲラゲラ笑って観ましたが、物語としてもとてもよくできていて大好きです。
ついでに言えば一番楽しかったのは「オペレッタ狸御殿」。
2、過去1年間で一番泣いた映画
これは「いぬのえいが」の”ねえ、マリモ”です。あれは反則ですよねー。映画館中が泣いていました。
あと「火火」にも泣いたなあ。
3、心の中の5つの映画
「時をかける少女」
「青春デンデケデケデケ」
「クレヨンしんちゃん嵐を呼ぶ!アッパレ戦国大合戦」
まではスラスラ出ますが、そのあとは難しい。あれもこれもそれもどれも好きな映画は山とあるし、いくら考えても多分決まらないので、えいっとぱっと思いついたのは以下の2本。
「バタフライ・ラバーズ/梁祝」
「天国から来たチャンピオン」
すきやー。上3本が日本映画なので外国映画にしておきました。東洋、西洋とバランスもいいし。(笑)
4、観たい映画
まあ言っちゃえば私は国内で上映されるすべての日本映画を観たいと思っている人ですから、これだ!というのは特にありません。全部です、ぜんぶ。
でもそれじゃあ趣旨には添えなくなってしまうので、ぱーっとさがしました。
直近(一部公開中?でも静岡ではまだまだ)では「リンダリンダリンダ」「亀は意外と早く泳ぐ」「運命じゃない人」がすごく観たい。「ヒナゴン」や「タッチ」「妖怪大戦争」も楽しみ。
先の映画では近頃発表になった「日本沈没」が楽しみですね。
外国映画では「インディ・ジョーンズ4」。やるのか?やるのならぜひ観たいです。
5、このタスキをつなぐ方々
これまた長年の付き合いとなったolddogさんのolddog's latest footstepに先送りさせていただきます。よろしくね。
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「ウルトラマンネクサス」
先週末に終了した「ウルトラマンネクサス」をついに全篇観きってしまいました。ウルトラマンをシリーズ通して観たのなんて、多分「タロウ」以来。(笑) 30年ぶりくらいじゃん。本当に面白かったです。特に最終回の展開はとても意外でかつ感動的。これはすごい。
観はじめたのは番宣で「変身するものが途中で代わる」と聞いたのに興味を持ったから。メインにすえられた青年(弧門)がいながらウルトラマンに変身するのは別の謎めいた男(姫矢)で、これだけでも充分面白い設定なんだけど、半年近くたって姫矢が力尽きてきたので次はいよいよ弧門かと思ったら、また違う少年(憐)がウルトラマンに。おぉーそうくるかー。って思ってたら最終回にあの展開。うぉーすげー。(さあビデオが出たら観てね)
昨年の映画「ULTRAMAN」とのリンクもあり、映画観といてよかったなー。
しかし面白かったけど、ひじょーに難解かつ複雑なストーリ展開はとうてい幼稚園児や小学生低学年には理解不能でしょう。視聴率も悪かったらしいね。3クールという中途半端な長さは打ち切りだったのかな?
そして来週からは金子修介、三池崇史が監督に名を連ねる「ウルトラマンマックス」が始まります。1話完結スタイルに戻し、怪獣も懐かしい奴らが復活するとか。これまた楽しみだね。また観ちゃうかな。
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東宝強し
先週末の映画興行ランキング。
1位「戦国自衛隊1549」
2位「電車男」
3位「交渉人・真下正義」
だそうです。見事に東宝系の独占だよ。すごいなあ。かたや松竹は「機動戦士Zガンダム/星を継ぐ者」が7位、「オペレッタ狸御殿」なんか1回もベストテンに入らなかった。東映も「四日間の奇蹟」はやっとこさ10位です。まだ2週目だよ。どうしてこうしてこうも差がついてしまうんでしょうかね。
ちなみに4位「ミリオンダラー・ベイビー」5位「サハラ/死の砂漠を脱出せよ」6位「フォーガットン」と続きます。東宝3作はこれら話題作を凌駕しているのです。
今年は「エピソード3」もあるし「宇宙戦争」「ハリー・ポッター」もあるから年間1位の座は難しいでしょうが、それでも「交渉人・真下正義」はおそらく日本映画ナンバーワンヒットはかたそう。「容疑者・室井慎次」もそこそこヒットするのは間違いないし、東宝の勢いはとどまるところを知りませんね。何が違うんだろう。
だいたい映画がヒットするかどうかって、映画自体の出来不出来以前に、観に行きたいと思わせるかどうかがポイントだよね。だから東宝はこのあたりがうまいんだろうなあ。企画力、宣伝力。東映も松竹も映画の完成度で決定的に劣っているということはないんだから、まずはこのあたりを見直さないと。
まあとりあえず私が一番心配しているのは、映画ファンドで数億円を集めて製作している「忍 SHINOBI」の集客。(^^;) 損益点は20億円らしい。それってかなりハードル高いぞ。大丈夫か~、松竹さん。
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「インファナル・アフェアIII 終極無間」
うーん。これは好きな映画ではないなあ。1作目2作目は共に☆☆☆☆☆だけど、これは☆☆ですね。
クライマックスの展開とそこに前後する過去の因縁的事実には驚かされたけど、本当にそれだけで、前半から中盤に至るまでの構成はややこしすぎて頭の悪い私には何がなんだか。いや、一つ一つのシーンごとの意図や面白さは分かるんだけど、今のアンディの話と過去のトニーの話がどう融合しているのかいまひとつ分からんっす。例えばトニーとケリーのラブラブ話なんて、何でいまさらあんなにじっくり描く必要があるのか、何であのタイミングで挿入されるのか、よく分からないんです。シーンとしてはほのぼのして面白いけど。
なんか話がとっちらかっている印象。トニーの話は極限まで絞って、もっとアンディの話に重点を置いてほしかったですね。
あとちょっと公開時期を何とかしてほしかったなあ。前作から半年以上、1作目からだと2年近くもたっちゃって。2に続けて半年前にやれってよ~。もう細かいところ忘れちゃったよ。(^^;)
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(2)
韓国映画「オオカミの誘惑」
これはよかったですね。なにがいいってヒロインのブスっぷり。(笑) いや、マジにブスってわけじゃあないんだよ。普通にしてればまあまあ可愛くも見える、それこそどこのクラスにでもいそうな素朴っぷりの彼女。この彼女の愛らしきブスっぷりだけでもうこの映画は大好きな映画です。
でもそれだけじゃなくこの映画はすごい。ほのぼの笑わせておいて終盤にぐぐっと泣かせる定番の展開なんだけど、その泣かせ方がちょっと考え付かないほど可哀相な運命を利用しているのだ。フツー最後にはもう少し救いを用意しておくもんだと思うけどそれがない。とにかくその運命を受け入れるしかなかったあのヒトが可哀相でしかないのです。この非情さがすごい。ある意味感心しました。☆☆☆☆
女の子もよかったけど男の子たちも確かによかったね。人気があるのも納得です。
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「香港国際警察」
うぉぉぉぉっチャリヤンやぁぁぁ。あのチャーリー・ヤンが、私の香港映画ベストワン「バタフライラバーズ/梁祝」のチャーリー・ヤンが、97年以降ほとんど引退状態だったはずのチャーリー・ヤンが、こんなにも魅力を維持したまままたスクリーンでその姿を見せてくれるなんてぇぇぇ。生きててよかったぁぁぁ。←あんた大袈裟すぎ。
ってそういうアイドル映画ではなくて。(笑)
イヤこれ、すごかったです。片手くらいはツッコミ的疑問は残るとは言え、そんなことちっちゃいちっちゃい。このアクション規模と迫力、その緊迫感。命綱を消すこと以外ほとんどCGを使わない(と思われる)肉体的スタントを心ゆくまで堪能しました。
ドラマとしてもしっかりしてて充分面白いし、最高でした。☆☆☆☆
ところで成龍のコメントがイカシテいます。「僕はスポーツカーからクラシックカーに変わってきたけど、世界一速いクラシックカーになります」。うん、かっこいい!
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第28回日本アカデミー賞
第28回日本アカデミー賞が発表になりました。結果は以下の通りでした。
作品賞 「半落ち」
監督賞 崔 洋一 「血と骨」
主演男優賞 寺尾 總 「半落ち」
主演女優賞 鈴木京香 「血と骨」
助演男優賞 オダギリジョー「血と骨」
助演女優賞 長澤まさみ 「世界の中心で、愛をさけぶ」
一応作品賞と主演男優賞は予想通りだったのですが、それ以外は見事に外しました。(^^;)
日本アカデミー賞の法則(笑)に則って、主要賞にノミネートの多い映画(今回は「半落ち」)が作品賞になってそのままそれに引っ張られて各個人賞も取っていくのかと思っていたのですが、作品賞に引っ張られたのは寺尾さんだけで、あとは監督賞の「血と骨」に引きずられる形になっていました。じゃあなんでたけし氏はノミネートすらされていなかったのかがよく分からない票の動き方でした。まあ松竹としては主演賞を永瀬君に取らせたかったんだろうなあ。でも失敗しちゃったのね。
長澤さんの受賞はとても嬉しいんだけど、やっぱり意外でした。間違いなく樹木さんだと思ってたから、最初に長澤さんが来たので、その後の予想が全くできなくなりました。(^^;) でもだいたい長澤さんは主演だと思うんだけどなあ。そう言えばあの映画って、過去のパートと現代のパートとどっちが長いんだろ? 印象度では断然過去のパートの映画だけどね。ちょっと誰か時間を測ってみて欲しい。(笑) ただここまで各賞がみんな彼女を助演扱いするのだから、日本映画界全体のルールにおいては、あの出演形態だと助演ということなんでしょうね。このへん難しいですなあ。
しかしこの票の流れでよく「半落ち」に作品賞がいったなあ。たぶん作品賞が一番票が割れたんだろうね。作品賞も監督賞も脚本賞(「スウィングガールズ」)も違う作品だなんて、どう評価していいんだか分かりにくいよね。ちなみに今回一番受賞数が多かったのは脚本賞、録音賞、編集賞、音楽賞、話題賞(作品部門)の5部門(新人賞のぞく)を受賞した「スウィングガールズ」だったりするんだけど。「半落ち」はわずかに2部門って作品賞なのに不思議。
それにたぶん間違いなく言えることは、キネ旬、ブルーリボン、報知で作品賞に輝き、キネ旬では読者選出でもベストワンになって、カンヌで主演男優賞をとると言う海外での高い評価を得、単館系から全国に流れて大ヒットを記録した「誰も知らない」がトータルで2004年を代表する1本なのは間違いないと思うんだけど、それが作品賞にも監督賞にもノミネートすらされてないんだから、やはり困ったもんだなあと思うわけです。
まあ困ったものと言えばキネ旬、毎日、日刊スポーツで受賞している主演男優賞のたけし氏も、キネ旬、ブルーリボンで受賞している主演女優賞の宮沢りえさん、毎日、日刊スポーツで受賞している監督賞の黒木和男監督さんらは間違いなく2004年を代表する面々だと思うんだけど、みんなやはりノミネートすらされていないんだからねえ。ホント、日本アカデミー賞は評価が難しいです。(^^;)
4,000人以上が投票するこの賞ですが、おそらくほとんどの人はノミネートされた映画を全部観てるわけではないんだろうなあと感じています。だから作品のネームバリューが高い映画と、自社の映画への投票がイヤでも多くなるんじゃないかなと思っています。
という賞なので去年の主演女優賞の寺島しのぶさんや今年のオダギリさん、長澤さんの受賞には本当にビックリしました。「あの」日本アカデミー賞が、こんな真っ当な評価を選出できるなんてね。あの「shall we ダンス?」全部門制覇の日本アカデミー賞が、あの「鉄道屋」主要部門独占の日本アカデミー賞が、こんなに一つ一つの賞ごとにきちんと賞をバラけさせることができるなんてね(技術賞も結構「スウィングガールズ」と「世界の中心で、愛をさけぶ」が分け合ってるのだ)。日本アカデミー賞も少しずつ、変わってきているのでしょうか。
でもまあ、ノミネートくらいはもう少しきちんとしようよ、との思いも消えないんだけどさ。
ところで僕はあの授賞式の中継が大好きです。賞の中身は価値が低くとも、僕の中であの番組の価値は高いです。数ある賞の中で受賞の瞬間が見れるのはこの賞だけだし、全員でないにしてもやはりその年を代表するメンバーが一同に会してそれぞれコメントを自分の口で聞かせてくれるのはこの番組だけです。ほかはほとんど新聞やネットの記事でまとめられてフィルターを通して整えられたコメントを読むくらいだもんね。毎年観ているし、これからもずっと観ます。なくならないでね。
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キネ旬ベストテン(2月下旬号) 雑感
ベストテンや賞関係の好きな私はキネマ旬報の2月下旬号だけは毎年楽しみに買って隅から隅までずずっと読み倒しています。今年も買いました。雑感。
今年のキネ旬ベストテンに私のベストワン「深呼吸の必要」は入っていませんでしたが、詳細を見たら11位! お、おしい。例えば僕が選考委員であれば10点入れているからベストテンに入っていたのね。そうすればあの(イヤ失礼)「透光の樹」なんかに負けていなかったのに。しかし「透光の樹」が10位だってのが改めて考えても信じられないけど、まあいい。
って後ろの方を見たらなんと読者のベストテンでも「深呼吸の必要」は11位。うーん。(^^;)
で毎年思うんだけど、個人賞とか本当に相談(談合)なしで個人個人が持ちよったものなのかね?ってこと。あんな50人近くが投票して20人以上の得票を得るって凄いよね。ひとりひとり趣味や感性が違うはずのに、その年に半分近い人が気に入った俳優が同じ人だなんて。相談してその結果、「ウンやはり今年はこの人でしょう」とか思って投票するなら分かるけどさ。
主演男優賞のビートたけしさんは54人の投票中24人の得票。ありえねー。これって「今年はたけしだ」っていう空気が審査員中に蔓延してないとそうはならないと思うんだけどね。助演女優賞のYOUさんは7票で受賞。次点は6票が3人。このくらいがごくごく自然な感じがします。と言っても次点6票の3人は全部「血と骨」の方々(中村さん、濱田さん、田畑さん)。やっぱり今年は「血と骨」だよねって示し合わせてんじゃないのかね、みなさん。
別の言い方をすれば、どうしてみんなそんなに同じ見方しかできないのかねって感じ。選出者の感性が極度に偏っているんじゃないかな。もっといろんな見方のできる新しい人材をどんどん入れていったほうがいいよ。じゃないとますます権威が落ち込んで行くよ。
あと大抵受賞者が1人に落ち着いているのも不思議。僕が覚えている限り(過去20年くらい)助演男優賞で2人受賞が1回だけあったけど、あとはすべて1人受賞になっている。1回くらい5票くらいの人が5人も並んでみて欲しいモノです。充分ありうるはず。操作して誰かに1票加えちゃうんじゃないかね。今回のも正直怪しいなあ。ベストテンも大抵きれいに点がバラけて順位がつくもんね。3本くらいの点が並んだことあるんでしょうかね。
私がスタッフをしているニフティ映画大賞も(権威どうこうでなくただのイベントだけど)投票者数は同じくらい。だけどよく受賞者が複数になるんですよね。自由投票ならそれが普通だと思うんだけどな。
まあただ去年はたけしさんくらいしか主演男優賞っぽい人がいなかったっていうのも事実なんだけどさ。去年は女優陣は充実していたけど、男優陣はいまとつだった気もします。今年は男優陣に期待です。
なお、念のため言っておきますが、たけしさんの演技云々や受賞自体に意義や不満は全くありません。あくまでその票の集め方自体へのコメントで、たけしさんや他の方の名前を出したのはあくまで一例としてということをご理解ください。
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第47回ブルーリボン賞
なかなか発表されないなと思っていたブルーリボン賞が発表されたようです。結果は以下の通りです。
作品賞 「誰も知らない」
監督賞 是枝裕和 「誰も知らない」
男優主演賞 寺尾 總 「半落ち」
女優主演賞 宮沢りえ 「父と暮せば」
男優助演賞 オダギリジョー「血と骨」
女優助演賞 長澤まさみ 「世界の中心で、愛をさけぶ」
新人賞 森山未來 「世界の中心で、愛をさけぶ」
土屋アンナ 「下妻物語」「茶の味」
これで「誰も知らない」は「血と骨」との作品賞争いに3勝2敗。一歩抜け出しました。でも日本アカデミー賞にはノミネートされていないという、、、。(^^;)
私の予言どおり(笑)長澤まさみさんが助演女優賞をとったのが満足です。
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映画賞と音楽賞
ここにも紹介している通りこの時期になると映画賞がいくつか発表になっていて、僕なんぞはいろいろ楽しませていただいているんですが、ふと考えることがひとつ。映画賞と音楽賞の違いです。
多くの映画賞はその映画自体がヒットするしないはほとんど関係なく、ただその内容や演技にのみ評価がなされています。例えば今年多くの賞を取っている「血と骨」はおそらくはヒット作とは言えないでしょう。「誰も知らない」はそれなりにはヒットしましたが「世界の中心で、愛をさけぶ」や「いま、会いにゆきます」、「ハウルの動く城」あたりとは比べようもありません。でも誰もそれを疑問視して”今年の作品賞は「世界の中心で、愛をさけぶ」でなくてはおかしい”とは言いません。みんなそんなもんだと分かっているんです。
それに対してほとんどの音楽賞はその曲がどれだけヒットしたのかが評価の大きな要素になります。去年のレコード大賞はミスチルの「Sign」、有線放送大賞は氷川きよしの「番場の忠太郎」だったと記憶していますが(違ったらすみません)、どちらも年間を通して大きなヒットをつかんだ曲(人)が受賞したと言えるでしょう。でもどちらも2004年に一番CDが売れた曲ではありません。一番売れたのは平井堅の「瞳を閉じて」かオレンジレンジの「花」でしょう。でもどちらもこういった賞を受賞していません。2003年も明らかに一番売れていたSMAPの「世界で一つだけの花」はこういった賞を受賞しませんでした。大きな理由は本人たちの辞退ですが、でもそのために一番売れた曲が受賞曲でないことに大きな違和感を覚えてしまうのも事実です。
映画賞と同じようにヒットの大小に関わらずその作品そのものを評価したとすれば大きなヒットをしていない曲が大賞に選ばれたとしても違和感がないはず。2004年のレコ大ノミネート曲は聴いたことのない曲が半分くらいを占めていて大きな違和感がありましたが、それも曲自体の評価だとすれば当然のことのはず。でも誰もそうは思わないんですね。
映画賞はヒットに関係なく映画自体の質に対して、音楽賞は曲自体の質は関係なくヒットしたかどうかという点に対して送られるものだと、僕らは自然に刷り込まれてきてしまっているのです。
やはりこれは映画と音楽の質とヒットの相関係数の差異によるものなんでしょうか。音楽のヒットは曲自体を聴いて「よかった」と思った人が支えています。すなわち曲の質がヒットにほぼ直結する形です。まあもちろんまず聴いてもらうことが前提なのですが、この”まず聴く”という部分にコストはほとんどかかりませんので、やはりコストが支えるヒットというものは曲の質が大きく関わっています。
それに対して映画のヒットはそうではありません。映画はまずノーコストで観るということができません。始めて観る人たちがそのヒットを支えるのです。すなわちヒットする映画は「面白かった映画」ではなく「面白そうに見えた映画」です。映画のヒットは(よほどのリピーターがいない限り)映画自体の質には直結しません。大ヒットしていながらも観た人のほとんどがガッカリしたなんて映画も時にはあります。結局のところ映画がヒットするしないは公開形態や宣伝形態によるところがほとんどなのです。(まあ先に観た人の口コミ、というやつもありますからある程度のところまでは映画自体の質も関係していますが)
ということで音楽に関しては「ヒットする」と「質も高い」はニアイコールですので、賞を得るべくはヒットしたものとなり、映画はこれが必ずしもイコールではないがために賞を得るべくは本当に優れたものと言うことになります。僕らはそれを無意識に感じ取っているということなんでしょうか。よくできています。
ただもちろん賞を取った映画がすべて優れたものであるというわけではないところがミソでもあるんですが、、、。(^^;)
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第59回毎日映画コンクール
第59回毎日映画コンクールが発表になりました。結果は以下の通りです。
日本映画大賞 「血と骨」
日本映画優秀賞 「誰も知らない」
監督賞 黒木和雄 「美しい夏キリシマ」「父と暮らせば」
脚本賞 荒井晴彦 「ヴァイブレータ」
男優主演賞 ビートたけし 「血と骨」
女優主演賞 深田恭子 「下妻物語」
男優助演賞 オダギリジョー「血と骨」「この世の外へ クラブ進駐軍」
女優助演賞 田畑智子 「隠し剣 鬼の爪」「血と骨」
新人賞 上野樹里 「チルソクの夏」「スウィングガールズ」
土屋アンナ 「下妻物語」「茶の味」
柳楽優弥 「誰も知らない」
作品賞、監督賞、主演男優賞、助演男優賞が日刊スポーツ映画大賞と同じでした。結構珍しいことではないでしょうか。
「誰も知らない」を映画優秀賞などと次点扱いしているのはなんか面白いような違和感のような。こんな賞、今まであったかなあ。結局2004年の映画賞はのきなみこの2本の争いになっているようですね。現在2勝2敗。このあとどうなるかな。主演女優、助演女優はいまのところ見事にバラけてますね。
深キョンちゃんはうまかったかどうかはいまひとつ分かりません(^^;)が、魅力的だったことは間違いなし。新人賞の土屋さんと共に、素晴らしいコンビネーションでした。ひとつくらい賞が行っても文句ナシです。
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ターミナル
後で知って驚いたんだけど、あの空港ってセットなんだってね。凄いなあ。お金のかけ方が違うねぇ。(^^;)
お話は“ちょっといい話”というところでまあほのぼのできればオーケー。まずまずであまり言うことは無し。☆☆☆
それよりなにより感じたのは、言葉が通じてないのが明らかなのに、相手の言葉を使ってみる(調べてみる)なんてことは微塵も考えずにあくまで英語だけで説明しようとして結局全然伝わってないのをさほど問題視しないってのはいかにもアメリカ人ならではだなあってこと。日本人にはありえないことだと思うよね。
あと自分が待てと言ったにもかかわらずに本当に待ってると(自分の常識とは違うと)奇異の目でみたりするのもなんかアメリカ人っぽい。っていうのはさすがに偏見?(^^;)
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カンフーハッスル
なんかかなり評判がいいようですね。確かに面白い。怒濤の展開にハチャメチャな映像、ド派手なアクションに突拍子もないギャグ。ほとんどの人が満足してお腹いっぱいになる映画でしょう。僕も十分に楽しめました。最初の5分間さえなければね・・・。
僕がどうしてもダメだったのは斧を使った残虐シーン。あれが超人的な非現実性の高い斧の動きだったならいいのよ。投げた斧がそのまま何回も行ったり来たりとかしてね。でもあんな現実味のある刃物の使い方での殺戮はこんな映画ではダメですよ。その直後には拳銃まで持ち出して弱者を撃ち殺すし。ええーそういう映画なのーとギアを入れ替えた途端に怪しげな集団ダンス。もう既に引きはじめ混乱した私はもうその後でいくらあんなドタバタ映画になっていたってほとんど楽しめませんでした。振り返るとあんな現実的残虐シーンは最初だけなんだよね。ふりだしでつまづいたがゆえに本当に失敗したよ。マジにあの5分間さえなければもっともっともっと楽しめたろうに。あーあ。☆☆☆
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キネマ旬報ベストテン
2004年度キネマ旬報ベストテンが発表になりました。結果は以下の通りです。
1位 「誰も知らない」
2位 「血と骨」
3位 「下妻物語」
4位 「父と暮せば」
5位 「隠し剣 鬼の爪」
6位 「理由」
7位 「スウィングガールズ」
8位 「ニワトリはハダシだ」
9位 「チルソクの夏」
10位 「透光の樹」
太字は僕が観たもの。感想はHPで見て下さい。
上位は妥当とは思わないけど、まあ納得できないラインナップでもないね。「下妻物語」の3位と言うのがなかなか嬉しい。「理由」が観たい!!!
個人賞は以下の通り。
監督賞 崔 洋一 「血と骨」
主演男優賞 ビートたけし 「血と骨」
主演女優賞 宮沢りえ 「父と暮せば」
助演男優賞 オダギリジョー「血と骨」
助演女優賞 YOU 「誰も知らない」
新人男優賞 柳楽優弥 「誰も知らない」
外国ベストワン 「ミスティック・リバー」
新人女優賞はなぜか現時点ではちょっと分らなかった。そのうち足しておきます。(予想では土屋アンナさんだけど、どうだろう)
宮沢さんはすっかり高評価の人になっちゃったね。(^^)
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Mr.インクレディブル
これも観たのは去年。インクレディブル、って言いにくくないっすか? 僕だけ?(^^;)
これは面白かったですね。「モンスターズ・インク」にも匹敵、もしかしたらそれ以上の外国アニメの最高峰じゃないかね。全世界に目を向けても(って日本を足すわけですが(笑))「戦国大合戦」他のしんちゃん映画や「カリオストロ」「ラピュタ」をはじめとするジブリ系にも負けない完成度の高さ。(すべて当社比です)
手足がビョーンと伸びたり超高速で走ったり瞬時に氷を作りながらその上を滑ったりするような映像的な面白さはもちろん、昔の栄光への懐古や自分の能力への戸惑い、家族愛の素晴らしさや人間としての成長などなどどこをとっても一級品のストーリーの運び。面白い。文句ナシに☆☆☆☆☆。
ところでコンビニでこのアニメのフィギュアの入ったカプセルを買ったら、入っていたのはシンドローム。微妙〜。子供は残念がっていました。(^^;)
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(3)
エイリアンVSプレデター
もう観たのは去年ですが。
エイリアンのほうは一応全部観ていて、迫力のある2がやはり一番好き。(1はTVなので多少ハンデ)
片やプレデターのほうは1作目のときは存在すら知らないで、2の時は予告編を観た覚えはあるけど特に興味は持たなかったらしくそのままスルー。あれっていつ頃だったっけねえ。そんなだから僕の中ではエイリアンのほうが格上扱い。ゴジラ対ラドンくらいの差があるね。(笑)
ということでプレデター初体験の私。てっきりエイリアンみたいな本能系の怪獣だと思ってたよ。あんな知的生命体だったとは。(エイリアンにも知性があるフシがあるのは承知のすけ)
なかなか評判のよい本作。アクション性の高さがその理由だと思います。まあそうでしょう。とにかくスピーディな展開は手に汗握るし、全く先が読めないのもヨイ。アクション映画としては文句はないでしょう。
ただまあいろんなところが気になっちゃったのもたしか。この映画に関してはヤボっぽいので細かく言わないけどね。☆☆☆
次はターミネーター対ロッキーでお願いします。あと誰か糾弾必至なゴジラ対ガメラに果敢に挑戦する無謀なヒトいないかね。(笑)
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(1)
ニフティ映画大賞に投票する(外国映画)
明日は大晦日。今年はもう映画を観なそうなので、この時点でニフティ映画大賞に投票します。
みんなも投票しようね。
お名前(ニックネーム) 『 はる 』
投票部門 外国映画
投票
【作品賞】(10本まで)
「インファナル・アフェア/無間序曲」 6点
「Mr.インクレディブル」 4点
「ラブ・アクチュアリー」 3点
「ラブストーリー」 2点
「箪笥(たんす)」 1点
「華氏911」 1点
「デイ・アフター・トゥモロー」 1点
「マッハ!!!!!!!!」 1点
「ビッグ・フィッシュ」 1点
【コメント】
今年観た外国映画は30本。僕にしてはかなり観ましたね。ここに挙げたのは2本だけですが、韓国映画を9本も観ていて、知らず知らずに韓流に巻き込まれているなあと実感。でも1位に挙げたいのは香港映画の「インファナル・アフェア/無間序曲」。昨年も第1作に多くの点をあげていますが、この続編も素晴しかった。来年の完結編も楽しみです。「Mr.インクレディブル」は今年最後に観た映画で、ラストを締めくくるに相応しい傑作でした。2本の「ラブ」も素晴しかったし、以下に並べた映画もみな思いっきり楽しませてもらいました。
【監督賞】 作品名
[マイケル・ムーア] (「華氏911」)
【コメント】
彼の主張は充分に伝わって来ました。作品としても面白かった。「インファナル・アフェア/無間序曲」の2監督が次点。
【主演男優賞】
[トニー・ジャー] (「マッハ!!!!!!!!」)
【コメント】
彼しかいないでしょう。(笑) 今年最高の活躍を見せたのが彼。「オールド・ボーイ」のチェ・ミンスク、「インファナル・アフェア/無間序曲」のアンソニー・ウォンあたりも好き。
【主演女優賞】
[チョン・ジヒョン] (「僕の彼女を紹介します」「4人の食卓」)
【コメント】
去年に引き続きの投票になっちゃうけど、全く違う雰囲気の(でも実はちょっと似た設定が含まれる)2本で主演し好演した彼女に。「僕カノ」は映画としてはアレだけど、彼女は可愛かったのでOK。(笑)
次点は「子猫をお願い」「TUBE」のペ・ドゥナ、「ラブストーリー」のソン・イェジン。おぉ、韓国ばっかりだ。
【助演男優賞】
[パク・サンミン] (「TUBE」)
【コメント】
これも韓国だ。主演のキム・ソックンやペ・ドゥナもよかったけど、犯人役の彼あってこその映画だったのかも。
【助演女優賞】
[ヨム・ジョンア] (「箪笥(たんす)」)
【コメント】
また韓国だ。鬼気迫る演技で継母を演じた彼女は真面目に恐かった。(^^;) 「インファナル・アフェア/無間序曲」のカリーナ・ラウ姉さんもよかったね。「ラブ・アクチュアリー」のキーラ・ナイトレイは綺麗だった。「2046」のフェイ・ウォンもよかった。
【新人賞(キャスト部門)】
[ソン・イェジン] (「ラブストーリー」)
【コメント】
う、また韓国だ。でもここには彼女を持ってこよう。
【新人賞(スタッフ部門)】
[イ・スヨン] (「4人の食卓」)
【コメント】
またまた韓国だ。初監督作品とのこと。とても恐かったし、興味深い内容の映画でした。
【脚本賞】作品名
「ラブ・アクチュアリー」
【コメント】
アレだけの登場人物を無理なくまとめたのは凄い。
【映像賞】
「デイ・アフター・トゥモロー」
【コメント】
文句なし。楽しかった。
【音楽音響賞】
「スクール・オブ・ロック」
【コメント】
子供達の名演奏に。
以上。
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(3)
日刊スポーツ映画大賞
気がついたら日刊スポーツ映画大賞が発表になっていました。結果は以下の通りです。
作品賞 「血と骨」
監督賞 黒木和雄 「父と暮せば」「美しい夏キリシマ」
主演男優賞 ビートたけし「血と骨」
主演女優賞 小雪 「嗤う伊右衛門」
助演男優賞 中村獅童 「いま、会いにゆきます」
助演女優賞 鈴木京香 「血と骨」
新人賞 長澤まさみ 「世界の中心で、愛をさけぶ」
石原裕次郎賞 「半落ち」
石原裕次郎新人賞 オダギリジョー「血と骨」
外国作品賞 「ラストサムライ」
作品賞や監督賞に文句はないけど、中村君が助演だとか、長澤さんがいまさら新人だとか、ナニ言ってんだかって感じもする今日この頃。
石原裕次郎新人賞は「御法度」の松田龍平や「皆月」の北村一輝が話に上がりながらも該当者ナシにされたという日本一ハードルの高い賞なんだけど(でも「ソウル」で長瀬智也くんが取ったりもする)、今回のオダギリ君ならまあいいでしょう。でもやっぱりいまさら新人賞ってのはなあ。あと賞を取るなら「この世の外へ」のほうだと思うけど、、、。
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日本アカデミー賞ノミネート
今年2004年の日本アカデミー賞の各賞ノミネート(優秀賞)が発表になりました。以下の通りです。
作品賞 「隠し剣 鬼の爪」「スウィングガールズ」「世界の中心で、愛をさけぶ」「血と骨」「半落ち」
監督賞 佐々部清「半落ち」 行定 勲「世界の中心で、愛をさけぶ」 矢口史靖「スウィングガールズ」 崔 洋一「血と骨」 山田洋次「隠し剣 鬼の爪」
主演男優賞 哀川翔「ゼブラーマン」 大沢たかお「解夏」 寺尾聰「半落ち」 永瀬正敏「隠し剣 鬼の爪」 役所公司「笑の大学」
主演女優賞 鈴木京香「血と骨」 竹内結子「いま、会いにゆきます」 常盤貴子「赤い月」 深田恭子「下妻物語」 松たか子「隠し剣 鬼の爪」
助演女優賞 オダギリジョー「血と骨」 香川照之「赤い月」 柴田恭兵「半落ち」 森山未來「世界の中心で、愛をさけぶ」 吉岡秀隆「隠し剣 鬼の爪」
助演女優賞 樹木希林「半落ち」 田畑智子「血と骨」 土屋アンナ「下妻物語」 長澤まさみ「世界の中心で、愛をさけぶ」 YOU「誰も知らない」
新人賞 平岡祐太「スウィングガールズ」 森山未來「世界の中心で、愛をさけぶ」 伊東美咲「海猫」 上野樹里「スウィングガールズ」 土屋アンナ「下妻物語」 一青 窈「珈琲時光」(最優秀の選出なし)
太字は私の受賞予想。決して自分の評価ではありません。(笑) たぶんこのノミネートだと「半落ち」が作品賞を軸に多数受賞すると思います。作品賞候補が東宝と松竹が2本ずつで東映が1本だけだし、「半落ち」はいかにも日本アカデミー賞っぽい映画だから。でも監督賞だけは”顔”の重みの差(笑)で山田さんへ。主演女優賞はその呪縛がないから一番日本アカデミーうけしそうな常盤さんへ。
「いま、会いにゆきます」「ハウルの動く城」をほぼ無視した形なのは東宝が「スウィングガールズ」「世界の中心で、愛をさけぶ」に絞った形だからだね。「誰も知らない」が助演女優賞だけっていうのもなんだけど(YOUさんは素晴しかった)、新人賞にも柳楽くんが入ってないのはなぜ?
ところで我ながら凄いと思うのは、ここにタイトルが出ている映画を全部観ていることだあ。こんなの始めて。わりと一般受けする映画が中心だってことかねえ。
発表は来年2月18日。私の予想は当るでしょうか。
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(9)
韓国映画「子猫をお願い」
「TUBE」でも好演していたペ・ドゥナ主演の青春群像ドラマ。高校時代の仲間5人の女の子たちが二十歳を迎える頃に現実に直面してそれぞれ思い悩み成長する。
最初なんか退屈かなあと感じてたら5人のキャラクターが馴染んできたくらいからかな、いつのまにかどんどん面白くなってきて。うん、これはなかなかいいですね。と思っていたら最後のほうでやや失速。(^^;) 結局まあ☆☆☆くらいか。
いいのはストーリーの組立て方と映像の雰囲気、それから出演者達の演技ですね。
それに対してラストのペ・ドゥナ嬢たちの選択などにはいまひとつ共感できず。みんないろんな悩みを抱えていながらも、もっとそれに負けない強さを持とうとするもんじゃないかね。でもまあリアル感としてはあんなものなのかな。
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(1)
試写会に行って困ること
年に数回試写会に行く機会がありますが、あれは本当に善し悪しですよね。
いいところは何よりも“タダ”だということと、あと少しばかり早くに観ることができるということでしょう。先行レイトなどがこれだけ盛んなのを考えると、やはりひとより早く観ることには大きな価値感があるように思います。
しかしそんなメリットを凌駕しうる大きなデメリットがあるのも確かですよね。
まず考えられるのは日時が固定なこと。最近はシネコンの商業主義バリバリのタイムスケジュールのおかげでそうでもないことが多くなりましたが、本来映画は1日中いつでも好きなタイミングで観られるはずで、こちらの都合に鑑賞予定をあわせるのが普通なんですが、試写会はそうはいきません。わりとそのために一日の都合が左右されたりします。
次いで考えられるのは間違いなく混んでいること。空いているのを良いと言ってしまうのは語弊がありますが、それでも両隣りや真前の席は空いていてくれると嬉しいし、また早くに劇場に行って並ばないと希望の席が取れないというのもありますね。それに混んでるとそれだけちょっとしたことでもざわついた感じになっちゃったりもするのも時には気になります。
でもこれらは我慢しましょう。他の人を差置いて試写状を手に入れている場合も多いのですからね。贅沢ですねすみません。(^^;)
ところで試写会に行く人の使命とはなんでしょうか。招待してくれる側から見れば一目瞭然です。その映画の面白さを周りの人達に広く伝え、より多くの観客が足を運ぶように宣伝マンになってくれることを期待されているのです。少なくとも僕はそう解釈して試写会に参加した際はなるべくいいように宣伝して回るようにしています。HPの感想もしかりで、なるべく速かに書くようにしています。それが試写会に参加する者の務めだと思っています。
ところが、この試写会で観た映画がつまらなかった時が一番困るんですよねー。(^^;) 自己ポリシーとして、つまらなかった映画をウソついてまで面白かったと言い回ることはやはりできませんからねえ。かと言って正直な感想をもらす(アップする)のも気がひけるし。
するとどうなるか。多くを語らなくなるんですね。(^^;) 一番多いのは感想を書くのを遅らせて試写会で一足先に観たということを隠すパターンです。上で混んでる映画館に文句言ってるのと矛盾してるかもしれませんが、やはりどんな映画でもヒットしてほしいと思っているので、否定的な感想は(試写会のときは)少し遅らせて書くようにしています。まあお金払って観たときはそこまで気にせずにガンガンけなしちゃうことが多いんだけどね。
ホント、試写会でつまらない映画を観ちゃった時ほど困ることはないですって。
実は先日もそういう映画に試写会で当たっちゃってさ。感想は公開後に書きます。(笑)
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僕のチョン・ジヒョンを紹介します(笑)
でなくてもちろん「僕の彼女を紹介します」なんですが。(^^;)
イェイ、チョン・ジヒョンかわいい!以上。
、、、で終わったとしても何の問題もないくらい、彼女の魅力が大爆発のバリバリのアイドル映画ですね、これは。彼女を魅力的に思えればこの映画にも満足できるでしょうが、彼女に魅力を感じられなければ映画自体もダメかもしれません。そのくらい彼女への依存度の高い映画でしたね。
えっ僕? もちろん上に書いた通り、彼女が可愛かったのでそれで十分です。多くは語りません。←ものがたってるって。(笑) ☆☆☆
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(6)
長澤まさみさんが「タッチ」の南ちゃんに
ドラマの「H2」に続いて、今度は「タッチ」が劇場映画として作られるらしい。しかも主演は長澤まさみちゃんだ! 最初に長澤さん主演で話ありきで、探しついたのがこの「タッチ」だったとのこと。達也と和也は未定。来年秋の公開。
あの26巻もある原作をどこからどこまで切り取って映画にするのか興味津々。アニメ版は3部作になってたけど、今度は1作勝負なのかな。だとしたら前半で和也が死んで後半で達也が甲子園に行く感じかね。
まあいい。私としては題材的にも楽しみだけど、また長澤まさみ主演の映画が観れるということがなによりも楽しみです。嬉しいなあ。
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「クレヨンしんちゃん」新作
まだタイトルしか分かってないんだけど、私が大好きな「クレヨンしんちゃん」新作のタイトルが発表になりました。その名も「クレヨンしんちゃん 伝説を呼ぶブリブリ3分ポッキリ大進撃」(笑)。今度は嵐は呼ばないんかい! 伝説を呼ぶんかい! いやあどんな内容だか全然分からないぞ~。
すっげー楽しみだ。公開は来年4月16日。心して待て。
http://www.shinchan-movie.com/
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第29回報知映画賞
第29回報知映画賞が決定しました。毎年、賞レースの1番手はこの賞です。
作品賞 「誰も知らない」(是枝裕和監督)
監督賞 崔 洋一 「クイール」「血と骨」
主演男優賞 妻夫木聡 「ジョゼと虎と魚たち」「きょうのできごと」「69~sixty-nine~」
主演女優賞 松たか子 「隠し剣 鬼の爪」
助演男優賞 原田芳雄 「美しい夏キリシマ」「父と暮せば」「ニワトリはハダシだ」
助演女優賞 長澤まさみ「世界の中心で、愛をさけぶ」「深呼吸の必要」
新人賞 土屋アンナ「下妻物語」
「誰も知らない」はたしかにいい映画なので文句ナシ。対抗は「血と骨」だったらしいけど、やっぱこっちの方がいいでしょう。
長澤まさみさんは史上最年少での助演賞受賞とのこと。ブルーリボン賞あたりを取るかなと思っていましたが、最初から来ましたね。素晴らしかったもんね。でも主演女優賞と助演女優賞は逆じゃないかね。あれって主演? あれって助演? って感じ。(^^;) 選考過程を見ると長澤さんも主演賞候補になっていたようだけど、まあ名作「深呼吸の必要」での名演があるから助演賞でも不満はナシ。
妻夫木くんは活躍しているねえ。「69」観逃しちゃっているのが残念。原田さんの「父と暮らせば」はもうすぐ静岡にも来るので観たいと思います。土屋さんはインパクトあったもねえ。納得。
しかし読者の投票ランキング。主演男優賞は1位「笑の大学」の稲垣君、2位「ホテルビーナス」の草なぎ君、3位「ハウルの動く城」の木村君だって、、、。(^^;) 人気投票かいっ。
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「ゴーストシャウト」にタイトル変更
ビックリしました。
12月公開の映画「ゴーストネゴシエイター」。ほとんど話題にものぼってなかった映画でしたが、なんかテレビで占い師の細木数子が「タイトルを変更しないとヒットしない。ゴーストシャウトにしろ」と言ったために、本当にタイトルが変わってしまったのだ。
愚行でしょう。そんなことで映画の顔であるタイトルを変えてしまうなんて。製作者としての誇りはないのか。多くの批判を受けるでしょうなあ。
でも僕は同時に英断でもあるとも思います。だってタイトルが変わったからと言って観に行くのを止める人なんてほとんどいないでしょうが、この報道でこの映画を知り、興味を持つ人はたくさんいるでしょう。本当にその新しいタイトルが映画に合ったものなのか自分の目で確めたいと思う人もいるでしょう。
映画はまず観てもらうところからその価値が生まれるんだもんね。作っただけじゃあダメ。いくら出来が良くてもたくさんの人に観てもらえないとね。だからあえて僕はこの愚行を支持します。ヒットを期待していますよ。
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日本映画が凄い
ヤフーに出ている”ぴあ”の週末観客動員数ランキングを見てびっくり。
1位 「ハウルの動く城」
2位 「いま、会いにゆきます」
3位 「コラテラル」
4位 「海猫」
5位 「隠し剣 鬼の爪」
6位 「笑の大学」
7位 「血と骨」
8位 「キャットウーマン」
9位 「2046」
10位 「80デイズ」
1位はまあ当然にしても、7位までで6本が日本映画なのだ。9位もキムタク目当ての観客が多いであろうことも考えると、10本中6.5本までが日本映画だ。近年なかなかあることではないでしょう。
たぶん「ハウル」の公開劇場数を確保し、かつ直接対決を避けるために洋画の大作は意識的に公開時期をずらしていることが主原因だとは思いますが、それでもなかなか気持ちのいいランキングではあります。特に「いま、会いにゆきます」が「コラテラル」の上に行っているのが凄いよね。
私が今のところ観ているのは2、4、5、6、9位の5本ですが、お勧めは「隠し剣 鬼の爪」ですね。これがもっと上位に行くと嬉しい。
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韓国映画「TUBE」
最初のドハデな銃撃戦が全然盛り上がらず、その上なんか不自然なムーディさ漂うスローモーションなんかあって、こりゃあハズレたなあと思って観ていたんですが、それでもメインの地下鉄のシークエンスになってからはそれなりに手に汗にぎる展開になってくれたのでまあまあ楽しめました。ラストも予想できない決着の付け方で好印象。
ちょっと犯人たちの計画とか分りにくかったり、主役ふたりが惹かれ合ったりする課程が唐突だったりするのが残念。まあ☆☆☆ですね。
ところで韓国の地下鉄って何百Kmあるんだ?
なぜかよくフィルモグラフィから外されている(脱いでるから)「プライベートレッスン青い体験」で気に入ったペ・ドゥナちゃんをそれ以来久しぶりに見た。やはりイイのである。いまの韓国ではこの娘とチョン・ジヒョンちゃんが2トップだね。
余談だけど犯人のアンちゃんは日本でリメイクするとしたら間違いなく哀川翔アニキだね。(笑)
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(6)
H2
あだち充原作の「H2」が来年1月から連ドラで始まるらしいですね。主演は山田孝之くん。共演に石原さとみちゃん。
「H2」はあだち充の長編のなかでは僕は一番面白いと思います。「タッチ」や「みゆき」、「ナイン」や「陽あたり良好!」もいいけども、スポコン野球漫画としても恋愛ラブコメディとしてもメチャクチャ面白いです。たしかアニメでも昔やっていたね。
ただ原作は全34巻もあるのだ。2時間の映画じゃないからそれなりの展開は期待できるけど、それでも多少のアレンジと省略は必要でしょう。4人いるはずの主演も2人しかまだ発表されてないってことはかなりこの2人に重点をおいているってことかな。どうアレンジされているのかも楽しみです。
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「いま、会いにゆきます」 大ヒット
映画「いま、会いにゆきます」が大ヒットになっているようですね。先週末の動員ランキングではトムくんの「コラテラル」を抜いての堂々1位とのこと。
私の感想は本家HPに書いたとおりで☆☆☆ですが、基本的には確かに泣けるイイ話だもんね。僕が観たときも結構みんな泣いていました。泣きたい人には素直にオススメです。
なんにしても日本映画びいきとしては、こうして日本映画が大ヒットしてくれるのは喜びです。特に実写だと尚更ですね。(^^)
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オールド・ボーイ
悲惨っつうか凄惨っつうか、世の中いろんな衝撃があるけども、ここまでの衝撃はなかなかお目にかかれないでしょう。些細なことがどんな結果を生み、それがどれだけの感情を呼び起こすこのか。人はここまで物凄いことをやってのけるのか。重すぎます。
観た夜はなかなか寝付けず、いまもちょっと動揺しています。あまりにも見事で破綻もなく、映画の完成度としては☆5個をあげてもいいくらいだと思うけど、あまりにも後味が悪いので☆☆☆☆。
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(2)
2046(鑑賞後)
なんかもっと未来と現在が交錯するような話しかと思ったけど、何のことはなく、ほとんどがトニーの色恋痴話。そのぶん分かりやすく、すんなりストーリーに入っていけるのはよかった。次から次へと色恋沙汰を繰り返すトニーが羨ましい。(笑)
想われる相手は想わず、想う相手はほかの人を想う。なんのことはない。恋はかくも難しいものなのだ、という話。面白くもなく退屈もしない。至ってふつーの評価で☆☆☆。
チャン・ツィイーは久しぶりに普通の(闘わない)女の役だね。ラブシーンが悩ましい。フェイ・ウォンが意外といい感じ。キムタク?ふつー。
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TV「怪奇大家族」
テレビ東京で日曜の深夜にやっている「怪奇大家族」を知っていますか? あの「呪怨」の清水崇が監修している、霊に憑り付かれたある一軒家に引っ越してきた家族を次々と襲う恐怖を描いた、一大エンターテイメントホラーです。これがとにかく凄い! 必見! 真夜中にこれを一人で観てはいけません。恐ろしすぎます!
って、何が恐ろしいかというと、その脱力ぶりです。(^^;) イヤ、皮肉とかけなしているのではなく、こんなですが実はギャグホラーで、次々と繰り出される小ネタの数々に参りました。初回観たときは夜中に一人で爆笑しちゃったよ。あぁ恐ろしやー。
全くナニやってんだよ、清水さんたらー。こんなセンスのある人と思ってなかったよ。是非次回作はこれの劇場版で。絶対観に行くから。(笑)
いま一番気に入っている連ドラです。出演者も高橋一生(@スウィングガールズ&セカチュウ)、室井滋、モロ師岡、藤村俊二に渋谷飛鳥(@デビルマン)と豪華だしね。
私の頭の中では「るるるーるーるるるるー、ららららー、ららら怪奇大家族ぅうーうっ!」ってテーマ曲が渦巻いています。(^^;)
テレ東系観れる人はゼヒ。
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3年B組金八先生 第7シリーズ
僕はこのシリーズが大好きで、毎回必ず全回ビデオに録って観てしまいます。一番はまったのは第4シリーズですが、その後も一定以上の水準ではまり込んでしまっています。それは概ね、魅力的な生徒たちによるものです。
しかし今回、ここまで2回観ましたが、その生徒たちにどうしても愛着が持てません。(^^;) もちろん最初のうちは悪い所ばかり見せておいて、だんだん金八先生が気持ちを変化させていくのだろうと思うのですが、それにしても態度悪過ぎ。四六時中ゲームしている奴とか、いつでも授業中でも拡声器で大声出す奴とか、どんな相手にもタメ口の奴とか、気に入らないからと教室出て行っちゃう奴とか、ホント見ていて腹の立ち通し。ちょっと助走つけ過ぎじゃない?
それにもう半年以上も金八さんが担任指導しているってことになるのに全く直ってない奴らがあと半年で更生して愛すべき存在になるとしたら、それって嘘っぽいよ。やっぱりこの秋から担任に復帰したことにしておくほうが良かったと思うよ。
"やよ"の笑顔だけが救いですな。
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2046(鑑賞前)
まだ観てもいない映画をどうこう言うものなんだけど、まだ観てもいないから好き勝手なことも言える、ってことで。(笑)
だいたいウォン・カーウァイの映画でこれは凄い!って思ったものってないので、今回もほとんど期待していません。「いますぐ抱きしめたい」「恋する惑星」がギリギリ許容範囲なほかは、「欲望の翼」にしても「天使の涙」にしてもアレだし、「ブエノスアイレス」なんか寝ちゃったし、「楽園の瑕」なんか笑っちゃったっし。って結構観てるなあ、オレ。(^^;)
今回の「2046」にしても出てくる映像映像どれを観てもなんかつまらなあそうに見えちゃうものばかり。みんなあんな予告編や宣伝映像で本当にオモシロそうだと思っているのかね。そりゃ出演者は豪華だけど、「楽園の瑕」だってキャストは凄かったもんね。←同時期にほぼ同キャストで作った王晶の「大英雄/射鵰英雄傳之東成西就」のほうがはるかに面白かったぞ。
正直言って期待薄。でもどのくらいつまらないかを見届けたい、って気持ちもあり。(笑) イヤ、もちろん観たらすっげー面白い可能性もあるんだけどね。だから多分観ます。(^^;) その上で再度。
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2本立て
いま東宝邦画系では「感染」と「予言」の2本立てが公開されています。2本立てというのは1本分の料金で2本観れるわけですから観客としてはお得感が高いことは高いですね。
でも僕は最初から2本立てを前提とした公開形態はその映画自身にとってはあまりいいことではないなあと思ってしまいます。できれば1本ずつの映画として世に送り出してあげたいです。
今回の「感染」と「予言」にしても予告編もチラシも共通のもので、ほとんど2本合せて1本の映画のような扱い。シネコンなどでは観る順番まで固定です。完全にこの2本は切り離せないのです。 するとどうしても1本あたりのイメージはありとあらゆる形で薄くなり、安くなるのは避けられませんね。1本だけずつの評価は下しにくくなり、1本あたりの価値は低くなりますよね。だって例えばこの2本立てを1本だけ観て帰ることを考えてみればなんとなく分りません? 普段なら何の気なしに1本に払っている金額が、とてつもなく高く、損した気分になりませんかね。(^^;)
って実は、今日僕がその体験をしちゃったんです。訳あって「感染」だけ観て帰ってきちゃいました。「予言」も観たかったんだけどね。
「感染」はとても面白く、満足度も高くて十分1本だけでいつも通りの金額を払えるであろう映画だったのですが、それでも上のような感覚にも襲われて金額的な満足度には少々違和感も感じてしまったり、そんなことは「感染」という映画自身には何も関係ないわけだからこの映画には悪いことしてるなあとか思ったり。なんか複雑です。(^^;)
だからやっぱり映画は1本ずつ公開してほしいなあと改めて感じる私でした。
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ヴィレッジ
「シックスセンス」「アンブレイカブル」「サイン」と観てきて、僕の中ではシャマラン監督は既に巨匠である。(笑) ←なぜ笑う。失礼な!
でも、いや、マジで。「シックスセンス」は映画史上に燦然と輝く名作だと思うし、他の2本も巷の評価はともかく僕としては充分楽しませてもらえましたよ。おぉぉぉぉぉ、そうきたかぁぁぁぁって感じ。それに正直、物語の進め方に関しては天下一品、間違いなく超一流の演出力だと思うよ。
今回も一旦種明かししたと思わせておいて実はそれも間違いなのかと思わせる、先の見えない展開の巧みさは本当に素晴らしい。『語ってはいけないもの』が姿を現したときは充分怖いし、その正体には説得力がある。僕はこの映画の出来自体は充分満足です。ヒロインのブライス・ダラス・ハワードちゃんの可憐でひたむきな愛すべき姿は美しいしね。
でもまあ、そんなにはのめり込めるストーリーではなかったのも確か。途中で主役交代しちゃうのもなんかよく分からないし。冷静に評価すれば☆☆☆というところでしょうか。
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バイオハザードII と アイ,ロボット
派手な映像が売りで大ヒット中の2本。でも僕には派手な映像だけが見所の映画でした。両者ともに☆☆。
前者。前作「バイオハザード」は特に前半がオモシロ怖く、後半やや息切れ気味ながらも充分楽しめる映画でしたが、今回の続編は主人公の設定自体があまりにも突飛になりすぎていたり、時間や空間の制限を設けているわりにはそれに対する緊張感も薄く、ご都合主義も見え隠れする展開にハラハラもしないのであまり面白くありませんでした。あきらかに続編可能だけど、実現しても観るかどうかは微妙。
後者。映画のクレジットでは「I,ROBOT」だったけど、日本では「i,ROBOT」なのはやっぱマックその他を意識して?(笑)
そもそもロボット3原則を持ち出す意味ってもんがよく分からないでしょ、これじゃ。人間を殺すロボットが出てくる映画なんていくらでもあるんだから、ここに触れるのならもっと深い哲学的な問答に進んでもいいんじゃないかね。まあそれじゃ「マトリックス・リローデッド」みたいになっちゃうか。結局は話に意外性もなく、あぁやっぱりそうなのね、で終わっちゃう。
映像は凄いけど、もうどんな凄い映像が出てきても「どうせCGでしょ?」でおしまい。もうCGだけに頼る映画はやめたほうが、、、。
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インファナル・アフェア 無間序曲
前作があまりにも面白かったので、逆にこの後付け前日談映画は正直それほどは期待していませんでした。
しかしそれは大いなる間違い。信じられないくらい面白い映画でした。悲哀に満ちたスリリングすぎる展開に緊張しっぱなし。泣き叫ぶアンソニー・ウォンの姿にはマジ泣かされてしまいました。凄い。文句なしに☆☆☆☆☆でしょう。
たぶんいま日本中でやってるロードショーの中で一番の出来。前作が少しでも好きなら間違いなく必見です。でも前作観てないとツラいかも…。
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ドラマ版「世界の中心で、愛をさけぶ」
いまはまって観ているTVドラマは「ウォーターボーイズ2」とこの「世界の中心で、愛をさけぶ」。このセカチューが、妙によいのだ。何がよいって、緒形直人ですよ、緒形直人。本当に山田孝之君が17年間悩みながら生きてきたという顔をしているじゃん。アレは見事としか言いようのないキャスティングでしょう。映画版は大沢たかおベースで考えて森山未來君のキャスティングに感心したけど、今回は逆だ。
僕は映画版はあまり評価していないんだけど、それは17年後のサク君(と婚約者の律子)に全く共感できない点。でもドラマ版のサク君には共感しちゃうよ。17年間悩んできたからこそそこにある姿に心動かされちゃう。毎回、現在パートに泣かされてしまうっす。桜井幸子さんの存在もいい。
しかし過去パートになると映画版にはちょっと劣るかなあ。すまん、綾瀬はるか嬢。君はがんばってはいるが、長澤まさみ嬢の素晴らしさにはちょっと及ばない。亜紀の美しさ、強さ、そして悲しさの伝わり方がやはり違うのだ。イヤ、本当にごめんなさい。あとやはり連ドラの宿命として描きこみすぎて冗長な感じなのよね。
ということで過去パートは映画版、現在パートはドラマ版に軍配を上げる私であった。でもってトータルではドラマ版のほうが好き。
今週最終回。と思ったら来週特別編だって。(^^;)
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LOVERS
いやあチャン・ツイィーは可愛いなあ。でもそろそろこういった歴史アクションばかりでなく、現代劇の、例えばオーソドックスなラブストーリーなんかもやってみて欲しいですね。geishaも狸御殿もいいけどさ。今回は背中出しサービスありで嬉しい。(←ってもしかして偽者か?)
しかしそろそろこの手の中国アクションも見慣れてしまったね。「グリーン・ディスティニー」のときの高揚感はどこへやら。確かにアクションは凄いし、CGとの融合も見事だし、なんか笑っちゃうような突飛さも顕在。楽しいんだけど、あのときのドキドキよりは多少落ちるかなあ。
ストーリーの組み立てとかは単純ながらも意外性もあるし、悪くないとは思うんだけどね。しかしラブストーリーとしては泣いちゃうような切なさはなく、その愛によって転がっていく運命の様を受け止められるかどうかかな。まあまあ楽しくは観れました。☆☆☆
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華氏911
いや、すごい。想像をはるかに超えて面白かったです。
僕は政治に興味がないとまでは言わないものの、多少他の方よりも知識や志向がないと思います。アメリカの政情がどんなものかはたぶんよくは知りません。だからここに描かれている膨大な情報をどう咀嚼すればいいのかは正直よく分かりませんが、それでもこれを観ちゃったら、ブッシュ氏と彼を取り巻く官僚たちにいい印象を持てるわけもなく、今の世界状況を鑑みるに次の大統領選にある希望を持たざるを得なくなってしまいますね。
アメリカでは大ヒット。たぶんこれを観る有権者は最大でも数%?に過ぎないとは思いますが、それでも大きな影響を与える可能性はありそうです。
ずいぶん笑いました。しかしその笑いのほとんどは「苦笑」であるところが面白い。「苦笑」でこんなに笑ったのは初めてかもしれません。「苦笑」でこんなに楽しめる映画も珍しいでしょう。
それに加えて終盤の戦争にまつわる描写のエモーショナルなこと。本物の叫びであるだけに正直泣けてしまいました。
笑えて泣ける、超一流のエンターテイメント。メッセージ性の強さも1級品。今年を代表するにふさわしい1本でしょう。十分に☆☆☆☆☆。
ところで誰か小泉バージョンを作ってみないかね。自民党が大敗するようなやつ。(笑)
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サンダーバード
一番残念に思うのは、6号が出てこないこと。(笑)
TVシリーズは観ていたかどうかもほとんど覚えていませんが中学生くらいのときTVで観た「サンダーバード6号」と言う映画版がとても面白かったのをよく覚えてきます。だから僕の中では一番思い入れのあるのは6号。(笑) 出て欲しかったなあ。あとは2号や3号の形が好きでプラモデルとか作ったような覚えがあります。
そんな私なので今回実写映画版を観ても、当時の雰囲気が出ているのかよく分かりません。(^^;) ただマシンが実写っぽく表現された姿がやはり嬉しかったのと、あとは子供たちが活躍するキッズムービーとして単純に面白かったので、この映画はまあまあ好きなほうの☆☆☆です。
ただなんとなく、当時のファンには物足りないかもね、とも思う。兄さんたち活躍しないし。
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リディック
つまらなかったですねー。ヒーローが死なないのは当然としても、それがヒーローの力によるものではなく、相手がわざわざ殺さないからって言うのは、許されるのはせいぜい1回まででしょ。それがこの映画では100回くらい(うそ)続いていくのよね。なんでみんな殺さないんだろ。(^^;)
しかしあの灼熱の惑星の描写は、あれでいいの? 宇宙服じゃないってことは、空気(大気)があるってことだよね? そっ、それなのに光の直射じゃなきゃ(物陰なら)ちょっと暑いくらいでぜんぜん平気っていうのは、間違ってないか? 直射だと人が瞬時に燃えちゃうんでしょ? 大気は温度が上がらないの? 日陰なら平気なのかなあ。ちょっと分からん。大丈夫なものなの?
しかしヒーローも何のために戦っているのかよく分からんし。単に巻き込まれただけって言えば、それまでだけど。
最後の展開もよく分からないよ。み、みんなそれでいいの?忠義は?野望は?どこいっちゃうのーーーーー???? 分からん。
最低ランクの☆ですね。
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あほたれTBS
「変身」と言う新作映画の製作発表で主演の玉木宏くんが映画のオチを口走るというミスを犯したそうな。隣にいた共演の蒼井優ちゃんも思わず苦笑。まあそこまではいいでしょ。微笑ましいエピソードでしょう。
しかしTBS。芸能ニュースでその口走ったオチの内容を字幕でわざわざ強調して放映するという愚挙。最初に読んだネットのニュースではオチの内容は隠してそういうことがあったという報道だけだったのに。バッカじゃないの? 信じられない。TBSは映画を愛していないね。
たぶんこの映画を僕はもう観ないでしょう。これはTBSがバカだから。この映画はおかげで観客を一人逃しましたが、すべてTBSの責任です。本当にアホらしい。
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箪笥
「箪笥」を観ました。怖いか怖くないかで言えば、まあまあ怖い。でもその怖さはいきなり飛び出してくる手やそれに伴うショッキングな音によるものなので、シチュエーションとしては特に怖くはない。それよりもその組み立てが非常に面白いのだ。謎めいた描写がいくつもちりばめられている。途中でふと気づく。あ、もしかしてそういうことか。と思ったらそれだけではなかった。もっと複雑に絡まっていたのだ。凄い。
でも、ふりかえってみて、これってきちんとまとまっているのかどうか、やや不安。トリックは見事だったけど、これちゃんと筋道ついているのかなあ。もう一回観ないと分からん。破綻している可能性もある。
ただしラストシーンは秀逸だ。これをラストにもってくる構成の素晴らしさ。やられました。これも☆☆☆☆ね。
美姉妹の姉に蒼井優。妹はどこかで見たことある気がするけど思い出せない。でも二人並べると前田愛・亜季姉妹を反対にしたような感じ。父親に大杉漣。継母に秋本奈緒美。突然奇声をあげる叔母にはしのえみ。えっ違うの?
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スイミング・プール
「スイミング・プール」観ました。
スリリングな展開とちょっとエロチックな映像、主演の二人の見事な演技もあって、非常に楽しめました。
でもラストはちょっと良く分からなかった。(^^;)
そういうこと、なんだとは思うけど、だとすると途中のあのシーンはどういう意味? って思う部分もあり。
誰かに解説してもらいたい。(笑)
とりあえず☆☆☆☆だけどね。
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マッハ!!!!!!!!
今日「マッハ!!!!!!!!」を観てきました。最高です。(^^)
アクション映画とはこういうのを言うのだ。主演の彼には(若いころの)ジャッキー・チェンと戦わせたい。(笑)
この映画の原題は良く分からないけど、もしこのタイトルが日本オリジナルだとしたら、これをつけた人は相当センスがいいぞ。
とりあえず必見。☆☆☆☆
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