April 2017
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30            

« February 2015 | Main | May 2015 »

2015.03.24

「くちびるに歌を」☆☆☆☆

 柏木ユリは同級生の教師ハルコの産休に伴い故郷の五島列島の母校の中学校に赴任し、合唱部で顧問を務めることになる。醒めてぶっきらぼうな性格のユリは、実は天才ピアニストとして名を馳せていたが、ピアンを弾こうとはしなかった。

 ど真ん中に豪速球バシッみたいな正統派青春ドラマの佳篇。よかったです。

 いかにも訳ありの不機嫌教師の素性を最後までひっぱることなく、中盤以降はシフトチェンジしていくのは僕はいいと思います。歌声には力がある。その力強さを獲得していく過程を前面に押し出して見せるのは迫力もあるし感動もある。
コンサートホールのシーンは好きだなあ。ちょっと泣けるね。

(TOHOシネマズ川崎)


「歓待」☆☆☆

 小林幹夫は東京の下町で妻の夏希、前妻の娘のエリコ、そして出戻りの妹の清子と暮らしながら印刷屋を営んでいた。それは平和な日常であったが、ある時、加川花太郎という男が住み込みで働くことになってから、一家の平和がかき乱されていく。

 普通の家庭にいつの間にか入り込んできて、いろんな形でひっかきまわしていく男の姿には恐怖します。勝手に奥さんも同居させたり、怪しい外国人たちを呼び込んだり。旦那にわざと間違いを起こさせてそれをネタに脅したり。しかしその目的ははっきりせず、何がしたいのかはよく分からない。かなり怖いですよ。
 ただ紹介記事とか見るとユーモアが~とか書いてあったけど、それは感じなかったなあ。ひたすら怖かったです。

 静岡では誰もが歌えるコンコルゲンでお馴染みの古館寛治さんの存在感が凄い。コンコルドッ、人間、略してコンコルゲン、パヤッ。

(TV)

「犬とあなたの物語 いぬのえいが」☆☆☆

 翻訳家の一郎は、小さいころのトラウマで犬が嫌いになっていたが、妻の美里が無理矢理ラブラドールレトリバーのラッキーを勝手に引き取ってしまう。一郎はラッキーと暮らし、少しずつ心を通わせていくが。

 犬にまつわるいくつかのストーリーのオムニバスなんだけど、一番時間をかけるメインになる話が結構悲惨な感じで、正直ツラい。能天気な楽しい話やしみじみいい話もあるけど、このメイン話の印象が強すぎて後味悪いかな。

 幼稚園くらい?の芦田愛菜ちゃんが出てて、こんなちっちゃかったんだなあと驚き。あとモー娘。になる前の飯窪春菜さんが写ってる映画があると聞いていたけど、これでした。

(TV)

2015.03.23

「幕が上がる」☆☆☆☆


 県立富士ケ丘高等学校演劇部部長の高橋さおりは、個性豊かな部員たちと共に高校生活最後の地区大会突破を目標に稽古に励んでいた。そこに新任として現れた吉岡先生が赴任元・学生演劇の女王だと知る。

 面白かった。演劇とかしたことないけど、その厳しさは十分に分かるし、劇中で幾度か登場する他校の強豪の演技の素晴らしさもよく分かる。それらに立ち向かっていく主人公たちの姿はスポーツ根性もののそれに近く、その成長ぶりには心動かされるし、大会のシーンは手に汗握る。
 青春ストーリーとしても秀逸で、仲間たちの絆の描き方も美しい。笑えるシーンや楽しいシーンもあるし、心に残るいい映画でした。静岡県民なら誰でも知っている「さわやか」が出てきたのにほっこり。

しかしハロプロファンとしてはももクロちゃんがこんなよい映画を出してきたのはちょっと悔しいなあ。(^^;)

(TOHOシネマズ川崎)

「サムライフ」☆☆

 長野県で高校教師をしているナガオカは、自分の学校を作ろるという夢のために退職し、まずは資金を集めるためにバーの経営を始める。教え子に自分の破天荒な教師人生を本にするようにと勧められた彼は「脱・教師ダッセン」を出版する。

 主人公がなんで学校を作りたいのかはともかく、どういった学校を作りたいのかは今ひとつよくわからない。何歳くらいのことを集めようとしているのかも分からないし、どんな授業をして、どんな子供を助けたいのかもよくわからない。劇中では本を書いたり講演したり夢を語ったりしているようだけど、それらが観客に向けられるのは最後の演説くらいで、それも理想を語るのみで具体性はない。伝わるのは熱意のみで、それじゃあ子供は預けられないよ。
 まっすぐな主人公は傍観するには面白いけど、周りに人が集まるには説得力はないかも。実話かもしれないけど、話もうまくいきすぎ。あと2度も同じような挫折を描くはどうかね。

(109シネマズ川崎)



「友子の場合」☆☆☆☆

 高校生の友子は友人たちと温泉旅行に行くはずだったが、途中で駅弁を買うために電車を降りた際に電車に乗り遅れてしまい、一人はぐれてしまう。友子は彼らにに追いつくべく奮闘するが、様々な困難が立ちはだかる。

 もう20年近く前になると思いますが、この映画は僕が初めて観たビデオ撮影映画だと思います。テレビモニターを撮影し直したような走査線がスクリーンにはっきりと写し出されてビックリした覚えがあります。衝撃的でした。
 でもってこの映画は本広監督のデビュー作でもあり、ともさかりえさんのハイテンション大暴走演技が全開のメチャクチャ面白い、ジェットコースタームービーでもあります。今回観直してみてもやっぱり抱腹絶倒だよ。

 こういった置き去りドラマはケータイ電話があれば起きないであろうシチュエーションなので、もはやこれは現代劇ではないんだなあとしみじみ。でも友だちも待ってやれよ(笑)

(TV)

2015.03.17

「さいはてにて やさしい香りと待ちながら」☆☆☆☆

 吉田岬は幼少時に別れた父親との再会を願って故郷である能登へと帰ってばい煎コーヒー店を開くことにする。ひょんなことから隣人の子供達と交流を持つようになるが、彼らのキャバクラ嬢として働く母親の絵里子は快く思っていなかった。

 終わってみれば優しい映画でした。
 序盤の佐々木希さんの態度は気にいらなさすぎるし、それが後半ガラッと丸くなっちゃうのには違和感もあるね。あの彼女にあの環境で育てられている子供達がまっすぐに育たないのは当然のこと。それを永作さんが大きな愛情に満ちた笑顔で受け止める姿には癒されまくりで、つらい出来事があっても強く明るく生きていくことの大切さも伝わるね。
 あのコーヒー屋がそんなに儲かっているのはちょっと不思議。そんなものかね。

(チネチッタ川崎)


「Make the Last Wish」☆☆☆

 2008年夏、アヴリル・ラヴィーンの来日公演で「妹分」を日本でデビューさせるためのオーディションが開催される。オーディションで女の子達が勝ち進んでいく中、参加者の一人ミナミは異彩を放っていた。彼女にはある目的があった。

 スカパーで放映された、権利関係でお蔵入りになりかけた幻の映画とのこと。

 アヴリル・ラヴィーンの日本公演のオープニングアクトを選出する体のフェイクドキィメンタリーかと思ったら、実際にそのオーディションが開催されていたらしく、満島ひかりさんもそのオーディションにこの映画の役名で参加していただらしい。もし受かったら満島さんがアクトしたとのこと。どこまでガチだったのかはわからないけど、それで合格していたらその後の彼女にどんな展開が起きていたんだろう。
 満島さんの役柄はギラギラしていて鬱陶しいのだけど、その歌唱パフォーマンスは見ていて面白みがあるし、オーディションで勝ち進んでいくことにさほど違和感はない。それに並行して描かれる裏ストーリーは虚実混ざったようなファンタジックなもので、その融合も興味深い。
 悪くはない。でも満島さんが本当に鬱陶しくて、好きかということ、そんなでもないというのが本当のとこだけどね。

(TV)

2015.03.16

「味園ユニバース」☆☆☆

 大阪のとある広場で行われていたイベントに記憶を失った若い男が舞台に乱入し歌を披露する。その歌声に興味を抱いたバンドとマネージャーのカスミは「ポチ男」とあだ名を付け、行き場のない彼をカスミのスタジオに住まわせることにする。

 二階堂ふみさんが出ているというだけで、その映画を観る気になる。「日々ロック」もこれも彼女が出てなかったら観てなかったかも。いま一番観客(っていうか、僕)を呼べる女優さんでは。
 驚いたのは渋谷すばるさんの歌声の素晴らしさ。この設定に充分な説得力がある。あと謎の(失礼)音楽集団"赤犬"。なんだあのエンターテイメント性の高さは! 惚れる!

 面白かったけど、最後のほうがいまひとつ分からなかったなあ。あのポチ男を取り囲んだ集団はなんだったの? そしてあのあとどうなるって思えばいいのかね。

(TOHOシネマズ川崎)

「禁忌」☆☆

 女子高の教師サラは、父親の充が負傷したとの知らせを受け、入院先の病院で久しぶりに再会する。父の身の回りの物を取りに家へ行くと、そこには少年が充によって閉じ込められていた。サラはその少年、望人をかくまうことになる。

 うーん、なんかつまらなかった。他人の都合も気持ちも一切考えないヒロインはイライラするし、彼女にからむ二人の男たちも理解できない。最後もうえって感じ。
 プロデューサーでもあり主演でエロいシーンもこなした杉野希妃さんは尊敬に値するほどの熱のいれ方だとは思うけど、この志向は僕の求めるものとはちょっと違う。

(横浜ジャック&ベティ)

「ゴジラ ミニラ ガバラ オール怪獣大進撃」☆☆☆

 ガキ大将のガバラにイジメられている少年・一郎は、怪獣たちが集う怪獣ランドに行くことを妄想していた。彼のお気に入りは、ゴジラの息子ミニラで、夢の中で彼らは仲良しだった。ところがその夢の中にガバラのような怪獣が現れる。

 ゴジラ映画も手を変え品を変え、いろんな技を使っていたんですね。この映画ではゴジラも他の怪獣も一切出現しません。ビックリですよ。現れるゴジラやミニラは全て主人公の少年の想像の中。だもんで少年サイズのミニラが少年と日本語で会話したり、ガバラと戦うために巨大化したりします。そもそもガバラはいじめっこのあだ名だし、実際の世界でピンチになった少年が想像の世界で勇気を得て、ピンチを切り抜ける展開。ある意味斬新だし、とても新鮮でした。面白いなあ。

 実はこれが観ないで残っていた最後のゴジラ映画。これで一通り観ることができました。このあとのも1つずつ観ていくつもりだけど、以後は数十年ぶりの再鑑賞です。

(TV)

2015.03.15

「悼む人」☆☆☆☆

 不慮の死を遂げた死者の追悼を目的に、全国の旅を続けている坂築静人。雑誌記者の蒔野は、そんな彼の行動の真意を暴くべく静人に近づく。一方、殺した夫の亡霊につきまとわれる奈義倖世は、静人と出会い彼の旅に同行する。

 劇中で様々な人の口から何度も発せられる通りで、主人公の行動はやはり理解できず、その意味も最後までよく分からない。石田ゆり子さんが何故その旅に着いていくのかも、はっきりとは分からない。
 でも二人の姿を追い続けていくと、彼ら自身には確固とした意味があるのは分かる。なんでそんなことを?と否定する前にその姿勢だけは認めざるを得ない。そうせざるをえないという気持ちも伝わってくる。真似は絶対にできないけどね。
 彼を取り巻く人々の姿はみんな心を打つね。特に母親の姿には涙するね。

 その母親の大竹しのぶさんは助演賞クラスの名演技だし、椎名桔平さん、井浦新さん、石田ゆり子さん、そして高良健吾さんもみな凄い演技でした。

(109シネマズ川崎)


「娚の一生」☆☆☆☆

 堂薗つぐみは祖母が亡くなった後に東京から田舎の一軒家に引っ越してくる。そこへ彼女の祖母を慕っていたという大学教授の海江田醇が現れ、強引に離れに住み込むようになる。

 初老男子と若き女子のラブストーリー。いやあ力出ちゃうなあ。トヨエツの「恋なので仕方ありません」。共感しまくりだね。
 最初に出てくるつぐみの祖母がなぜかメチャクチャ若くて祖母には全く見えないのは狙いなのかね。遺影でも若いし。
 しかしポスターにもなってる足を舐めるシーンはちょっと唐突。舐めないって!

 でも面白かったです。

(109シネマズ川崎)

「映画 深夜食堂」☆☆☆

 繁華街の路地裏で深夜だけ営業している深夜食堂。そこに誰かが骨つぼを置き忘れていく。さまざまな憶測が飛び交うが持ち主は現れない。そんなある時、家無しのみちるが無銭飲食したのが縁となって住み込みで働くことになる。

 相変わらずテレビ版は観たことがないのですが、原作マンガは一時期よく読んでいました。小林薫さんはとても雰囲気に合っていますね。
 一話完結の原作通り、いくつかのエピソードの積み重ねではあるなか、メインエピソードである多部ちゃんの話が定番っぽいストーリーでもありながら、それでも一番面白く観れました。「バタアシ金魚」以来?の高岡早紀さんと筒井道隆さんの共演がなかったのは残念!

 しかし遺骨を置いていくのは迷惑だなあ。最後の田中裕子さんが全部かっさらっていった感ハンパなし。

(チネチッタ川崎)

« February 2015 | Main | May 2015 »

広告

  • amazon

ツイッター

  • ツイッター
無料ブログはココログ

ブログパーツ

  • mixi