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2013.05.30

「私の奴隷になりなさい」☆☆☆

 出版社に転職した“僕”は先輩社員の香奈に心を奪われてしまうが、彼女にはまるで相手にされない。しかしある日、彼女から突然「今夜、セックスしましょう」というメールが届く。思いも寄らない誘いを受けて、体を重ねるふたり。後日香奈の自宅に招かれた僕はそこで彼女の秘密を知る。

 いや〜檀蜜様ええわ〜。久しぶりにエロいのを観た気分。地元の成人館がなくなって成人映画を観なくなって久しい(と言ってもここ2、3年(笑))けど、いやエロかった。たまにはいいねえ。回春だね。(爆)

 一見清楚風で真面目な先輩女子社員(しかも人妻)が、実は裏では謎のおっさんに性の調教を受けているなんて状況はありえないほどの衝撃度でしょう。主人公は女に強気でだらしない奴で、純な青年ではないけど、それでもその想像のはるか上を行く展開にオロオロする気持ちもよく分かるよ。何をどうしていいか分からずパニックになり、暴走しかけるも結局は一枚も二枚も上手な人妻とおっさんに格の違いを見せつけられる様がなかなか面白い。最初のセックスでビデオカメラを手渡す彼女の行動が、ただエロさを導いているだけではないことがわかる展開も面白いね。
 壇蜜さんのハードなエロさは圧倒的だし、何より実はめちゃくちゃキレイ。板尾創路さんの怪しげな存在感もスゴイわ。とにかく刺激が強くて退屈しないね。

(DVD)

2013.05.26

「くちづけ」☆☆☆☆

 かつては人気漫画家だった愛情いっぽんには知的障害を持つ娘のマコがいる。マコと共に知的障害者のためのグループホーム「ひまわり荘」で住み込みで働き始めたいっぽん。そこで出会ったうーやんにマコは心を開くようになり、二人は結婚すると言い出す。

 ちょっとあざといんじゃない? 終盤の展開は泣かせよう泣かせようという空気に満ち溢れている。しかーし、流れ出てしまう涙は本物だ。困ったものであるが、正直泣かされてしまいました。
 実際にあった話をモチーフにしているらしい。あの立場になった人が実際にいるってことなんだろうね。自分がもしあの主人公の立場になったとしたら、あそこまでの決断を下せるかと言えばかなり難しい。しかしあそこまでの決断を下さざるを得なくなったのだろうから、相当な苦しみである。その心情を考えると、さらに泣けてしまう。
 そのラスト以外にも僕ら観客にかなり重いテーマを投げかけてくれる映画でもある。知的障がい者との接し方、付き合い方、そして愛し方。そして障がい者たちの自立。これまた難しい。大きな問題を投げかけ、解決策は提示しないけど、解決策はきっとないのでしょう。みんなで考えなくてはいけないんでしょうけど、正直難しすぎて僕の手には負えないよ。

 それにしてもうーやんの特徴的な口調と独特のゼスチャーが頭から離れない。(笑)

(シネシティザート)


「クロユリ団地」☆☆☆

 クロユリ団地へと移り住んできた明日香は、早朝に隣室から聞こえる目覚まし時計の音や夜中に何かを引っかくような音に悩まされるが、ふとしたことからその部屋で亡くなっている老人を見つけてしまう。その日から明日香は精神的疲労を募らせていく。

 個人的には宣伝ポスターやテレビCMがネタバレになっていると思う。映画自体では仕掛けになっている事柄が、ほとんどの観客にとってすでに前提になっているのがもったいない。そうでなければ手塚理美さんの「あなた、部屋に入れたのね」のセリフで観客がその事実に気がつき、驚き、怖いと思えるのではないかね。
 僕はこういった怨霊系のホラーは謎解きを重要に思っています。誰が、なぜ、どうやって呪うのか。恐怖に怯えつつその謎を解いていくのがホラーの醍醐味です。だからこの映画はいくつかの謎がぽつぽつと明かされていくのが好きではあります。ラストの展開は驚かせてくれるし、怖いと言えば怖いしね。だからあのネタバレが残念でした。

 それにしても最近妙に前田敦子さんをよく見る。あきらかにAKB時代よりも僕の目には入るようになりました。キンタロー。さんの見間違いだけではないでしょう。(笑) CMも多いし、ドラマでも見る。そして主演映画まで。ご活躍だね。

(シネシティザート)

2013.05.24

「探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点」☆☆☆

 ある日ショーパブの従業員のオカマのマサコちゃんが殺害される。警察の捜査が進まない中、「マサコちゃんは政界の闇に触れて殺された」といううわさを耳にした探偵のもとに、マサコちゃんがファンだったバイオリニストの女から事件究明の依頼が舞い込む。

 愛すべきシリーズではあると思う。これから何作も作ってもらって、どんどん公開してもらいたい。正直今回は前作に比べてそんなには面白くはない。1作目だったら続編を希望とは思わないかもしれない。でも今後も作り続けてくれるなら、今後も全部観ていこうと思わせるものが確実にあります。もちろんそれは主人公たちの個性と魅力であり、彼らが住む作品中の世界観や空気によるものでしょう。
 いろんな思惑が交錯する事件の複雑なあらましや展開はよくできていると思うし、死んだ友人のために活躍する主人公の姿には心動かされるね。結構盛りだくさんなアクションシーンはわくわくするね。スキージャンプ台のシーンやオンボロ車の坂道大激走は面白すぎ。主要キャストの3人はみんな好きでした。

(シネシティザート)



「県庁おもてなし課」☆☆☆☆

 高知県庁は観光の促進を円滑にするため「おもてなし課」を設立し、若手職員の掛水が配属される。掛水らはまずは地元出身の有名人たちに観光大使就任を依頼する。しかしその中の一人、作家の吉門からお役所気質と民間感覚とのズレを痛烈に批判される。

 これを観て高知県に行ってみたいと思ったか。いや、べつに。ただ日本にはまだまだ美しい自然がたくさん残っていて、その自然を大切にしたいとか、その自然に触れ合ってみたいとかの感情はいくらでも湧きあがってくるけどね。パラグライダーしたくなった。でもべつに高知じゃなくても。逆にここまで高知高知言われるとどうかなと思う。高知県、ごめん。(^^;)
 おもてなし課があの大きな企画以外、普段どんな仕事をしているのかがいまいち分からないね。公務員なんだから日常的なこまごました仕事がもっとあるんじゃないかと思うんだけど、そうでもないのかな。公務員と民間感覚とのズレとか、世の中をもっと良くしようという気持ちよりも自分らのメンツや利権などを優先しているお役所対応をきちんと描いているのは好感。

 それにしてもこの映画での堀北真希ちゃんの美しさは最高峰。序盤に登場してから物語のメインに入り込むまでのミステリアス性を含んだ時間帯の姿がとにかく美しい。それだけに中盤以降に感情が見えるようになってからは普通のヒロインになってしまうのがちょっと残念かな。ただとてつもなくかわいいのは間違いがなく、これまで映画で観た中で一番可愛いんじゃないかね。錦戸君が惚れるのも何の違和感もない。僕でも惚れる。(笑)
 このふたりの夜の堤防でのシーンは名シーンだね。堀北ちゃんと一緒にこっちまでドキドキしたよ。
 あと関めぐみさんと高良健吾くんは一見して関さんのほうが年上に見えるし、実際にも年上らしいね。高良君を年上に設定したのは違和感がありましたよ。ただこの二人の関係もとてもかわいかったね。この2組がとても印象的な、結局は可愛いラブストーリーでした。

(シネシティザート)

2013.05.20

「BUNGO~ささやかな欲望~ 見つめられる淑女たち」☆☆☆

 山中で迷子になった藤子と左右吉は、偶然怪しげな西洋料理店を発見するが、店内には謎の指示が書かれているだけで誰もいない。(『注文の多い料理店』)。乳房が膨らんでしまう夢に悩んでいた中学生の寛次は、ある日夫が出征中でひとり理髪店を守る人妻のかな江の乳房を目撃してしまう。(『乳房』)。桑田は新たな下宿先の家主の妻の年子に出会い、心惹かれてしまう。(『人妻』)。

 中編6作を3作ずつ公開した2本のうちの1本。もう1本のほうも観ましたが、こちらのほうが圧倒的にエロくて僕好みである。特に2本目。中学生のころにあんな綺麗なお姉さんとあんなことがあったら、その後の人生観、確実に変わるね。そのくらい男の子にとってはインパクトのある出来事。正直うらやましい。(笑)
 宮沢賢治の「注文の多い料理店」ってよく聞くタイトルだけど、すみませんが読んだことはありません。こんな話だったのかというところではありますが、結構不道徳な設定だったりするのでもしかしたら結構なアレンジが入っているかもしれない。あとの2本はタイトルも知らなかった。あかんね。
 ただしそれぞれの話の意味はいまいち分からなかったです。退屈はしない程度。

(DVD)

「漂流令嬢 凌辱クルージング」☆☆☆

 社長令嬢の瞳は彼女の婚約者の芳光とその友人の伸吾や真希子と共に、使用人の功が運転するクルーザーで船遊びに出る。停泊し、翌朝気がつくと芳光が姿を消していた。しかもクルーザーが故障してしまい、瞳らは漂流することに。

 詳細は忘れたけど数年前に何かのおまけでディスクだけ入手。せっかくなので観てみました。21世紀に入ったばかりのころのオリジナルビデオの模様。たぶん劇場公開はされてないね。ヒロインは世紀をまたぐ頃に活躍していた人気AV女優だった(らしい)小室友里さん。聞いたことはある気がするが、顔は知りませんでした。清楚な令嬢らしさはあってなかなか可愛い感じがグッドですね。今は何をしているんだろうか。
 ストーリーは他愛のない部分もあるけど、事件の真相にも一ひねりがしてあるし、あの後どうなるんだろうねと思わせるラストは嫌いではないです。タイトルからは漂流した後に追いつめられた男が令嬢を襲うことで淑やかさから一転乱れまくってみたいなものを想像するけど、ここでは令嬢が最後まで令嬢であり続けるのが個人的には好きですね。そのほうがリアルでしょ。

(DVD)


2013.05.15

「図書館戦争」☆☆☆☆

 メディアに対する取り締まりを正当化する法律“メディア良化法”が施行された日本。笠原郁は読書の自由を守るための自衛組織“図書隊”の隊員にかつて助けてもらったことがあり、念願かなって図書隊員になる。郁は担当教官の堂上篤の厳しい指導を受ける日々を過ごす。

 去年のアニメ版も観たけど、あれではいまいち分からなかった世界観がこれを観ることで氷解しました。細かい設定まできちんと説明してくれるのは、題材ファンだけでなくたくさんジャニーズファンなんかも観に来る実写ならではなのかね。
 いまの世の中からすれば現実離れした設定には疑問もいろいろ感じてしまうけど、そこさえクリアすればドラマ的には面白かったです。まあ、本になる前に検閲すればだれも死なないのにとか思うけどね。
 根本はアクションであり、架空の社会派ドラマでもあるのだけど、個人的にはちょっとかわいい恋愛ものという印象が強いかな。無鉄砲で男勝りでありながらも明らかにお子ちゃま混じりのヒロインがとにかく可愛らしく、彼女の発する“王子様”発言に何度もほのぼのさせられてしまいました。彼女に振り回される男側も妙に可愛らしいしね。あの二人のやり取りを観ているだけでも十分に楽しい時間でしたよ。

(シネシティザート)

2013.05.05

「舟を編む」☆☆☆☆

 玄武書房に勤務する馬締光也は職場の営業部では変人扱いされていたが、言葉に対する並外れた感性を見込まれて新しい辞書「大渡海」の編さんに従事する辞書編集部に配属され、西岡ら個性の強い仲間と共に20数万語に及ぶ言葉の海と格闘することになる。そんなある日、馬締は下宿の大家の孫娘・林香具矢に一目ぼれしてしまう。

 10年前、5年前までは、仕事で報告書を書くときとか、いや、こういった感想を書くときとかにも辞書をよく引いていました。しかしもう何年も辞書を引いていない気がします。すべてネットで簡単に調べられてしまうからですね。小説や漫画をパソコンやタブレットの画面で読む気にはなれないけど、辞書や辞典は紙でなくても全然かまわなくなっています。しかし辞書を作るのがこんなにも大変なことだなんて、考えたこともなかったですね。10数年の年月をかけてやっと1冊の辞書が出来上がる。そして今の世の中で、それをありがたがる人は激減しているという事実。紙の辞書はいつの日かなくなるかもしれません。でもネットで無料で調べるためのものを、誰が作ってくれるんですかね。せめてもっと本を買おうかな。
 辞書を作る長い年月の間にも、さまざまな言葉が生まれては死んでいく。その新しい言葉に対しても、ひとつひとつを愛してあげたくなるね。

 そんな辞書の作り方をやさしく丁寧に教えてくれただけでもこの映画は愛すべきものですが、主人公のマジメくんの愛すべきキャラクターと、彼を取り巻く仲間たちと愛する人たちの姿にもメロメロです。主人公二人のラブ模様とか超かわいいし。ラブレター最高。(笑)
 惜しむらくは宮崎あおいさん演じる香具矢のほうの話が放棄され気味なことかな。

 ところでいまBSで「まほろ駅前番外地」を観ているのだけど、あの行天くんとこの映画のマジメくんが同じ人だなんて、やっぱり松田龍平は恐るべし。しかし最近、かわいい若妻は全部(←言いすぎだけど)宮崎あおいさんだなあ。頑張れほかの人。(笑)
 あーあと、バイトの森岡龍くんと斎藤嘉樹くんの横にいたひげ面青年に見覚えがあるんだけど、誰だったっけ? (マニアックすぎる疑問 (^^;) )

(シネシティザート)

「映画クレヨンしんちゃん バカうまっ! B級グルメサバイバル!!」☆☆☆

 嵐を呼ぶ幼稚園児・野原しんのすけらカスカベ防衛隊は、偶然出会ったお姉さんから“伝説のソース”を運ぶことを任せられる。それは、庶民のささやかな幸せのB級グルメを、ゴージャスなA級グルメの魔の手から守るソースだった。重大な任務を負ったカスカベ防衛隊だったが、乗るバスを間違えてしまう。

 そうかあ「オトナ帝国」や「戦国大合戦」はもう10年以上前か。当時は毎年必ず観ていたけど、いまは2、3年に1回程度になってきました。去年は観ておらず、今年はたまたま時間が合ったのでこれを選んだ形です。なぜか。原恵一監督が作っていた10年前は大人も楽しめる完成度に毎回うならされていたけど、ここ最近は明らかに子供ターゲットでいかに子供たちを楽しませるかというコンセプトで作られているからですね。もちろん面白くて楽しい。でもわざわざ他の映画よりも優先的に映画館に足を運ばなくてもいいかなという気持ちにはなってますね。この映画を観ても同じ印象でした。
 例えば伝説の焼きそばのタレをフェスティバル会場まで運ぶのが今回のメインミッションだけど、たどり着くまでの行程は盛り上がるもののたどり着いてからは別にそのタレでなくても何も問題はなさそう。焼きそば職人の(高倉?)健さんが作れば、あのタレでなくてもいいじゃん。健さんは別に焼きそば作ってないもんね。まずは健さんが作ったものを敵が食べる描写がないとあのタレの価値もいまいち分からないよね。なんでタレがあればあの状況が打破できると思えるのかわからん。
 ってことも別に子供たちにはノープロブレムだろうから、子供たちは十分楽しめたと思います。鬼ごっこも盛り上がるし、怪しげな敵のキャラクターも面白いしね。まあいいんじゃね? とにかく、焼きそばが食べたくなったのは確かだね。(笑)

(シネシティザート)

「DOCUMENTARY of AKB48 Show must go on 少女たちは傷つきながら、夢を見る」☆☆☆☆

 アイドル・グループ“AKB48”のドキュメンタリー映画第2弾。東日本大震災の被災地を何度も訪れるなど、精力的な活動を繰り広げた彼女らの2011年の動向に密着し、様々な苦悩やプレッシャーと向き合う過酷な舞台裏の様子を映し出していく。

 テレビでやっていたので1年遅れで観ました。引き込まれました。

 「あしたの私のつくり方」で前田敦子、「伝染歌」で大島優子と秋元才加、「さんかく」で小野恵令奈、「はい!もしもし、大塚薬局ですが」で小林香菜、「×ゲーム」で菊地あやか、と少しずつAKB48のメンバーは映画で覚えていっていましたが、気がつくと映画に出てこないメンバーの顔も前のほうの子たちはほとんど分かるようになりました。テレビ恐るべし。顔と名前が一致すると個人個人にも興味を持ち、一人一人に興味を持てば全体もだんだん見えてくる。アイドルグループは一人一人の顔が見えないと、グループ全体を好きにもたぶんならないと思います。
 僕はAKBを好きかと聞かれると微妙なところですが、彼女らを好きな人たちの気持ちは(個々の顔が分かるようになった今は)ある程度は分かります。この映画を観ても分かるけど、あれだけ大きな存在になりながらもこれだけ努力し続けている。そりゃあ応援したくもなるよね。

 どちらかと言えばほんわかムードで個人個人を紹介していた1作目とは打って変わり、2本目のこの映画ではとことんまでハードで厳しい彼女らの日常と苦悩を映し出しています。体力的にも精神的にもギリギリまで追いつめられた形となっていたコンサートの舞台裏の映像など、これが人気アイドルの実情かと思うと衝撃的なほどで目を見張りますね。スキャンダルに問われて謹慎することになったメンバーのくだりなども、人気商売ならではの苦しさと切なさに満ちています。裏があるから表の栄光があるというのは昔から分かっていることだけど、その裏を映すことはこのジャンルではこれまであまり行われてこなかったと思います。いろいろ考えさせられるドキュメンタリーではありました。たぶんファン以外はあまり観ない映画でしょうけど、ファン以外も観てほしいです。

 ちなみに個人的に一番印象的だったのは、前田敦子さんの「私のことは嫌いでも、AKB48のことは嫌いにならないでくださいっ」でした。(笑)

(TV)

2013.05.04

「北京的西瓜」☆☆☆

 千葉県船橋市郊外で八百屋を営む堀越春三は日本の野菜は高くて買えないと嘆く中国からの留学生たをち見かねて店の野菜を原価以下で販売するなど、なにかと世話を焼くようになる。留学生達は「お父さん」と慕って集まってくるが、あまりに度を越した援助のため、やがて店の経営は苦しくなっていく。

 大林監督の映画を始めて観たのはもう35年前の「ふりむけば愛」。それから30本以上の大林映画を観てきたのだけど、わずかに抜け落ちている数本の映画の中にこれがありました。このたびDVDで入手したので20数年目にしてやっと観ることができました。その点は嬉しかったです。
 ただ待ち望んだだけものがあったかというと微妙。(笑) 自分の理想のために家族をないがしろにする主人公の行動にはイライラしてしまう。主人公は当たり前のことをしただけみたいに語るが、あれはエゴだね。本当に大切な人たちを自分のわがままで不幸にする寸前だったと思う。厚かましく空気が読めない中国人たちの描写もどうかな。中国人全体の印象も悪くなるね。
 そしてなにより、とある事情から中国ロケが行えなかったことを劇中でそのまま役者に説明させる演出はいま観るとおかしく思える。公開当時はそのとある理由が天安門事件による渡航困難であることが公知であったかもしれないけど、いまとなってはそんなことは映画とは別の話。物語上とのリンクは全く無いしね。あの事件により、撮影が難しくなったことを示したいのなら、物語も変えてもよかったかもと、24年もたってからやっと観たものとしては思いました。その時代に観なくてはダメな映画はやはりその時代に観なくてはダメね。

(DVD)

「女巌窟王」☆☆☆☆

 港町のキャバレー“ブルー・ムーン”で踊るルミとエミの姉妹。その兄である慎一はそうとは知らず麻薬取引を手伝い、その失敗からキャバレーのボスの岩原により殺されてしまう。ルミとエミは捕えられ、連れて行かれた離れ島で追われてなんとか巌窟の奥深くに逃げこむ。二人はそこで数百年前の宝石箱を発見する。数年後、二人は岩原たちへの復讐を計画していた。

 僕が生まれる前の1960年に公開された新東宝の映画。2年くらい前にCSでやっていたのを録ったままになっていて、最近ようやく観ました。激面白かったです。
 たぶん53年前には相当エロかったと思われる露出度でのダンスシーンや洞窟でのサバイバルにニヤニヤしながら、ご都合よろしくお宝をゲットして大金持ちになり、にっくき敵たちに復讐を遂げていくヒロインたちの姿には爽快感をもらいました。ちょっとおまぬけな敵の姿も笑えるし、その反面の残虐性も注目です。昭和30年代半ばという時代性も興味深いね。なんかこの時代の日本映画をもっと観たくなりました。楽しかったです。

(TV)

2013.05.02

「SP 革命篇」☆☆☆

 官房長官襲撃事件による怪我も回復し、通常業務に戻った井上ら第4係のSPたちは国会議事堂での警備につく。一方、野望の実現に向けて動き出した尾形らの周到な計画により国会議事堂の会議場は占拠され、その様子の一部始終が全国民に向けて生放送される。尾形の指示によって本会議場から引き離されていた井上たちは要人らの拘束される議場に向かう。

 というわけで「野望篇」に続けて鑑賞。こちらはほぼワンシチュエーションで描かれるパニックムービーでしたが、前作程には面白くなかったですね。
 一番残念なのはやはり堤真一さん演じる尾形の不完全ぶりでしょう。固い信念と高い計画性を持って挑んだはずの一大イベントが、実はまったく思い通りにはことが進まないという間抜けっぷり。正直かっこ悪い。その相手が信用できるかどうかを見極めきれないようではそんな大きなことはできないのでしょう。あの他人の裏切りを裏切り返すくらいでないとダメだね。結局力技で事を進めようとするけど、単なるドタバタにしか見えないのがやはり残念。
 ただ国会議事堂を占拠するまでのテロリストたちの行動力と計画性には感心しました。ああしたら本当に国会議事堂は占拠できそうだね。

(TV)

「SP 野望篇」☆☆☆☆

 警視庁警護課第4係で要人警護の職責に就く井上薫はメンバーと共にイベントで応援警護に当たっていたが、爆弾テロを起こそうとする不審な男を察知し、追跡劇の末に逮捕する。そのころ係長の尾形は与党幹事長の伊達らとともに国民の価値観を揺るがす強大な計画を実行に移す時を伺っていた。

 面白い。いつものごとくTVシリーズは全く観ていませんでしたが、それも十分に楽しめました。ただ驚いたのは主人公が特殊能力者だったこと。もっと現実性のある設定の中でのドラマだと思っていました。あとドラマでの登場人物の立ち位置が不明なので、たぶん意外であろう堤真一さん演じる尾形の行動とか、僕には全く意外ではないのがもったいないか。
 魅力は圧倒的なアクションのキレだね。オープニングのド派手な鬼ごっこや、クライマックスで次々と訪れる敵に立ち向かっていくSP仲間たちの活躍に心躍りました。まあ敵さんも順番に来ないで一気に来ればいいのにとは思うけどね。(笑)
 後編(革命篇)へと続くであろうネタがたくさん残されている状態なので、そのあたりは消化不良ではあるけど、まあそれでも面白かったよ。

 綾野剛さんが思わせぶりに現れていかにも犯人だと思ったら、あっさりと退場したのに笑った。そうか、3年前か。(^^;)

(TV)

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