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2013.04.27

2012年度日本映画ベストテンが完成

 日本アカデミー賞が発表後、日本映画プロフェッショナル大賞(作品賞「SR サイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者」)、日本シアタースタッフ映画祭(同「おおかみこどもの雨と雪」)、日本映画批評家大賞(同「鍵泥棒のメソッド」)と残っていた3つの映画賞が発表になっています。これでたぶん完全に打ち止めです。

 ここまでに発表になった17個の映画賞と、僕が勝手にやってるはるデミー賞も合わせて2012年の総合ベストテンと個人賞が仮確定しましたので、ホームページの方にまとめました。一応以下に載せておきます。

1位「桐島、部活やめるってよ」
2位「鍵泥棒のメソッド」
3位「終の信託」
4位「かぞくのくに」
5位「おおかみこどもの雨と雪」
6位「わが母の記」  
7位「ヒミズ」
8位「アウトレイジビヨンド」「苦役列車」「夢売るふたり」 (3本同点)

監督賞   吉田大八「桐島、部活やめるってよ」
主演男優賞 阿部 寛「テルマエ・ロマエ」
主演女優賞 安藤サクラ「かぞくのくに」
助演男優賞 森山未來「ALWAYS 三丁目の夕日'64」「北のカナリアたち」
助演女優賞 安藤サクラ「愛と誠」「その夜の侍」
新人賞   武井 咲「るろうに剣心」「愛と誠」「今日。恋をはじめます」

 こうしてみて、やっぱり去年は安藤サクラさんの年だったのかと思います。今年も活躍してくれるといいですね。

 ところでみなさん、はるデミー賞への投票お願いします。(笑)

2013.04.25

「藁の楯」☆☆☆☆☆!

 ある日、新聞に「清丸国秀を殺してくれれば10億円」という広告が掲載された。政財界の大物・蜷川が自分の孫娘を殺した清丸の首に懸賞金をかけたのだ。身の危険を感じた清丸は福岡で出頭し、警視庁は彼の身柄を東京に護送すべく、銘苅や白岩ら5人を護衛に付ける。

 世の中人間の屑はいくらでもいると思うけど、この映画の藤原竜也に勝る奴はなかなかいない。まさにキングオブ屑。屑中の屑。ありとあらゆるタイプの屑を100人集めて屑エキスを抽出してぎゅぎゅぎゅ~と濃縮したとしてもたぶんこいつにはかなわない。こいつを見ていると一瞬たりとも心休まることはないね。いま思い出しても心が震える。
 そんな屑を命がけで守る意味があるのか。たぶん誰が見てもそんなことに意味も価値も感じないでしょう。主人公たちがさまざまな苦難を受けながらもこいつを守ろうとする姿に、心から共感できる人はそうはいないでしょう。なぜそこまでする? いや、なぜそこまでできる? 「任務だから」以外の理由はなく、その任務を失敗しても、放棄しても誰からも責められることはない。99%以上の人はこの任務に命をかけることなんてできないと思います。実際にその任務の中で命の危険に面した時、それは無駄死に以外の何物にも見えてこないからね。とにかく1から10まですべてが納得のできない任務でしかないです。
 そういった、そもそも意味をつかむことができない主人公たちの姿でありながら、その姿を否定することもできないもどかしさ。スピーディに次から次へといろんな形で襲われていく前半も、少し落ち着きつつもどちらへ転がり落ちるのか展開が読めなくなる後半も、何が正しいのか全く分からないまま自問自答ばかりが続くつらさに押しつぶされそう。正直ぐったりと疲れました。超面白かった。とにかくスゴイ!

(シネシティザート)

2013.04.22

「桜、ふたたびの加奈子」☆☆☆☆

 信樹と容子の一人娘の加奈子は小学校の入学式の朝、交通事故に遭い命を落としてしまう。絶望した容子は首をつろうとするが失敗する。ある日、容子は妊娠中の高校生・正美に出会う。

 Wikipedeiaで原作のあらすじを読んだら全然違う。しかも初出がハルキホラー文庫。(^^;) これはものすごい改変だ。しかもうまくいっている。

 同じように娘を持つ身としては、前半ですでに心穏やかではいられない。突然に人生で一番大切なものを失う瞬間の恐ろしさ。そのあとに続く絶望の日々には震えがくるくらい。夫婦がどうやってその苦しみを乗り越えていくのか。当初は間違いなく狂気に満たされていて、そこからどうやって一歩踏み出すのか。
 その苦しみの乗り越え方は、正直言って想像を絶する展開の中にありました。普通に考えたらそんなのありかとも思える出来事に直面し、しかしそれによって確かに一歩踏み出せるというのは実は感動的でした。あれを受け入れられない人も多いでしょうね。でも僕には感動的でした。
 伏線も素晴らしい。ああ、そういうことだったのかと後から明らかになることで驚かされる。

 実は予告編が素晴らしく、それだけで泣きそうになったよ。

(静岡東宝)

「ボクたちの交換日記」☆☆☆

 甲本孝志と田中洋平は結成12年目になるが、いまだ鳴かず飛ばずのお笑いコンビ「房総スイマーズ」。コンビの将来について膝を突き合わせて話すことをしてこなかったと感じた甲本はお互いの本音をぶつけ合うために交換日記を始めようと田中に持ちかける。

 最後は盛り上がった。ちょっとだけ感動した。ただし中盤まではあまり面白くなかったので、単にその反動なのかもしれないけどね。

 そもそもなんで交換日記などを始めるに至ったかがよく分からない。交換日記なんてかなり異常だよね。中学生カップルじゃないんだから。っていまどき中学生でもやらんだろうなあ。
 交換日記ってどういうテンションかいまいち分からないけど、あんなふうに一言二言書いて会話的に話が進むとか、あるんだろうか。少なくともメールだったら相手の書いたことを何度も読み直して、自分の文章も推敲して、これでいいか確認して送る、みたいな手順を踏むはずだけど、ここに描かれる交換日記はその何倍もお気軽な会話が続く。手書きだし、わざわざ持って行かなくてはならないし、たぶん1日1往復がいいところだろうから、媒体的にはメールよりもずっとずっと重みがあるのにね。

 しかし解散のきっかけになる舞台上での出来事はちょっとキビシイなあ。見ているこちらがいたたまれないね。あとこういうのを見ていると、面白くないと言われ続けながらもテレビで時折見かけることができる中堅芸人とか、実はすごい面白いほうなんだろうなと思うね。

(MOVIX清水)

「愛を歌うより俺に溺れろ!」☆☆☆

 ガールズバンド・ブラウエローゼンのリーダー・桜坂水樹は、聖野薔薇女子学院で王子様扱いされていた。ある日、ブラウエローゼンの女性限定ライブに、男海山高校でお姫様扱いされている美少年・白石秋羅が紛れ込む。突然、秋羅は水樹に告白する。

 男にしか見えない女の子と、女にしか見えない男の子のラブストーリー。だとは思うけど、どっちもきちんと男は男、女は女に見えてしまうのがもどかしい。声を出してもなお、性別を間違われる演出とか、どう見ても不自然だよ。いっそのこと、男女逆転でキャスティングしちゃえばよかったのに。(笑)
 お話は他愛のない可愛らしい少女漫画。恥ずかしくもあり、くすぐったくもあり、癖にもなる。(^^;) ラブもバンドも最後どうなるかとかだいたいは観る前からわかりそうだし、驚きも少ない。秋羅が男子校でアイドル扱いされているのがおかしい。男子校ってあんな感じ?(わけないか)
 お気に入りの大野いと嬢は役に馴染んでない感じでいま一つかな。

(DVD)

2013.04.15

「プラチナデータ」☆☆☆☆

 警察庁の特殊捜査機関「特殊解析研究所」に所属する研究者の神楽はDNAを使った捜査システムを構築させようとしていた。しかしある日、DNA捜査のシステム開発者の殺害事件が発生し、現場から神楽のDNAデータが検出されてしまう。身に覚えのない神楽は逃亡し、DNA捜査に疑問を抱くベテラン刑事の浅間が追跡する。

 うん、面白かった。気になる点はあるよ。けっこうある。でも今回はそういうのはいいやと思わせるパワーもある。今回は素直にこの単純なる追いかけっこサスペンスを楽しんでしまいました。いろんなネタがちりばめられているので、どういうふうに話が進んで、どういうふうに決着をつけるのかはなかなか興味を持たせてくれたしね。主要人物がいきなり死んじゃったりしてて驚いたよ。

 DNAを使った捜査とかもうすでにかなり実現化されている技術になっていると思うけど、それはそれでいいことだと思う。僕は技術系の人間でもあるので、技術の発展には賛成的です。ただしここに描かれるように使い方を間違える、もしくは悪用する人がいるってのが問題になるのでしょう。これはDNAデータベースに限ることでもないんだよね。単なる個人情報とそんなには差がないことだよね。

(シネシティザート)

「千年の愉楽」☆☆☆

 産婆として生きてきたオバが取り上げた中本の家の男たち、半蔵、三好、達男。彼らは皆その宿命を背負い、女たちとさまざまな形で交わり愉楽を与えながら生きていた。

 多くの男にとって、女にモテるかどうかというのは人生の一大事である。それが個人の資質である以上に、血族の宿命であるかのような男たちの生きざまは見ていて腹が立つ。(笑) その家に生まれたがために?女にモテ、ただしそれによって身を持ち崩していく。うらやましくもあり、ざまあみろでもある。明日から真面目に生きようと思い今日は女と遊ぶ。そんなのあほかという感覚。ちょっとイライラする。正直、何が言いたいのかよく分からなかった。三好とか、相当なアホだしね。

 寺島しのぶさんが役柄上結構な年齢(50歳とか)なのではないかと思うのだけど、実年齢以上にはあまり見えないのが難点でもあるね。

(静岡シネギャラリー)

2013.04.14

「相棒シリーズ X DAY」☆☆☆☆

 インターネット上に謎のデータがばらまかれていた。時を同じくしてとある銀行のシステム担当の男が死体で発見される。男はそのデータをアップしていたと分かり、男を不正アクセス容疑で追っていた警視庁サイバー犯罪対策課の岩月と殺人事件として調べる捜査一課の伊丹は成り行きからコンビを組むことになる。

 ここに描かれている事象はたぶん夢物語ではない。十分にありうることでしょう。そのX-DAYがいつか来る可能性は結構高いのではないか。そうなったときに僕らはどうしたらいいかは示されておらず、不安をあおるばかりの映画になり、これはホラー映画といってもいいかもしれない。
 その恐怖を感じつつ、サスペンス性やエンターテイメント性も高く、主人公二人の掛け合いや犯人探しの謎解きも十分に楽しめる映画でした。面白かったです。

 もう4本目になる「相棒」映画を観るたび「テレビも観よう」とか思うのに、結局1回も観たことがない。(^^;) 全部面白いんだけどね。今度こそ観よう。とか言って結局観ないかも~。

(シネシティザート)

「みなさん、さようなら」☆☆☆

 小学校を卒業した渡会悟は「一生、団地の中だけで生きてゆく」と決意する。年は流れて小学校の仲間たちは年々団地から去って行くが、悟は団地の商店街にあるケーキ屋に就職し、団地の中だけ生活を続けている。彼はなぜ団地の中だけで暮らしているのか。

 中村義洋監督、濱田岳主演。ってだけで面白さは約束されたもの。っていうのはちょっと甘かった。

 小学校の時点で団地から外に出ないという決心をする。いったい何が理由なのか。そこが最大の焦点だと思うのに、その理由には正直言って拍子抜けでした。どんだけ深い思いがあってそんな決心をしたのかと思ったのに、そんな理由かよ~と思ってしまったよ。当事者としては明確な理由であり、その理由には同情すらせざるを得ないのだけど、そのドラマチックな境遇の理由としてはあまりにもありふれている。その理由だったら最初に明らかにしてしまったほうが物語上ずっといいと思いました。
 団地に住む同級生がどんどん減っていく描写は面白い。団地ってそんな感じかもね。

 倉科カナさんは可愛いね。彼女の気持ちが一番深く伝わった。波瑠さんがエロい。

(静岡シネギャラリー)

2013.04.09

「すーちゃん まいちゃん さわ子さん」☆☆☆☆

 “すーちゃん”は、料理好きでカフェ勤務。“まいちゃん”はOA機器メーカーに勤務。そして、“さわ子さん”は、母と2人で祖母の介護をしながら、WEBデザイナーとして働いていた。かつてのバイト仲間だった3人は、それぞれ悩みや不安を抱えていた。

 しみじみ素晴らしい。大きな事件が何も起きず、ただたんたんと30代女子たちの日常を追う。それだけなのに、こんなに面白いのはやはり素晴らしい。30代独身女子がどれだけのものを抱えて生きていくかを描く映画は他にもいろいろあるけども、その中でも一番面白いかもしれないね。
 なかでも柴咲コウさん演じるすーちゃんの悩み苦しみながらも凛とした生き方には感動しますね。ほのかな思いを感じる相手との関係にやきもきさせられ、その展開には驚かされたし、その決着がついた後の彼女の姿が素晴らしかった。
 まいちゃんにもいろいろ考えさせられるけど、さわこさんの境遇や恋愛の話もずっしり来るね。喫茶店での展開にはやっぱり驚きました。あれは許せないでしょう。

 みんなで高層マンションの見学に行くシーンとか好きだなあ。ああいう小さな幸せが大切なんだよね。佐藤めぐみさんのいやらしさはビビるし、井浦新さんの情けなさっぷりは妙に共感。(笑)

(シネシティザート)

「アジアの純真」☆☆

 在日朝鮮人少女がチンピラに絡まれ、白昼に大勢の目の前で殺害される事件が起きる。その少女の妹は第二次世界大戦の時から残っていた毒ガスを手に入れ、姉の殺害現場で見て見ぬ振りをしてしまった気弱な日本人高校生とともにある目的を持って旅に出る。

 前半はいろいろ考えさせられました。暴力沙汰を見て見ぬふりというのは朝鮮人だからという部分もあるかもしれないけど、本質的には単純に怖いからだよね。でも家族を殺された朝鮮人少女の日本人に対する恨みを否定することはできないし、その彼女が人を殺すことができる力を手に入れた後にその行動に出る気持ちも理解はできてしまう。その怒りの対象を一般の日本人全体に向けるのはおかしいとかちっこいことは言わないので、もっとガンガンやっちゃっていいよと、映画を観てるだけであれば僕は思ったりもします。

 しかし後半、正直何が何だか分からなくなりました。夢か現実かもよく分からない世界に入っていくし、彼らが何をしたいのか、映画自体が何を言いたいのかも全然分からなくなりました。後半はただ派手にしたいだけ? もっと現実的な展開で締めくくってくれれば、もっとメッセージ的なものも伝わったのではないかな。

(DVD)

2013.04.04

「私の優しくない先輩」☆☆☆☆

 九州の片隅にある小さな島に住む女子高生の西表耶麻子はやさしい南先輩に恋していたが、告白もできずに妄想は膨らむばかり。ある日渡せないまま持っていたラブレターを部活の不破先輩に見つけられてしまう。おせっかいな先輩は無理やり耶麻子の南先輩への告白大作戦を始めようとする。

 楽しい。純粋に能天気に楽しめる娯楽性が素晴らしい。突然歌いだし、何度も宙吊りになるヒロインには萌えるね。ウザったい先輩のキャラクターも悪くないし、全然退屈しない。終盤ちょっと意味がわからない展開になってしまって結末も放り出し気味なのは残念だけど、それらを除けばお話自体も好きです。最後のエンドロールのミュージカルは楽しいね。この形のエンディングでつまらないものはほとんどないので、他の映画でもどんどんやってほしいかも。
 まあ巷の評判を見るとさほどいいとは言えない感じですが、僕は好き。こんなかわいい映画を観ることは僕にとっては幸せな時間であります。びゅんびゅん飛び回るマット運動には笑ったよ。

(TV)

「科学忍者隊ガッチャマン」☆☆☆

遠い宇宙から地球に舞い降りた総裁Xは、秘密軍団ギャラクターを組織し攻撃を開始した。ギャラクターの魔手から世界を救うため、南部博士は大鷲の健たち5人の若者から成る科学忍者隊を組織させて立ち向かう。

 ここ1年くらい、我が家の朝はガッチャマンから始まります。おはよう忍者隊やギャラクターの活躍を見ずして、一日は始まりません。そんなおりにテレビで本家の映画版をやっていましたので、子供のころ観たこの映画を数十年ぶりに観直してしまいました。内容は結構覚えていました。
 子供のころは純粋に健やジョーの活躍にワクワクして観ていたはずなのに、こうしておはよう忍者隊にどっぷりはまっている今となっては、この映画のいたるところでついつい笑ってしまうようになってしまいましたよ。南部博士やアンダーソン長官が出てくるだけで笑っちゃう。レッドインパルスやベルクカッチェなんて大爆笑だよ。ああ、踏み外したよ~。
 そんな状態なのでいま作られている実写版を、心穏やかに観る自信はないですね。そういえばカッチェはだれがやるんだっけ?

 とか言っててこれ書いてアップする前にガッチャマン終わっちゃった。(^^;) 次はマジンガーZIPだって~。

(TV)

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