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2014.06.30

「メカゴジラの逆襲」☆☆☆

 ゴジラに敗れて海に沈んだメカゴジラの残骸を調査していた潜水艦あかつき号消息を絶った。それは15年前に学会を追放された真船博士によって操られるチタノザウルスが原因であった。ブラックホール第3惑星人は人間世界に恨みを持つ真船博士の協力のもとメカゴジラを修復し蘇らせる。

 1975年公開。僕にとっては1971年の「ゴジラ対ヘドラ」が初ゴジラ。その後も「ガイガン」「メガロ」「メカゴジラ」と順調に観ていたのですが、なぜかこれだけ観逃がしていました。その後1984年の復活版以降は全て映画館で観ているので、ほぼ40年を経てやっと観ることができました。念願の鑑賞と言ってもいいかもしれません。

 この映画はなんで「メカゴジラの逆襲」という異色のタイトルになったんでしょうかね。内容や過去のタイトルの流れからすれば「ゴジラ対チタノザウルス」が妥当で、実際に再登場のメカゴジラは2番手的な扱い。キャッチーとも言いにくいタイトルの違和感はぬぐえず、この映画がヒットせずに9年間のシリーズ休止に入ったのにこのタイトルも多少は関係があるのではないかな。
 と言ってもチタノザウルスもヘドラやガイガンに比べると明らかに個性がなく魅力不足にも思えます。製作チームも若干迷走していた部分もあるのかもしれませんね。

 怪獣をコントロールするとか絶対無理だろうと思いつつ、ある主要人物が実は人間じゃないなどの意外性もあり、十分楽しめました。一番驚いたのはヒロインのおっぱい(ただし作り物)だね。ゴジラでおっぱいなんてこれくらいじゃない? 当時のエロ小学生男子たちは心動いたろうな。(笑)

(TV)

「ゴジラ対メカゴジラ」☆☆☆

 沖縄の洞穴から不思議な壁画とシーサーの置物が発見された。考古学者の金城冴子は壁画には怪獣の登場が予言されていると読み取る。その後壁画の予言通り富士山からゴジラが出現するが、何か様子がおかしい。建築技師の清水敬介、金城冴子らはゴジラの後を追うが、そこにもう一匹のゴジラが現れる。

 1974年公開。いまではこんな私ですが、この映画の公開時はまだかわいい小学生でした。かわいい小学生は当然ゴジラが好きで、この映画も喜んで観に行きました。と、記録には残っているのですが、40年も経つと内容全く覚えていませんね。すみません。本当に観たんでしょうか。(知らねえよっ)
 でいま観直してみて、意外だったのは思った以上にストーリーが入り組んでいて、まあまあ大人向けだということ。僕の印象としては当時のゴジラは人間の言葉が分かるのではないかと言わんばかりの行動をとる完全に子供の味方。だからこのころのゴジラ映画は単純明快な子供向け映画なのかと思い込んでいました。宇宙人の設定は子供的だし怪獣同士のバトルシーンなどもドタバタ気味なので、まあそれはあながち間違いではない部分も多いものの、それでもスパイ映画的な仕掛けや展開もあり、意外に大人も楽しめるじゃんという感じ。ほかのも観てみよう。

 それにしてもキングシーサー個性的すぎだし、出現する際の演出面白すぎ。この映画で一番おかしかった。メカゴジラふんする偽ゴジラも印象的。当時沖縄って今以上に異国感強かったんだろうね。沖縄海洋博ってのが泣けるね。

(TV)

2014.06.15

「青天の霹靂」☆☆☆

 場末のマジックバーで働く、さえないマジシャンの轟晴夫はある日、もう長いこと会ってなかった父親・正太郎がホームレスになった果てに死んだと聞かされる。父が住んでいたらしいダンボールハウスを訪れると、突如青天の元に光った稲妻が彼を直撃し、目を覚ますと40年前にタイムスリップていた。

 宣伝や予告などで紹介されている一番あっさりしたプロットを読むだけで、話の99%はその想像通りに突き進むと言っていい。意外性全くなし。唯一あるとすれば現代に帰ってきてから起きたことかな。それも大した驚きではないけどね。
 初監督作ということもあり丁寧に作っているのはよく分かるけど、重要な役で監督本人が出演していることもあってか全体的にオーソドックスすぎるくらいにオーソドックス。もっと冒険してほしかったかも。

 過去に戻って、彼は今後どう変わるのかな。「バックトゥザフューチャー」っぽい話ではあるけど、あっちは高校生、こっちは40男だ。人生書き換えるには結構遅いぞ。

(川崎チネチッタ)


「MONSTERZ モンスターズ」☆☆☆☆

 目にする他人をその意思のまま自由に操れる能力を持つ男がある日、自分の能力が一切通じない田中終一に出会う。誰にもその能力を知られず生きてきた男は、これまでにない状況に動揺し、終一の元を訪れ殺そうとする。二人の壮絶な戦いが始まった。

 もう何十年も前から言っていることだけど、こういうふうに人がたくさん死ぬ映画は好き。一人二人が死ぬのは悲しいけど、大勢になってくるともはやその死自体には感傷が薄れてしまい、その命が単なる記号化してしまう。あとはその軽い命をどう消し去っていくかがとても面白く感じてしまう自分。スクリーンの向こう側の命はこっち側の命とはやっぱり違うね。

 そういう楽しみ方以前に、十分面白かったです。生きていくための犯罪が日常化していたとはいえ、元来はそこまで非人道な意思で生きてきたわけではないモンスターが、その存在意義というか個性というか能力というか、そういったものを図らずも否定してしまうであろうもうひとりのモンスターに出会ってしまったがために、それまでの人生と行動をすべて打ち消してしまうような蛮行に及び始める姿が凄まじい。本当はあんな殺人をしたかったわけではないのに、そうせざるを得なかったというのが物悲しい。関わらなければいいだけなのに、関わらないでいられない、自分の中にある恐怖と戦う姿が涙を誘うね。

 たった一人によって大群衆が操られてしまう描写は大迫力。とくに終盤、山田くんを何百人の群衆が襲い来るシーンは一歩間違えれば実際の大惨事になるであろう難しい撮影だったのではないかな。スケールの大きなすごい映画でした。

(TOHOシネマズ川崎)


2014.06.13

「THE NEXT GENERATION パトレイバー 第2章」☆☆☆☆

 レイバー犯罪の減少で出番のない特車二課の解体をもくろむ上層部の陰謀で、警視総監の前で礼砲を撃つことになるが、レイバーは故障しており、超急ピッチで修理することになる。(「EP2/98式再起動せよ」)。明はゲームに人一倍没頭しているが、ゲームセンターで謎の男に完膚なきまでにやられてしまう。翌日男の姿を見かけるが。(「EP3/鉄拳アキラ」)。

 今回も笑いました。あれってガンダムとダグラムだよね。ガンダムはともかくダグラムはマニアックだよなあ。ってことは僕も分からない他のマニアックネタが結構あるのかも。
 このシリーズはレイバーどうしの戦いや派手な犯罪からの防衛とかは今のところなく、隊員たちの日常的な姿を見せるのに注力していますね。たぶん後半になると大きな事件が起きるのではないかと思ってますが、今はこういうユルい感じの日常が楽しいです。今回のエピソード3での竹中直人さんとの決着の付け方は、なんか伏線的なものを感じますね。

 それにしてもレイバーが直立でただ立ち続けることがあんなに難しいというのは今まで考えたことがなく、とても新鮮な驚きでした。真野ちゃんのY字バランスが美しい。

(川崎チネチッタ)

「薔薇色のブー子」☆☆☆

 大学生の幸子(ブー子)は、大好きな少女漫画のような出会いが訪れてほしいと日々思っていたが、憧れていたキャンパスライフは理想とほど遠く、だんだんと引きこもって部屋で少女漫画を読む日々。しかしある日、ブー子はネットで知り合ったスパロウさんに会うため自分を変えるべく一念発起する。しかし様々な困難があった。

 指原さんはAKBグループのなかでもトップクラスの人気者で、アイドルタレントとしてはもうすっかり貫禄すら漂わせてきている存在であるのに、主演映画がこれかっていうのがやっぱり愛される所以なんでしょうね。トイレで下痢ピーの音を轟かせたり、アップで完全なるブス顔で笑ってみたり。頑張ってるね。
 ある意味ジェットコースタームービーで、次から次へと襲いくる困難や災難に立ち向かいながら自分を変えるために突き進む主人公の姿がやっぱり可笑しい。同じ災難が繰り返し襲いかかるのに笑っちゃいました。社長最高。ムロヒロシ最高。こじはる最高。髪型最低。

(TOHOシネマズららぽーと横浜)


2014.06.12

「オー!ファーザー」☆☆☆

 高校生の由紀夫には母親と共に、大学教師の悟、ギャンブラーの鷹、体育教師の勲、元ホストの葵という4人の“父親”がいた。ある日由紀夫は鞄の盗難現場に遭遇し、それをきっかけとして彼は街全体に関わる大きな事件に巻き込まれていく。

 この話で面白いのは少年が巻き込まれた事件が、実は彼とは全くといっていいほど関係がないことですね。別に巻き込まれなくてもよかった事件に自ら足を踏み入れちゃって、それをどう解決してもらったか。
 彼と四人の父親たちの奇妙な関係性も面白く、みんなそれぞれが自分の息子であることを望んでいるのに、きちんとそれを調べようとはしない。たぶん、本当には決めたくないんでしょうね。血液型だけでも結構絞れるはずだけど、たぶんあれはわざと調べてないな。
ところで予告とか観てて、母親はいないんだと思ってたらきちんと同居しているのにはビックリ。

(シネシティザート)


「学校の怪談 呪いの言霊」☆☆☆☆

 ある日詩織は昭和63年の母の日記を読み返し、その年の同じ日に母親の同級生たちがガス事故で亡くなったことを知る。ひとみは兄たちに連れられ、フェイク映像を作成するため、廃校に忍び込んでいた。また高校生の彩乃、未夢、友梨、芽生らの周りで異変が頻発する。

 結構怖い。次に何が起きるんだろうという緊張感はなかなかのもの。3組それぞれの話が少しずつリンクしていく様子も面白い。ただ最終的につじつまが合っていたのかは今一つ分からなかったなあ。カメラクルー組は結局どうなったんだっけ?
 しかしこれ、このタイトルのシリーズとしてはかなり予想と期待を裏切ってるね。昔のシリーズは基本小学校で怖さを楽しむようなガチャガチャしたものが多かった気がするけどね。今回のは高校だし、じっくり怖いし、謎も多い。まったく別の話だね。

 ところで僕も言霊っていうのはわりと信じている方で、頭で考えているだけのものと、言葉として口にしたものでは意味合いが全く違うと思います。それを誰かが聞いているとか関係なく、言葉にするとそれが形になってしまうのです。ほとんどは見えないんだけどね。あとこっくりさんも絶対にしないな。

(TOHOシネマズ日本橋)


2014.06.11

「キカイダーREBOOT」☆☆

 日本政府はARKプロジェクトと呼ばれるロボット開発に力を入れていたが、その中心人物である光明寺博士が命を落としてしまい、プロジェクトは光明寺のライバルだった神崎に引き継がれる。ある日光明寺の遺児であるミツコとマサルの住むマンションに謎の集団が襲いこんでくるが、そこにジローという青年が現れる。

 ロボット開発のカギを握る少年を敵がさらいに来るのだけど、悪の軍団ではなく表向きは国家プロジェクトなんだったら、わざわざあんな派手に襲い掛かってこなくても何らかの理由をつけておびき出すのは簡単なんじゃないのかな。いくら父親とは違う意見や思想を持った科学者だとしても、段取りを踏めば別に100%で拒否はしないんじゃないのかね。まずそこが引っかかる。
 あと良心回路。テレビと意味合いが違うのはいいとして、それをつけることで弱くなるのなら外せばいいだけで、それをつけてる時点で戦闘用としての最強を目指すコンセプトではないんじゃん。平和利用でしょ。だいたいあんな肉弾戦で強くするんじゃなくて、強力な武器を開発すればいいんじゃね? ギルくんは一体何を競っているんだか。ましてや最後にはあんな行動に出るなんて、本当の意味でのマッドサイエンティストだね。バカなの? ねえバカなの? 更にラストはあんなに派手にやらかしちゃてって、一体どうするんだ?

 70年代ヒーローを現代に置き換えて活躍させる試みは僕は嫌いではないけども、それはきちんと劇中のルールを整えてこそ。違和感だらけでつまらなかったです。キカイダーの造型も昔のほうがかっこよかった。あきらかに続編を見越したエンディングだったけど、もういいかな。

(TOHOシネマズ川崎)


「HK 変態仮面」☆☆☆☆


 紅游高校拳法部に所属している色丞狂介は、同じクラスに転校してきた姫野愛子が銀行強盗事件に巻き込まれるのに遭遇し、彼女を助けるために強盗に挑もうとするが、顔を隠すために女性用のパンティーをかぶった途端これまでに感じたことのない感覚が体中をよぎり、変態仮面となる。

 超おかしい。僕だって変態の端くれだと思うけど、彼には到底かなわない。もう変態を名乗るのは止めにします。

 変態のパワーで超人になって敵をばっさばっさと倒していく。一歩間違えればただの変態、いや間違えなくてもただの変態なのに、あんなにかっこいいなんて。いや、かっこいいか? あーもう何が何だかわからない。(笑)
 立て続けに一癖も二癖もある敵が襲い来るのが可笑しいし、ヒーローものの王道っぽく正体がバレそうでバレないのも面白い。コスチューム危なすぎるし、アクション凄いし、ヒロイン可愛いし、ムロヒロシだし(笑)、もう大満足です。

(TV)

2014.06.10

「醒めながら見る夢」☆☆

 最近人気が出てきた劇団の新進演出家の優児は次回公演に向け稽古に励んでいたが、突然いまの公演を最後に引退したいと言い出す。その優児のもとに、「姉の亜紀のことで話がしたい」と妹の陽菜が現れる。

 これは正直何が言いたいのかよく分からなかったです。苦しい事実を抱えてたまま愛する人との暮らしを選んだ男の姿を描いたものと理解すればいいかと思うのだけど、勝手にすれば?というレベル。それが自分を心配してくれる他人にどれだけ迷惑をかけているのかはやっぱり考えないといけません。イライラしちゃう。
 面白く見れたのは実質的ヒロインの石橋杏奈さんの確信半的振る舞いの数々。自分が美人だと確実に意識してるね。縄で縛ってもらおうとするシーンがハラハラした。(←本当にそういう映画なのよ)

(新宿武蔵野館)


「闇金ウシジマくんPart.2」☆☆☆☆

 マサルの母親はパチンコにはまっており、カウカウファイナンスの社長ウシジマに借金をしていた。ある日、マサルは暴走族の愛沢のバイクを盗んだがバレ、修理費と慰謝料として200万円を請求される。ウシジマは借金のために連れてこられたマサルを自分の元で働かせることにする。

 普通に暮らしていたら月に数万円だって何かにつぎ込み続けるのは大変なこと。それが数十万円とか、数百万円とかって、尋常ではない。ましてやその「何か」がホストクラブって、申し訳ないけど全く理解できない。その理解できない理由で身を持ち崩していく女の子の姿とか見ても、やっぱり申し訳ないけどアホにしか思えない。それ以外の生き方ができない理由も分からない。(そう考えるとAKBの総選挙に何十万、何百万もって、、、言うまいか)

 ホストのほうも悪いけど理解できない。一位になりたい気持ちは分かるけど、たかだかそのお店限定の話だし、それにどうみたって経済力があるとは思えない少女を頼ったりしなきゃならないんだったらそれに意味はあるのかなと思ってしまう。それは自分の力ではないだろ。
 ということで相変わらずよく分からない方々の話はちょっとイライラしたけど、それでも彼らがどこまで落ちていくのかとか興味深く観れたし、なにより少女のストーカーを演じた柳楽優弥のくんのイキッぷりにドキドキさせられました。
 あと暴走族がらみのチンピラ青年の方の話も面白かった。

(川崎チネチッタ)


2014.06.09

「野のなななのか」☆☆☆☆☆!

 北海道芦別市で古物商を経営する元病院長の鈴木光男が亡くなり、告別式と葬儀の準備をするために鈴木家の親族が芦別に集結する。そこにかつて光男のもとで看護師として働いていた女が訪ねてくる。やがて1945年旧ソ連の樺太侵攻で光男が体験した出来事が浮き彫りになってくる。

 「転校生」を観たのが映画鑑賞人生の始まりだった僕にとって大林映画への思い入れは他のものとは違うものがあるのだけど、それでも’98年の「風の歌を聴きたい」を最後に年間ベストワンには選べないまま既に十数年。やっと、もしかしたら、今年はベストワンに選べるかもしれない。あっという間の170分。たぶんこれは何回観ても感動できると思います。
 とにかく圧倒されました。すべての人の人生にドラマがあり、どの人の人生も映画にできると僕は思うのだけど、この映画の主人公の老人のごとく、ただ平凡に真面目に暮らしてきただけかと思わせるような人にだってこれだけのドラマと残された想いがあるということを改めて実感させられます。3時間近い大作で、最初から最後まで途切れることのないテンションの高さで描かれるたった一人の人生と遺された人たちの想い。そこには誰も知らなかった青春のつらい想い出もあれば、他人が見れば眉をひそめかねない行動もあるけども、それらもみなその人の大切な人生の一部なのでした。
 常盤貴子さん演じる女のミステリアスな存在感がとても美しく、彼女と安達祐実さん演じる綾野の人生のシンクロは衝撃でした。

 ケバケバな柴山智加さんは最初誰だか分からなくてビックリだったけど、久しぶりにお会いできて嬉しかったです。安達祐実さんはいつまでも若いね。

(有楽町スバル座)


「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」☆☆☆

 宇宙世紀0093年。シャア・アズナブルはネオ・ジオンを率いて地球連邦政府に反乱を起こし、小惑星を地球に衝突させる。さらにシャアは地球政府高官との裏取引によって入手した小惑星基地アクシズを地球に衝突させる作戦を開始する。アムロはそれを阻止すべく新型モビルスーツ・νガンダムに乗りアクシズを目指す。

 僕は一度観た映画を何回も観る方ではないのですが、その意思と言うか志向と言うか、そういう習慣は若い頃についたもので、なぜなら一度観た映画というのはせいぜい5年とか10年以内に観ているものがほとんどだったからです。しかしこうして鑑賞歴も30年を越えてくると、一度観た映画と言うものがもう10年はおろか20年以上も観ていないものと言うことがよくあるという当たり前のことに気がついてしまいました。
 そのため最近、一度観たことのある映画であってもテレビでやってたりすると観るようになってきました。この映画も劇場公開時以来、20数年ぶりに観ました。設定やクライマックス以外はほとんど忘れていて、新しく観た映画とさほど変わらない印象でした。今後も、一度観たというだけで、鑑賞候補から外すことは減らしていくべきですね。

 しかし僕自身の印象として、この映画でのシャアの行動はどうもしっくりこないなあ。地球に住んでいるというだけでひとくくりにして全員を虐殺しようとする行為に、どんな思想があったとしても正当性は見出だせない。シャアって、そんなアホだったか? もっと高い志で行動していたと思うんだけどねえ。そのアホな行動に明確な意味付けもされていない印象だし。
 ラストの決着もシャアとアムロの最後の姿としてはなんとなくいまひとつ。個人的にはその後の地球の行く末を導くような存在になってほしかったな。と、20数年たって改めて思うのでした。

(TV)

2014.06.04

「百瀬、こっちを向いて。」☆☆☆

 高校生の相原ノボルは幼なじみで今は高校の先輩でもある宮崎に呼び出され、百瀬陽を紹介される。宮崎は神林という学内一の美少女と交際していたが、百瀬ともつきあっており、それを隠すためにノボルと百瀬で交際しているふりをするように頼んでくる。

 タイトルがじつにキャッチーですね。かなり興味をひかれる。しかしそれが意味するところは、ほとんど心に残らない。タイトルありきでシーンを作った感じ。
 秘密を共有する若い男女の間に恋心が生まれないわけがないじゃない。特に女の子のほうがそこそこ可愛かった日には、まず男の方は100%恋に落ちるね。そんな当たり前のことも分からないでこんな残酷な行動をとらせるやつらに、正直あきれる。特に先輩の方、その心理は全く分からないよ。それがなんの解決になると思ってそんな計画を立てるのかね。

 ツンデレ女に振り回されてあたふたする少年の姿は微笑ましいし、現代と過去のフラッシュバックも悪くない。特にノボルの友人、田辺とのやり取りは素晴らしいなあ。でも全体的には悪くないんだけど、よくもないか。

(川崎チネチッタ)


「WOOD JOB! 神去なあなあ日常」☆☆☆☆

 大学受験に失敗し彼女にもふられた勇気は、ふと見つけたパンフレットの表紙の美女に惹かれ、軽い気持ちで1年間の林業研修プログラムに参加することにする。向かった先は携帯電話の電波もコンビニもない田舎の山奥であった。勇気は過酷な林業の現場に耐え切れず、逃げようとするが。

 劇中、都会の若者が現地に来て無邪気にはしゃいで顰蹙を買うような描写があるけど、実際僕らの感覚としてはあんなもんだと思う。外から見れば新鮮な世界であっても、実際その世界で生きている身からすれば、それがまさにその生活そのものなのです。外から見るから面白い。だからその世界に新たに生きていこうとするには相当な決心が必要で、この主人公のような動機でそこに飛び込んでいくのは何も考えていないだけに過ぎないのでしょう。彼がその後その生活に喜びと生きがいを感じ、その世界に馴染んでいくことができるのはまさに奇跡。これは奇跡の物語です。
 これ観て林業やってみてーとか思う人もいるかもしれませんが、実際にやってみる人がいたら、それは奇跡です。それでも大木がスコーンと倒される爽快感は心動かされるね。それを見つめて心動かされる主人公の姿は素敵でした。

 それにしてもあの祭りは凄かったなあ。あんなの許されるのか?(笑)

(シネシティザート)


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