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2013.04.25

「藁の楯」☆☆☆☆☆!

 ある日、新聞に「清丸国秀を殺してくれれば10億円」という広告が掲載された。政財界の大物・蜷川が自分の孫娘を殺した清丸の首に懸賞金をかけたのだ。身の危険を感じた清丸は福岡で出頭し、警視庁は彼の身柄を東京に護送すべく、銘苅や白岩ら5人を護衛に付ける。

 世の中人間の屑はいくらでもいると思うけど、この映画の藤原竜也に勝る奴はなかなかいない。まさにキングオブ屑。屑中の屑。ありとあらゆるタイプの屑を100人集めて屑エキスを抽出してぎゅぎゅぎゅ~と濃縮したとしてもたぶんこいつにはかなわない。こいつを見ていると一瞬たりとも心休まることはないね。いま思い出しても心が震える。
 そんな屑を命がけで守る意味があるのか。たぶん誰が見てもそんなことに意味も価値も感じないでしょう。主人公たちがさまざまな苦難を受けながらもこいつを守ろうとする姿に、心から共感できる人はそうはいないでしょう。なぜそこまでする? いや、なぜそこまでできる? 「任務だから」以外の理由はなく、その任務を失敗しても、放棄しても誰からも責められることはない。99%以上の人はこの任務に命をかけることなんてできないと思います。実際にその任務の中で命の危険に面した時、それは無駄死に以外の何物にも見えてこないからね。とにかく1から10まですべてが納得のできない任務でしかないです。
 そういった、そもそも意味をつかむことができない主人公たちの姿でありながら、その姿を否定することもできないもどかしさ。スピーディに次から次へといろんな形で襲われていく前半も、少し落ち着きつつもどちらへ転がり落ちるのか展開が読めなくなる後半も、何が正しいのか全く分からないまま自問自答ばかりが続くつらさに押しつぶされそう。正直ぐったりと疲れました。超面白かった。とにかくスゴイ!

(シネシティザート)

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