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2013.12.26

「共喰い」☆☆


 昭和63年の夏、17歳の遠馬は父の円とその愛人の琴子と三人で暮らしていた。円には性交の際に相手を殴る性癖があり、琴子の顔には痣ができていた。その現場を見てきた遠馬は、円の血をひく自分も恋人の千種に同じことをするのではないかと恐れていた。

 息子は例えば恋人の首を絞め、それを許さない相手にただやりたいからやらせてくれ的なことを言いさらに怒らせる。死ねよって思わず口に出る。父親はさらに極悪非道である。わけわからない。死ねよってこれまた思わず口にする。そんな親子の物語にやはり思い入れは感じない。母親もまた、息子の恋人のことをもっときれいな子ならいいのに的なことをさらっと言う。誰一人としてまともな者はいない。この家族の行く末は、なるべくしてなるものである。
 家族だけならまだいい。この家族に関わった人たちすべてが不幸になっていく。その不幸の連鎖をどうやって断ち切るかっていえば、結局方法は一つなのかなとか、思っちゃうところがこの映画の力でもある。あんま好きじゃないなあ。

 父親の愛人役の篠原友希子さんも息子の彼女役の木下美咲さんも知らなかったけど、どちらも好演。この映画の収穫だね。

(静岡シネギャラリー)

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