「DOCUMENTARY of AKB48 Show must go on 少女たちは傷つきながら、夢を見る」☆☆☆☆
アイドル・グループ“AKB48”のドキュメンタリー映画第2弾。東日本大震災の被災地を何度も訪れるなど、精力的な活動を繰り広げた彼女らの2011年の動向に密着し、様々な苦悩やプレッシャーと向き合う過酷な舞台裏の様子を映し出していく。
テレビでやっていたので1年遅れで観ました。引き込まれました。
「あしたの私のつくり方」で前田敦子、「伝染歌」で大島優子と秋元才加、「さんかく」で小野恵令奈、「はい!もしもし、大塚薬局ですが」で小林香菜、「×ゲーム」で菊地あやか、と少しずつAKB48のメンバーは映画で覚えていっていましたが、気がつくと映画に出てこないメンバーの顔も前のほうの子たちはほとんど分かるようになりました。テレビ恐るべし。顔と名前が一致すると個人個人にも興味を持ち、一人一人に興味を持てば全体もだんだん見えてくる。アイドルグループは一人一人の顔が見えないと、グループ全体を好きにもたぶんならないと思います。
僕はAKBを好きかと聞かれると微妙なところですが、彼女らを好きな人たちの気持ちは(個々の顔が分かるようになった今は)ある程度は分かります。この映画を観ても分かるけど、あれだけ大きな存在になりながらもこれだけ努力し続けている。そりゃあ応援したくもなるよね。
どちらかと言えばほんわかムードで個人個人を紹介していた1作目とは打って変わり、2本目のこの映画ではとことんまでハードで厳しい彼女らの日常と苦悩を映し出しています。体力的にも精神的にもギリギリまで追いつめられた形となっていたコンサートの舞台裏の映像など、これが人気アイドルの実情かと思うと衝撃的なほどで目を見張りますね。スキャンダルに問われて謹慎することになったメンバーのくだりなども、人気商売ならではの苦しさと切なさに満ちています。裏があるから表の栄光があるというのは昔から分かっていることだけど、その裏を映すことはこのジャンルではこれまであまり行われてこなかったと思います。いろいろ考えさせられるドキュメンタリーではありました。たぶんファン以外はあまり観ない映画でしょうけど、ファン以外も観てほしいです。
ちなみに個人的に一番印象的だったのは、前田敦子さんの「私のことは嫌いでも、AKB48のことは嫌いにならないでくださいっ」でした。(笑)
(TV)
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