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2014.11.28

「神さまの言うとおり」☆☆☆☆

 高畑瞬らが通う高校のクラスに突如謎のダルマが出現し、命を懸けただるまさんがころんだのゲームが始められる。なんとかそのゲームをクリアした彼は幼なじみのいちからと共に、休む間もなく第2のゲームへ参加させられる。

 この大バカな映画をよくぞ企画し、よくぞ完成させてよくぞ公開してくれたものですね。信じられないくらいの暴走ぶり。何考えてるんだよ。もちろん僕は好きだけど。
 何の前触れも何の説明も無くいきなり始まる死のゲーム。染谷くんが言うようにまずはこのヤバい状況を切り抜けてから理由を考えよう。しかしみんな理由を考えることも無くどんどん死んで行く。このゲームにどんな意味があるのか、ないのか。観客も考えることができないまま進みます。
 そのゲーム内容のしょうもなさと容赦のなさ。そして解決法もやっぱりしょうもない。そのしょうもなさが逆に不条理さを際立てていいんじゃない。

 中盤で出て来た準ヒロイン的なポジションの子が石原さとみさんを若くしたような感じで超絶的にかわいく、誰だろうと思っていたら「あまちゃん」に出ていた優希美青さんでした。よしよし、いい方向に成長しているね。

(TOHOシネマズ川崎)

「福福荘の福ちゃん」☆☆☆☆


 アパート「福福荘」に暮らす福ちゃんこと福田辰男は仕事はまじめにこなす気のいい30男だが、女性は苦手で恋愛には二の足を踏んでしまう日々。そんな福ちゃんのもとに中学時代に好きだった千穂がおよそ20年ぶりに訪ねてくる。彼女はカメラマンになるため修業中で、福ちゃんの写真を撮りたいという。

 心優しき福ちゃんの笑顔を見ているだけでもう幸せ。何から何までうまく行っているわけでもなく、自分に自信が無く何度も何度も悲しい顔も見せるし、人生にあまり期待もせずに生きている様子も見せるけど、それでもあんなに優しくなれる生き方は、やっぱり素晴らしいと思います。千穂が言うように、本当にいい顔していました。
 大きな事件が有るような無いようなまま淡々と進んで行くけども、充分心地よく楽しめるいい映画でしたね。観てよかったです。

(109シネマズ川崎)

2014.11.26

「トワイライト ささらさや」☆☆☆☆

 結婚をして一人息子にも恵まれた幸せな日々を送っていたサヤだったが、ある日突然の事故で夫ユウタロウを亡くしてしまう。ユウタロウの葬式に現れた彼の父親は、一人息子を預かると言う。サヤは遠縁の今は使われていない家のある町、さららに逃げるように移り住む。

 頼りなげな奥さんと幼い息子が心配で心配で心配で、もひとつ心配でしょうがない旦那が死んでも死に切れずに他人の体を借りて登場するというのはありそうな無さそうな話ではありますが、その旦那の気持ちはやっぱりよく分かっちゃうし、それがいくつかの制限があっていつでもどこでもいくらでも出て来れるわけではないとなるとその登場のタイミングなども考えねばならないので大変ねとか、同情しちゃう。(笑)
 明らかに悪役然としていた人が実はそうでもなかったり、登場の仕方が妙に怪しかったヤツが実はいいヤツだったり、厳しいことを言ってくる町の人がやっぱり実はいい人だったり、っていい人だらけじゃん。幸せな映画だねえ。
 頼りなげだった奥さんも立派に成長してちゃんと母親になる。うん、なかなかよかったよ。

 一見ミニチュアかと思わせる風景のロングショットがかなり好き。

(TOHOシネマズ川崎)


「0.5ミリ」☆☆☆☆

 介護ヘルパーの山岸サワはある日派遣先の家族から「冥土の土産におじいちゃんと一緒に一晩寝てほしい」との依頼を受ける。その晩、サワはあるトラブルに巻き込まれ、仕事はクビ、住む家もなけなしのお金も全て失ってしまう。途方にくれたサワは訳ありの老人を見つけては押しかけ介護ヘルパーとして生きていくことにする。

 3時間17分。かなり長い。でも体感時間はそこまで長くなかったです。やや長いかなくらいにしか感じない、2時間半くらいの感じかな。それはやっぱり面白かったからでしょう。最後もやや唐突に感じるほどで、まだ物足りないくらい。
 バイタリティ溢れる安藤サクラさんがやはり素晴らしく、そのたくましくも優しい振る舞いを見ているだけでもどんどん惹き込まれてしまう。それに加えて彼女を最初はいぶかしがみながらもだんだんにそのペースに巻き込まれて、いつしか受け入れてしまう面々のやはり魅力的なこと。スケベな親父に限らずともみんなやっぱり寂しいんだなと思うし、誰かを受け入れたいと実は思っているのでしょう。ただそれがすべていい方に進んで行くばかりではないことも当然のことで、現実をリアルに切り取っているような展開もまた素晴らしい。
 こいつがここでこういうかたちで再登場するかというような驚きもありました。めちゃくちゃよかったです。

(有楽町スバル座)


2014.11.25

「クローバー」☆☆☆☆

 ホテル勤務のOL鈴木沙耶は仕事に奮闘するがミスを繰り返してエリート主任である上司の柘植暁から日々叱られていた。そんなある日、沙耶は柘植から呼び出され突然交際の申し込みを受ける。困惑する沙耶だったが、いつしか柘植のことが気になり始める。

  話の構造はツンデレ男子とちょっとドジ系の一所懸命女子の他愛のないオフィスラブ。しかしこれが意外なほど良かった。ちょっと感動しちゃったよ。ついでにキュンとしちゃったよ。(笑)

 普段は恋愛には興味がまったく無さそうな柘植くんが、実は沙耶のことが好きで好きでたまらない様子が随所にこぼれ出てくるのがよい。素直になれずに苦しむところも切ないねえ。沙耶がストレートに思いをぶつけるタイプなだけに、柘植くんの想いのこぼれ方が妙に嬉しいね。ドライヤーのシーンとか、遊園地や、プレゼントやストールとか、みんないいじゃん。
 クライマックスのパーティでのシチュエーションと、あとエンドロールの後ろで流れる映像が最高です。キュンキュンしますね。(爆)

 実は「るろうに剣心」以来、最近は武井咲がお気入りでテレビドラマとか観ちゃうんだけど、こういうコメディタッチで明るい役がよく似合いますね。「愛と誠」を観直そうかな。

(109シネマズ川崎)


「小野寺の弟・小野寺の姉」☆☆☆☆

 両親を亡くしてから、2人で一つ屋根の下で暮らしている、40歳の小野寺より子と33歳の進の姉弟。ある日一通の郵便が誤配達されてくる。より子はそれを直接届けに行こうと進を誘い出す。その郵便は絵本作家の薫宛のものだった。

 しまった!山本美月さんはトンコさん(@アオイホノオ)にしか見えなくなってる。(^^;)

 面白かったです。お互いを思いあう人がいるってのはやはりシアワセなことではありますね。きっとあの姉弟はずっと幸せだったんでしょうね。その幸せが今後もずっと続くことを祈るばかり。40歳の姉と33歳の弟の関係があれでいいのかどうかはともかく。
 ただやっぱり言うべきことは言わないとダメなんだよなあ。言わないがためにこれだけのことがオモワナイ方向に転がっていくのだ。しかしその、大切なことを言うことの難しさ。それが簡単にできる人はなかなかいないでしょうね。

 病院で姉ちゃんが昔の同級生に見栄を張るシーンが面白くてかつ切なかった。

(109シネマズ川崎)


2014.11.16

「滝を見にいく」☆☆☆☆

 7人の中年女性たちは温泉付き紅葉ツアーに参加し、それぞれが山道の散策を楽しんでいたが、彼女たちを案内していたはずの新人ツアーガイドが道を探しに行ったっきり帰って来ない。携帯もつながらず、宿泊できる施設もない中、7人は山中に置き去りにされてしまう。

 7人のおばちゃんたちが滝を見にいく途中で道に迷って一夜を過ごす。それだけなのに、こんなに面白いなんて! やっぱり沖田修一はスゴい! と言うのと共に、おばちゃんたち一人一人のなんて魅力的なこと! まったくと言っていいほどの無名素人の方々ですが、ヨガを教えるおばちゃんも、蛇をつかんで喜ぶおばちゃんも、写真を撮りまくるおばちゃんも、ただひとり心情を吐露するおばちゃんもみんな魅力的。いやもう楽しくてしょうがない。
 特に生きる死ぬのサバイバル化するようなこともなく、ただただ時間が過ぎるのを待ちながら行動する彼女らに完全にやられました。素晴らしい。

(TOHOシネマズ六本木・TIFF)


「花宵道中」☆☆☆

 江戸時代末期の新吉原に暮らす人気女郎の朝霧は、遊郭から離れることができる年季明けを近く迎えようとしていた。ある日彼女は半次郎という青年に出会い恋に落ちる。花魁という身分ゆえにかなわぬ恋と諦めるが、二人は思わぬ場所で再会する。

 安達祐実さんはあまりにも子供の頃の印象が強すぎるので、例えば20歳頃に水着グラビアとかやってたのを見たときもいろんな意味でドキドキしたし、ましてやこうして30歳を越えてヌードで濡れ場など演じられた日には、もうパニックでどうしていいのやら。(笑) しかもここだけの話、結構見映えがいいのよ。(爆)
 ただそんな彼女の花魁は、従来の彼女のイメージと共に、僕らが持っている花魁のイメージも一緒に壊してくれるほどのインパクトもありました。強い意志と迫力も合わせ持ちながら、あの可憐さを維持するのはスゴい!
 それにしても子供の頃から身体を売ることで生きてきた花魁の初めての恋があんなことになってしまうのは切ないねえ。ポスターになっているシーンはとてもキレイ(だけど、意味は今ひとつ)。

(TOHOシネマズ六本木・TIFF)

「starting over」☆☆

 19歳の奈々は高校の同級生の真凛と愛し合っていたが、病を抱える母親との関係に悩んでおり、金を稼ぐために怪しげな仕事にも手を染めていた。奈々は人生に悩み苦しむ日々を送る。

 よくありがちな、実は自分が思い込んでいるだけなのにすべて他人のせいにする少女の物語。そのイライラは全部自分のせいなのにね。見ててこっちがイライラする。
 それに加えてやっぱりよくありがちな、女の子どうしのラブストーリーもからまっているのだけど、家庭の事情と彼女との恋愛がどうもリンクしないんだよね。彼女との恋愛がうまくいけばオールオッケーなのか、家庭の事情が解消されればいいのか。単に支えあってるということなのかな。僕向きではない映画でしたね。

 主人公とその彼女を演じた二人(秋月三佳さん、遠藤新菜さん)はどちらも魅力的で他でも見てみたいと思いました。

(TOHOシネマズ六本木・TIFF)

「紙の月」☆☆☆

 銀行の契約社員として働く梅澤梨花は仕事への取り組みや周囲への気配りが評価され、上司や顧客から信頼されていたが、ある日出会った大学生の光太と不倫関係に陥ってしまう。光太が借金を抱えていると知った彼顧客の預金に手を付けてしまう。

 宮沢りえさんは素晴らしい。エロいシーンも見事にこなし、少しずつ坂を転げ落ちていく女を見事に演じていて、東京国際映画祭主演女優賞も納得ではあります。
 ただいかんせん、話がつまらないんだよなあ。子供の頃のエピソードとか転落しはじめてからの行動力とかも鑑みると、普通の女がどうやって転落したのかっていうよりは、素養のあった女がなるべくしてなったという印象しかないですよね。絶対に普通の主婦じゃないし。

 小林聡美さんが見事な存在感でめちゃくちゃ印象的でした。

(TOHOシネマズ六本木・TIFF)


2014.11.11

 「幻肢」☆☆

 医学生の雅人はドライブ中に事故に遭遇し、意識は戻ったものの記憶障害をおこしてしまう。事故の際、恋人の遥と同乗していたと聞かされるが、全く記憶がない。雅人は自身が研究課題としていた精神科の先進治療、TMS治療を受けることにする。
 
 つまらなかったです。秘密をぼやかすならもっとうまくやってほしい。明らかに怪しい友人や、どう考えても他のシーンとは異なるあの人の登場の仕方など見ていると、しかけの存在がプンプンしている。でもってそのしかけが結構あっさりと推察できるものであるだけに、なんの驚きもなかったです。
 そもそもあの現象は「幻肢」っていうのと違う気がするなあ。事故の後遺症による「幻視」じゃないのかね。そのきっかけにヘンな治療を施しているだけで。あまり説得力無かったですよ。
 
(新宿K’s Cinema)
 

 「THE NEXT GENERATION パトレイバー/第5章」☆☆☆

 在日中のロシア高官が何者かに狙撃され、新たに赴任する後任者に対し特車二課のカーシャが特別警護に任命される。赤いゴルゴと呼ばれるその狙撃者はカーシャのかつての指導者であった。(EP.8)。基地のある埋立地の地下でかつて捕獲された白ワニがワニ園で時価20億の真珠を産んだ。2匹目のどじょうをねらい地下道探索に行った整備班が行方不明になり、特車二課が捜索に向かうことになる。(EP.9)。
 
 これまでにない雰囲気のハードボイルドと、これまで最大のはっちゃけぶりの二本立て。どちらも面白かったです。特に2本目の地下道の話はここまでやるかと言う展開と描写で驚きましたよ。人間欲望の前には仲間だって売るのだ。(笑) ちょっとしたことでパニックになって他の人すべてに迷惑をかける人って、実際本当にいそう。あれは大迷惑だよなあ。
 それにしてもこれまでにもあったようにあきらかにありえない生き物が出てくることもあるし、作り手も相当遊んでいるね。そうそう、前回位に(やっと)気がついたのだけど、この映画に原作者のゆうきまさみさんの名前は一切クレジットされてないんだよね! なんでなんでしょうか。
 
(109シネマズMM)

2014.11.10

「まほろ駅前狂騒曲」☆☆☆

 まほろ市で便利屋を営む多田啓介と行天春彦のもとに、女の子をしばらく預かって欲しいという依頼が来る。子供が苦手な行天は反対するが、多田は無理矢理彼女を預かることにする。そんな中、まほろの裏世界で動く星から「家庭と健康食品協会」の調査を依頼される。

 前作、テレビ版と見続けてきているので、あの二人が活躍するところを見ているだけで十分面白いけど、これだけ見てみるとさほど面白くない印象。
 子供が苦手でしかも因縁深い境遇の女の子に向き合うことになった行天が、どれだけのものを乗り越えたのかはちょっと説明不足ではないかな。いつの間にか乗り越えちゃったようなスピード感だったな。子供の頃のエピソードやバスジャックなど、ちょっと詰め込み過ぎにも思えました。今後も続きを観たいね。

(シネシティザート)
 

「地球防衛未亡人」☆☆☆

 宇宙怪獣ベムラスが日本に上陸した。地球防衛軍JAPのエースパイロットであるダンは、かつて婚約者をベムラスによって殺害されていた。そのリベンジを果たそうとするダンだったが、なぜかベムラスに攻撃を加えるたびに全身に快感を感じるようになっていた。

 アメリカの大統領がノッチさんだったり、日本の総理大臣がニュースペーパーの人のものまねだったりしておかしい。以前観た「日本以外全部沈没」のテイスト全開の河崎監督の会心作ですね。
 この発想はやっぱり壇蜜=ダンってところから始まっているのかね。しかもモロボシ・ダンとの共演とか、河崎監督しかできないことでしょうね。相変わらずのバカバカしい発想を大真面目取り組む姿勢が大好きです。でも未亡人じゃないじゃーん。ってのはねらい?
 フツー考えたら主人公が変身するっしょ。しかし彼女はなかなか変身しない。と思ったら意外な形でヒーローが出てくるのに笑った。

 ただ気になるのは壇蜜さんの演技。「甘い鞭」のときはもっと上手だったのに。SFじゃだめか、SMじゃなきゃ、か。(^^;)

(TV)

2014.11.09

「ぶどうのなみだ」☆☆

 北海道の空知に暮らすアオは父親が遺した土地でワインを作っていたが、なかなか思い通りのものができず悪戦苦闘していた。ある日キャンピングカーに乗って旅をしているエリカという女性が現れ、アオのぶどう畑の隣でなぜか穴を掘り始める。

 大泉洋さんは普段はあんな感じだけど、シリアスな役もきちんとできる。つらい過去の記憶から笑うことのない生活を送っている姿も少しも違和感がないね。素晴らしい。
 ワインとか飲まないのでどうやって作るのかとか、どういう葡萄がワインになるのかとか全く分からないけど、きっと凄まじい努力が必要なんでしょうね。その結果できたものが美味しくなくたっていいじゃないって世界でもないだろうし。

 しかし申し訳ないけど、全然印象に残らない映画だったですよ。人生はやり直せる。恋は実るときは実り、それはすばらしい。ごめん、そのくらい。

(109シネマズ川崎)

 

「ふしぎな岬の物語」☆☆☆

 岬の突端にある、皆から愛される店主の柏木悦子が営む「岬カフェ」には里の住人たちが集まってくる。店の隣に住む悦子のおいの浩司は、何でも屋を営みながら悦子を献身的に見守っていた。ある日音信不通だったみどりが数年ぶりに帰郷する。

 えっと、今回は吉永さんはおいくつの役ですか? まあそこそこ実年齢に近い役みたいだけど、いつまでもトシとらないね。
 それにしても誰も彼もがみんな吉永さんが大好き。一人も悪く言う人はいない。みんながみんな吉永さんを褒め称え、みんながみんな吉永さんを頼ってる。
 たしかに吉永さんは聖人君子ですべての人に愛情をそそぐもんだからそれにみあった愛情をかき集めているのだけど、 正直ちょっとだけ気持ち悪いくらいですよ。泥棒さんのエピソードとか、特に。

 不思議なエッセンスも交えたお話自体はつまらなくはないけども、心から楽しむほどではなかったかな。
 
(川崎チネチッタ)


2014.11.08

「女の穴」☆☆☆

 高校教師の福田に対し、生徒の幸子は自分は宇宙人であり、使命のために子供を一緒に作ってくれと持ちかける。その一方、小鳩は憧れていた教師の村田が教室で自慰行為をしているところを見てしまう。

 2話オムニバスで最後にちょっとだけ交わる構成。ひとつ目は謎が多くて不可思議な話で、ふたつ目はこの先どうなるんだろうとハラハラする展開。どちらも楽しめました。
 自分が宇宙人だと言い張ってる少女は本当に宇宙人なのか。一切まばたきをしないのが印象的で、その言動も常識から乖離していてどっちなのか最後まで分からない。そんな彼女が先生福田とのつきあいの中で変わっていく様子はオーソドックスながら面白かったです。
 片想いをしていた教師村田の秘密を知ってしまったのをきっかけにその教師に対して愛情の裏返しとも言える行動にでる少女はものすごい迫力でした。村田のキャラクターとその行動も強烈でしたね。

(DVD)

「戦争と一人の女」☆☆

 戦争の最中、作家は酒場で働く女と一緒に住むことを決めたが、幼少時代に遊郭に売り飛ばされた彼女は体を重ねても喜びを感じられなくなっていた。一方、戦いで片腕をなくして妻の元に戻った男は、まともな性行為ができなくなっていた。

 戦争帰りで正気を失い犯罪を繰り返す男の話と、契約を取り交わすがごとく作家と一緒に住み始めた酒場の女の話が接点なく交錯していき、最後に融合する展開。いつどんな形で二人が出会うのかとドキドキさせられましたが、全体的な流れとしてはあまり面白くありませんでした。
 戦争は様々な形で人々の生活を蝕んでいく。こうして犯罪者に走っていく戦地帰りの人もたくさんいたんでしょうね。こう言った形の反戦映画もあるんだなあというところ。
 
(DVD)
 

2014.11.06

「小川町セレナーデ」☆☆☆

 真奈美は若い頃、友人でおかまダンサーのエンジェルと酔った勢いで一夜を過ごして娘の小夜子を授かり、以来シングルマザーとして「スナック小夜子」を営みながら娘を育てていた。やがて成長した小夜子は経営に苦しむ母の店を救うべく、父とは知らずにエンジェルに助けを求める。

 主人公の娘の成長過程を子供の頃からじっくり描いていくのはちょっと長かった気がするけど、大人になって母親の店を立て直すために自ら身体を張って?いくところは面白かったです。あんな発想はなかなか出ないね。オカマに惚れちゃったかと悩む男が可笑しかった。

 子供のいるゲイって実は珍しくないらしいのでこういう設定もう十分ありえるかな。酔った勢いで女とやっちゃうかどうかはわからないけど。僕らが酔った勢いで男とやっちゃうようなもの?(^^;)
 安田顕さんのオカマ役があまりにもはまりすぎてて恐ろしいくらいで、ホンモノにしか見えないですよ。ただ彼がどういう人生を送ってきたのかはちょっと分からなかったかな。

(川崎チネチッタ)
 

「太陽の座る場所」☆☆

 高校時代に仲間内の中心人物だった響子はいまは地元の地方局でDJやキャスターとして過ごしている。その仲間のひとりだった同級生の今日子はいまは女優としてブレイクしていた。高校卒業後10年目のクラス会が開かれるが、響子は乗り気ではなかった。

 ちょっと説明不足ではないですかね。高校時代に何があったのかはなんとなく分からないでもないけど、それがどうしてああ言った状態を引き起こすほどの出来事と言う位置づけになったのかはよく分かりませんでした。
 現代の響子と過去の響子は全くと言っていいほど重ならない。それほどインパクトのある出来事が 過去と現代の間になったのだろうとは分かるのだけど、あれがそれ?と言う思いは拭えず。ついでに言えば今日子の昔と今もつながりにくいな。

 面白かったのは主人公ふたりよりも、三浦貴大さんと森カンナさんのほうの今の姿でした。

(TOHOシネマズ川崎)
 

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