「受難」☆☆
修道院で育った天涯孤独で純粋なフランチェス子は、男と女の恋やセックスについて深く考え悩んでいた。そんな折、彼女の股間から声が聞こえてくる。人面瘡ができてしまっていたのだ。事あるごとにフランチェス子をののしる人面瘡の言葉の数々に打ちのめされながらも、人面瘡に古賀さんという呼び名を付けて一緒に暮らしていく。
岩佐真悠子さんは特に好みのグラビアアイドルではなかったけど、それでもよく目にしていたので印象は深いです。グラビアアイドルはバラエティに進出するか女優になるかが普通の道筋だと思うけど、当たり前のことながら女優になるってことは並大抵のことではありません。この映画の彼女を見て、それにはここまでの覚悟が必要なんだなと改めて思いました。えらいなあ。
しかし話はつまらなかった。淡々と進む展開は面白くないし、人面瘡の人格?もイライラする。主人公にふりかかった能力的な特徴も何のためのものかよく分からない。正直退屈でした。なので最後は上に書いたような岩佐真悠子さんの新しき姿を追うだけになり、その点では女優、岩佐真悠子の姿を追うドキュメンタリー的な面白さと凄さはありました。ただフランチェス子はいい子でしたね。
ちなみに人面瘡は古舘寛治さん。あのメイクはいただけないが、コンコルゲンで静岡ではその顔を知らない人はいない超有名人。知らない人はさあ検索してね。
(静岡東宝)
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