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2013.11.27

「風俗行ったら人生変わったwww」☆☆☆☆

 29歳の遼太郎は、自分を変えるため初めて風俗店へ行くと、やってきたのはかよという美少女だった。遼太郎は緊張のあまり過呼吸になってしまうが、かよがやさしく介抱してくれた。何度も指名しながらも何もせずに話ばかりする遼太郎とかよは親しくなる。

 そりゃあ佐々木希ちゃんが来るなら人生も変わるかも。と思うところが思うつぼ。僕も行こうかなとか思うけど、実際には佐々木希ちゃんも来ないし、あんなに気立てがいい子もめったには来ないのだ。たぶん。

 たぶんそういう人が多いと思うけど、僕も「電車男」を思い出しました。本質的にはほとんど同じ。あの話でもそうだったけど、ネット上にあんなに個人的な事情をガンガン書き込んでしまうものなの? そしてそれが本当かどうかも分からないまま、みんなして助言しあったりするものなの? こういう時代なのかね。ついていけねー。
 しかしそんなことはお構いなしに話は面白かった。うだつの上がらない男が風俗のかわいい子と仲良くなる前半ははっきり言ってファンタジーで、後半の何もできなかったはずの男のむちゃくちゃな救出劇もはっきり言ってファンタジー。おっと全篇ファンタジーではないか。僕ら暗くて何もできないオタク男子からすれば「ろーどおぶざりんぐ」くらい壮大な話である。あんな指輪よりも佐々木希のほうが当然価値も高い。男の夢物語であり、理想であり希望でもある夢のような世界を堪能しましたよ。かよの昔の話とかチョー面白いし、終盤のスラップスティック的なドタバタも面白かったよ。

 一番印象的だったのはラストの橋の上の二人のシーン。二人を全方向から映しとるカメラワークに惚れ惚れしました。

(iTunes)



「ルームメイト」☆☆☆

 春海はある日交通事故に遭い、しばらくの間入院生活を送ることになる。春海は入院中に親切に接してくれた看護師の麗子と仲良くなり、退院後に二人でルームシェアを開始する。二人の生活はうまくいっているように見えたが、春海は麗子の不可解な行動に気がつく。

 いや、これはダマされたなあ。想像していたトリックとはずいぶん違いました。あれは分からなかったです。そういう感心した部分もあり、それなりに楽しめました。麗子が怪しい行動を起こすことは最初から知っていたのでその部分の驚きはありませんでしたが、その全貌は驚きでした。
 その麗子の行動も含めてホラーっぽいところは“っぽい”だけで全く怖くありません。しかし、あの料理だけはホラーだわ。絶対にやめてほしい。(笑) 現代っ子的な同僚看護師の子(見たことあるなと思っていたら大塚ちひろさんだったのね)がかわいそうだった。

 それにしても深田恭子さんは本当にキレイになったなあ。可愛くて怖い、見事なほどの存在感でした。

(シネシティザート)



2013.11.26

「うそつきパラドクス」☆☆☆


 ある日、八日堂俊介は同期入社の栖佑日菜子のパソコントラブルに付き合い、共に残業することになる。栖佑にずっと思いを寄せていた八日堂だったが、栖佑には遠距離恋愛の彼氏がいた。八日堂は彼氏の代わりでいいのでうその恋人として過ごしてほしいと提案する。

 原作マンガが好きで読んでいました。原作では丸顔童顔巨乳で萌え萌えの(いかにも僕が好きそうな?)ヒロインなのだけど、この映画では丸顔でも童顔でも巨乳でも萌え萌えでもない新人女優さんが熱演。イメージ的にはグラビアアイドルとかで適役な人がいそうで原作ファンからすれば賛否両論ありそうですが、ピンク映画でもなかなかお目にかかれないほどのAVまがいのハードな濡れ場を見るかぎり、この要求に耐えることが条件だったのかなとか思ってしまうね。

 疑似恋愛から本気になってしまうのには無理はないよね。あんな状況になれば間違いなく好きになるだろうし、その先に本気の恋になるのか傷ついて終わるのかは五分五分でしょうか。展開は夢物語的な部分がたぶんにあるけども、二人の気持ちには共感できます。
 ただ原作ほどには楽しめなかったなあ。なんでだろう。ヒロインが好みでないから?(^^;) あと主に前半にかかるちょっとポワポワな音楽に馴染めなかったです。

 原作からするとこの映画は前半部分のみ。これで終わりとしても悪い終わり方ではないけども、原作の後半はこの映画には出てこない主要人物も出てきてさらにドロドロの展開を見せてくれるので、えいやともう一本作ってくれたら僕は喜んで観るよ。

(DVD)

「そして父になる」☆☆☆☆

 一流大学を出て一流企業で働く良多は順風満帆な人生を歩んできていたが、ある日、6年間大切に育ててきた息子が病院内で他人の子供と取り違えられていたことが判明する。相手の家族と会い、今後を相談するが、答えは出ない。

 もし自分の身に起こっていたらと思うとぞっとしますね。映画の間中、自分ならどうするだろう、彼らはどうするのが正解なのだろうとずっと考え続けていました。でも結局最後まで答えは出ず。たぶん誰にも出せないでしょうね。主人公が望んだように両方引き取ることができればなんてことも考えるかもしれませんが、それも正解ではないように思います。僕は実際自分の子供が生まれた時には取り違えだけはないように注意しましたよ。

 高学歴高収入で自信に満ちていてちょっと高飛車気味の父親が、人生の一大事に直面し、性格も関係も違う、でもどちらも自分の子供と言える二人と接することで少しずつ変わっていくさまはよかったかもしれない。しれないってのは僕と同じように結局は答えを見つけられてないからだよね。
 相手側の人間味ある家族や主人公の奥さんの感じ方はなかなかリアルで、気持ちが入る。お金には代えられない事柄でありながら、お金に換えてもらうしか考えられないのは確かにそうだよなと思うよ。

 で、結局あのあとどうなんるんだろ。きっと一生かけても出せない答えをあの二家族は探し続けるんでしょうね。

(シネシティザート)



2013.11.14

「ばしゃ馬さんとビッグマウス」☆☆☆☆

 34歳の馬淵みち代は脚本家を目指しているが、何度も何度もコンクールに応募しては全て落選していく。あるとき基礎とコネを手に入れるために通い始めたシナリオスクールで、26歳の天童義美と出会う。天童は他人のシナリオを酷評するばかりで、自分の脚本は全く書いたことがなかった。

 僕は人よりは多少映画を観ているほうだと思うけど、映画を作る側に回りたいと思ったことはほとんどありません。まあ大学の時は遊びで映画も作ってたし、卒業後もやっぱり遊びでシナリオを書きはじめたことはあったような気もするけど、形にもならずに放り出しました。この通りの文章力の僕からすれば、脚本家など、神の領域です。
 その神の領域に近づこうと努力する人たちの姿に畏敬の念以外の感情は持てませんが、たぶん想像以上の数の人たちが想像以上の努力をして、それでも想像以上の数の人たちがその夢をあきらめていっているのでしょう。すべての夢はかなってほしいけど、そんなことは絶対に無理。どんな夢であれ、夢をかなえた人は本当に一握りの勝者なのかもね。でもダメだった人も敗者ではないのかもしれないと改めて思う映画でした。

 さてさて。とても面白かったです。あの二人の苦しみとか痛いように分かるし、心から応援したくなるよね。脚本家の世界だけでなく、介護の世界なんかの厳しさも見せつけてくれるのもいい。恋愛も苦しい。難を言えば、天童が脚本を書かない明確な理由があるとよかったかな。

(シネシティザート)


「リトル・マエストラ」☆☆☆


 音大出身のみどりをはじめとした石川県志賀町福浦の福浦漁火オーケストラはコンテストに向けて練習していたが、指揮者の吉川が突然亡くなってしまう。オーケストラが成り立たなくなり困り果てたみどりは、吉川が生前天才指揮者と自慢していた孫娘の美咲を呼び寄せる。

 「あまちゃん」で世間でも僕の中でも大ブレイクした有村架純ちゃんが主演した倖せドラマ。落ちぶれかけたオーケストラを天才指揮者が救うというのだめカンタービレ的な設定には新鮮味はないものの、天才指揮者が実はヤンキーでした。ヤンキー指揮者が実はさびしい少女でした。さびしい少女指揮者が実は天才でしたといった堂々巡り的な展開の中、最後にコンテストで優勝できるのかどうかがクライマックスですが、そのコンテストも想像とはかけ離れた展開を見せるなど、退屈させない作りなので十分に楽しめました。
 ラストのその後はどうなるのか分からないけど、一回り成長した彼女が強くたくましく生きていけることを望みます。

 田舎町が過疎化の流れに押し流されそうになり、経済的にも苦しくなっていく中、こういったオーケストラのような地域サークルも確実に厳しいものでしょう。実際公的な予算は削られそうになるシーンもある。なんとかならんもんかね。

(DVD)

2013.11.12

「劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [新編] 叛逆の物語」☆☆☆☆

 見滝原市に住むまどかやほむらたちは魔法少女として人の悪夢が具現化した怪物・ナイトメアと戦いながら暮していた。しかしほむらはその生活に違和感を覚え始める。

 ここ3カ月くらいで前後編、そしてこの新編を観ました。前の2作できちんと完結していたし、普通なら続編など作れない終わり方をしていたと思うので良くも悪くもどうなることかと思っていましたが、いや、たしかに想像できない展開を見せるね。ええ~そんなことが~。きちんと相変わらずの深くて重い世界観を保ちつつ、新編として成立し、驚きと満足を与えてくれるのだから大したものです。なかなかできることじゃないレベルではないかね。
 ただ正直言っちゃうと、ちょっと概念的な部分の解釈が難しく、十分に理解できているのかは微妙なところ。あれをみんな、すんなり理解しているのかね。(^^;)

 個人的には一番萌える(笑)マミ先輩が活躍してくれるの嬉しかったです。全体的なビジュアルもスゴイ。

(シネシティザート)


「監禁探偵」☆☆☆


 向かいのマンションの一室を覗いていた亮太はその部屋で女が襲われるのを目にし、その部屋へと駆け付けたが女はすでに殺されていた。そこに彼女の友人と言うアカネという女が現れ、殺人犯と疑われた亮太はアカネを自室へと連れ込んでベッドに縛り付けて監禁する。

 一風変わった設定や展開はワクワクさせてくれて途中までは十分面白いんだけど、事件の真相や本質についてはちょっとがっかり。えーそんなことなの? それはちょっと無理ないかー? ミステリーとしてはいまひとつ。
 ただ主演二人のやり取りやその裏の探り合いとかで十分楽しめたのでまあいいか、というところ。ラブ一切なしの二人の関係が逆にドキドキする。そんななかの夏菜さんのプチエロスがグッド。演じるふたりのキャラクターにも合っているし、続編とかあってもよさそうではある。

(DVD)

2013.11.11

「ジンクス!!!」☆☆☆☆

 あることをきっかけに韓国から日本の大学に留学してきたジホは、同じ寮に住む楓と知り合い、彼女が幼なじみの雄介を意識していることを知る。互いに素直に気持ちを伝えられない楓と雄介の様子を目にしたジホは、韓国式のジンクスで二人の恋を進めようとする。

 可愛い。ヒョミンも清水くるみも可愛いが、映画自体がとても可愛い。登場人物一人一人が一歩ずつ踏み出して成長してく様子がとても気持ちがいいじゃないですか。ほとんど恋をしてこなかった女子大生が異文化である韓国人留学生のアドバイスを素直に聞きつつ、恋に踏み出していく姿はマジ可愛いっすよ。ラストの展開もとても感動的。隣に座った知らない女子も鼻をすすっていたよ。大好きな映画です。

 映画ファンとしてはいろんな恋愛映画の名場面が再現されるのがうれしいね。「ラブ・アクチュアリー」の画用紙フリップのシーンは映画史に残る名シーンだからね。「エターナル・サンシャイン」も観たくなったよ。
 スケートリンクのシーンもいいけども、シャボン玉のシーンも美しすぎる。あんなサプライズなら、ぜひ参加したいです。

(TOHOシネマズ六本木/東京国際映画祭)


「R-18文学賞vol.2 ジェリー・フィッシュ」☆☆☆

 クラスに友人もなく孤立している宮下夕紀は、学校の行事で訪れた水族館のクラゲの水槽の前で同級生の篠原叶子に声をかけられる。そこから互いに惹かれあい共に過ごすようになるが、ほどなくして叶子が男子生徒に告白されて付き合い始めてしまう。

 面白いのは主人公がただ周りに馴染めないだけの暗い奴ではないということか。自らバイト先の店長を誘惑して男性を経験し、女性同士の恋愛にも積極的、家では家族にも反抗的で醒めている。あまりないキャラクターで魅力的。ただ相手側のほうがどうもルックス的に好みでないこともあってあまり魅力が感じられず、どうして主人公も後からできる彼氏も、この子が好きなんだろうという感覚がつきまとう。エロいからか?くらいしか浮かばない。
 そんななのでいきなり始まる女二人の恋愛模様自体にも違和感がありあり。なんで惹かれ合ったのか。どちらも男との恋ができるのに、あえて同性を選んだことに説得力が見えないのです。まあ恋ってそんなものかもしれないし、最終的に二人が進む道のりは納得がいくけどね。

 シーン的には主人公が店長と閉店後のビデオ店でことに及びそうになるシーンの顛末が面白い。ガレッジセールの川田さんが情けなくてグッド。

(シネマート六本木)


2013.11.06

「潔く柔く」☆☆☆☆

 高校1年生の瀬戸カンナは幼なじみのハルタを事故で失う。ハルタはカンナに思いを寄せていたが、彼女はその気持ちに応えられていなかった。8年後、カンナは赤沢禄という男性に出会う。禄もまた、子供のころに自分を好きだったクラスメートを事故で失っていた。

 貴方の秘密を1つ教えてください。とか聞かれたらなんと答えよう。実は僕、青春ラブストーリーが好きなんです。うーん、別に秘密じゃないし。実は僕、エロい映画が大好きなんです。みんな知ってるし。

 よかったです。前にも書いたけど、僕は人が死ぬことよりも死んだ人を周りが思い苦しむ姿にカタルシスを感じてしまうのだけど、この映画の二人のように何年も経ってもその苦しみから抜け出せずにもがき苦しんでいる姿を見ると自分のことのように心が苦しくなります。罪悪感はどうしたらなくなるか。そんなものはなくならないという禄のセリフが心に残ります。僕はそんな経験はないのだけど、たぶん、そうなんだろうなと思うよ。教室で泣き叫ぶ長澤さんは苦しいけど、最後はさわやかにのびやかに感じられてすごくいいです。
 そんな経験を持って、一生苦しみとつき合って生きていくとしても、その中に小さな幸せを見つけて前に行くことは大切なことだよね。

 しかし高校1年生で無邪気に笑う長澤さんは物まねする福田彩乃さんにしか見えない。(笑) ちゃんと高校生に見えるところが恐ろしい。あと池脇千鶴さんがいいね。

(TOHOシネマズ六本木/東京国際映画祭)

「甘い鞭」☆☆☆☆

 不妊治療専門の医師である奈緒子はSMクラブのM嬢・セリカとしての顔も持っていた。実は奈緒子は高校生の頃に近所に住む男に拉致監禁され、さんざん弄ばれるという過去を持っていた。

 すごいよ、すごすぎるよ。何がすごいってやはりその描写。監禁され裸にされ乱暴され鞭で打たれて撮影されて痛めつけられて追いつめられていく少女。その凄惨な描写に一切の容赦なし。ド迫力の映像がこれでもかこれでもかと迫ってくるのに瞬きする暇もない。
 その彼女がそこを生き抜いた後、医者となった後もその経験を引きづったかのごとくSMクラブで働いている姿が痛ましい。しかしそこでの彼女は一見水を得た魚のように生き生きといていて美しい。そしてM嬢として責められることで生きている実感を感じているような姿が、実は本当の彼女ではないことがだんだん分かってくる展開が素晴らしい。竹中直人さん演ずる高圧的な客の指示によって、彼女が鞭を手にしたときの羽ばたき感。それがラストの惨劇を呼び、過去の事件の回想と共に彼女の本質が明らかになる瞬間の衝撃度。これは凄い。
 過激な描写にくるまれた人間の生と性のせめぎあいに圧倒されてしまいました。絶賛します。

 壇蜜さんと間宮夕貴さんはこころからの称賛に値します。壇蜜さん、ちょー美しいよねえ。いや、僕もうすごい好き。テレビとかで絶妙なニュアンスで気の利いたこと連発している姿も好きだけど、映画になってすべてをさらけ出して熱演している姿はさらに好き。何かに吹っ切れた感が素晴らしい。今後も大活躍を期待しています。

(シネシティザート)

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