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2014.08.26

「水の声を聞く」☆☆☆

 在日韓国人のミンジョンは特別な能力もないが、新興宗教の巫女として悩める人たちにを救済する役割を演じていた。最初は気楽に始めた仕事だったが、信者が増えていき、辞めるに辞められなくなっていく。

 思い出されるのは20年以上前に観た「教祖誕生」。教祖に祭り上げられた男がその立場によって変わっていく映画でした。この映画も同じように最初は何の気なしに遊び半分で初めたエセ教祖がその立場に坐することよってその思いを変えていく様子が映し出されていきます。その立場にいることに悩んで逃げ出そうとする一面と、その立場を理解しようとして本当の教祖になろうとする一面を両方併せ持った彼女の姿は一見矛盾するように見えて、実は結構リアルなのかもしれない。人ってそんなものだよね。
 心に残るのは主人公自身よりも、彼女にその悩みを打ち明けていく人々の想い。特に義理の兄との関係を告白する彼女の話は衝撃的でした。また彼女の周りでビジネス的に宗教を運営していく人々も空恐ろしい。主人公がいなくなったときに取る行動とかスゴイよね。しかし父ちゃん、情けなさすぎでしょ。

 試写会で観させてもらい(今週末8/30公開)、ロビーで山本監督にもお会いしました。「聴かれた女」が大好きだとお伝えしておきました。(笑)

(オーディトリウム渋谷)

「三大怪獣 地球最大の決戦」☆☆☆


 金星人を名乗る謎の女性が地球の危機を予言し騒然となる。それと時を同じくして、かつて金星の文明を滅ぼした宇宙怪獣キングギドラが現れる。日本に来ていたインファント島の小美人はモスラを呼び寄せ、ラドン、ゴジラとの連合によるキングギドラとの戦闘を提案する。

 三大怪獣と言いながら、出現するのは四大怪獣。なぜ? 敵のキングギドラが数に入ってないのかな。

 1,2作目のころのシリアス感はどこへやら。もうすっかりホンワカムードのゴジラ5作目。金星人が地球にやってくるとか、そのかっこがおじさんルックだとか、モスラの小美人たちがテレビ番組出演のために訪日するとか、それだけで笑っちゃう。キングギドラに対抗するためにモスラがゴジラとラドンを説得するも、ゴジラたちが「俺たちには関係ない」(小美人が通訳!)と一旦は拒否するくだりとか、もう何が何だか。(笑) 異国のお姫様と新聞記者にはちょっと「ローマの休日」も混ざっているみたいだし。まあ楽しいですけどね。
 初登場のキングギドラのキャラクターは何十年たったいまでもインパクトが強いですね。本当にかっこいい。あのデザインを考えた人は国民栄誉賞ものですよ。

 観てないつもりだったのですが、場面場面で覚えがあり、どうも観ていたようです。何十年ぶりの再見なのやらそこは記憶なし。

(TV)

2014.08.21

「しもつかれガール」☆☆☆

 雑誌記者の里江は電車を寝過ごし、気がついたら栃木まで来てしまっていた。その電車に一緒に乗っていた栃木育ちのあいこに誘われた里江はあいこのなじみの居酒屋でしもつかれという郷土料理に出会う。翌日が休みだった里江はあいこの幼なじみの鉄雄に蔵の街を案内してもらうことになる。

 40分の短編なのでやはり短い。なんだかんだで膨らませてせめて80分くらいまでにできていたらもうひとつ面白いものになったのではないかな。例えば主人公と幼なじみの彼との関係はもっと微妙なもののはずなのに、気がついたら一気に話がついている。あれはもっとじっくり描いてほしかった。彼を見つめる主人公にちょっとドキドキさせられるのに。
 “しもつかれ”は昔ミニモニ。が『ロックンロール県庁所在地』で栃木の所で歌っていたので知っていましたが、食べたことはありません。栃木の人はあれを広めたいのか? それとも自分らだけの秘密にしたいのか。広めたいのならもっと美味しそうにするほうがいいと思うし、秘密にするのならもっと隠さないと。(笑) 少なくともこの映画観てあれを食べてみたくなる人は(物珍しさや怖いもの見たさ以外では)皆無でしょう。徳永えりさんが可愛いね。(←唐突)

(シネマート新宿)

「思い出のマーニー」☆☆☆

 杏奈はぜんそくの療養のため親戚が生活している海沿いの村にやって来た。ある日、彼女の前にきれいなブロンドの少女マーニーが姿を見せる。友達になった二人は毎日のように同じ時を過ごすが、杏奈の身の回りでは奇妙な出来事が起きるようになる。

 だいたいこの主人公の少女みたいに何に対してか分からないのに不満を持ってイライラしている奴って嫌いなんだよね。まあこの主人公はあとになってなんでイライラしていたのかを言ってくれたのでまだよかったけど、その理由は本当に子供の思い込みに過ぎず、そのイライラの対象である人の想いなど全く考えてないものだから、こっちがイライラしてしまう。あぁ、イライラ。
 おかげで最後にちょっとだけいい話になって終わるのが多少の救いである以外は、さほど面白い映画ではありませんでした。ミスリードを誘う展開はうまいとは思うけどね。それにしても過去のいきさつを話してくれるおばさん、あの内容ならもっとつらくないバージョンにできるだろうに。わざわざ泣かせようとしてるね。

(チネチッタ川崎)


2014.08.20

「こっぱみじん」☆☆☆☆

 美容師の楓はうまくいかない仕事にいら立ちながら毎日を過ごしていた。ある日、幼なじみで初恋の相手でもある拓也が地元の病院に看護師として勤めるため戻ってくる。一方、楓の兄の隆太は恋人の有希と同棲していたが、彼女の妊娠を機に結婚しようと決心する。

 この映画で一番驚いたと言える出来事が、あとから見たチラシ表面にババーンと(宣伝文句で)書いてありました。そこまでは覇気の感じられない淡々とした青年だった彼が、内にそんな秘密を抱えていたのかと驚いて物語に一気に引き込まれたのに、もし先にそのチラシの表面を見ていたらこんな思いはできなかったはずなので助かりました。やはり映画は極力事前情報をなくして観るべきだと改めて思い直す次第です。
 主人公を中心とした男女4人の何気ない日常の中で、だんだんと浮き彫りになっていく秘密とその関係性の危うさ、そしてそれらによる様々な変化とその後の姿。どれもみなスリリングでドキドキしたし、彼ら一人一人の決断の潔さや強さには爽やかな気持ちになりました。その後の彼らがとても気になりますね。

 主人公を演じた我妻三輪子さんがとても魅力的。始めて認識しましたが、以前にも主演作があるらしいので観てみたいです。

(新宿k’s cinema)


「幕末高校生」☆☆☆

 日本史教師の未香子は3人の教え子と共に、幕末の1868年にタイムスリップしてしまい、そこで勝海舟と出会う。勝は迫り来る新政府軍と幕府軍の戦闘を避けたいと思い、新政府軍参謀の西郷隆盛に和平交渉の手紙を送るがその返事が来ないことに気をもんでいた。

 まあ基本的には楽しい映画ではありましたが、例えば器が大きいのか気弱なのか微妙な勝海舟とか、超常的危機的状況でありながら危機感の全く感じられない女教師、妙にさめてて可愛げのない高校生たちにほとんど感情移入できないのは残念でした。一番感情移入できるのは柄本明さんだったりして。(笑)
 帰れるのか帰れないのかのタイムリミット的なハラハラも、歴史が変わっちゃうのか元に戻るのかと言うタイムパラドックス的なドキドキもほとんどなし。70年代NHK少年ドラマシリーズを観ているような感覚でした。悪くはないんだけどね。

(109シネマズ川崎)


2014.08.18

「るろうに剣心 京都大火編」☆☆☆☆

 かつて人斬り抜刀斎と呼ばれた伝説の人斬り、緋村剣心はいまは刀を置き、平穏な生活を送っていたが、剣心のあとに影の人斬り役を引き継いだ志々雄真実が京都で暗躍し、政府が派遣した討伐隊も志々雄を前に成すすべがないと知る。最後の望みとして剣心に白羽の矢が立ち、剣心は京都へ向かう。

 1作目がめちゃくちゃ面白く、今回の続編もとても楽しみでしたが、期待に違わずとてもよかったです。話の方は結構王道で、主人公よりも強そうな敵の出現、愛する人との別れと再会、頼りにしていた武器の破損、クライマックスの大乱闘、そして最大のピンチと先の読めない状態での次回へ続く。こうして書くと何の意外性もない展開のオンパレードだけど、それら一つ一つの展開がとても丁寧かつ活動的かつ魅力的でまったく飽きさせないし、キャラクターもみんな愛らしくて安心して観ていられました。なによりアクションの素晴らしさ! 見事な殺陣に惚れ惚れするね。
 ということで次作が早く観たい! スターウォーズみたいに3年待たなくていいのがよかったです。

(名古屋ミッドランドスクエアシネマ)

「モスラ対ゴジラ」☆☆☆☆

 巨大台風が日本を通過した翌日、海岸には巨大な卵が漂着する。巨大な卵を調査した三浦博士と酒井らの前に現れた小美人達によると、巨大な卵はインファント島に唯一残っていたモスラの卵で、台風によって島から流されてしまったのだという。そんななかゴジラが出現する。

 まだまだ僕が生まれる前の1964年公開のゴジラ第4作。このあたりになるとだいぶ子供向けになってきていますね。この映画の前にモスラは単独で映画が作られていて、劇中でもその存在は既に知られているよう。すなわち「ゴジラ」と「モスラ」両方の続編扱いで、当時としては夢の共演だったのでしょう。実際モスラは今になっても人気の怪獣で、US版「GODZILLA」でも次回作に登場するらしいですね。たぶんこの世で一番可愛い“蛾”でしょうね。(笑)
 東京、大阪と破壊してきたゴジラが今度は名古屋を襲いました。ますます日本はボロボロになっていきますね。名古屋城のお堀でゴジラがコケっとこけてしまい、天守閣にもたれかかって壊してしまうという描写があるのだけど、あれはスーツアクターさんのマジ転びじゃねの?ってくらいリアル(実際そういう説もあるらしい)でちょっと笑った。モスラが都合3匹出てくるというアイディアはいいですね。
 偶然日本に流されてきたモスラの卵を見世物にしようとするくだりは前作のキングコングとほとんど一緒。当時は怪獣と言えば珍しいだけで怖いというイメージは定着していなかったのでしょうかね。いまなら安全第一で過剰なくらいにリスクリスクであんな商売は承認されないでしょう。

 ちなみにザ・ピーナッツのふたりが妙に可愛くて萌え。(笑) はるか年上のあの方たちにそういうイメージはこれまでなく、ちょっと意外で新鮮でした。

(TV)

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