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2012.07.10

「シグナル 月曜日のルカ」☆☆☆☆

 帰省中の大学生の宮瀬恵介は夏休みの期間を利用して、古い映画館・銀映館でアルバイトをすることにするが、共に働く映写技師のルカはもう3年間も劇場から外に足を踏み出さず、そして月曜日になると必ずナーバスになるので、そのことに関して干渉しないというのが採用に当たってのルールだった。彼女について興味を持った恵介は、次第にルカに惹かれていく。

 なんで彼女は月曜日になるとナーバスになるのか。それらの理由は分からないでもないけど、わざわざ月曜日にしているアレを、まず止めるべきだと思うよ。アレは回避できるでしょう。そうすれば3年も経たないうちに、気持ちは風化できたんじゃないかね。それが止められなかった理由を描いてほしかった。
 それと高良健吾君のあの執着心がどこから来ているのかはよく分からなかったね。好きだからとかでは納得いかない何かを感じるのに。

 映画館が出てきたときにこれは島田みのる座ではないかと思ったけど、どうも上田のほうの映画館らしい。似てると思うんだけどね。誰か思わなかった?
 映画館で働くなんて、僕からすれば夢の一つではある。でも実際に働いたらきっとつらいことだらけではないかと思うし、それは夢ではなくなる気もするので、働きたくは実はない。でも上映中の映写室には一度でいいから入ってみたいですね。

 期待の新人の三根梓さんは期待以上にいいんじゃない。セリフ回しよりも表情の豊かさに将来性を感じます。ただ惜しむらくは高良くんが凄すぎて、共演シーンでは(西島隆弘君も含めた)主人公の二人がかすみがちなことが残念ではある。相手が悪かったかも。


(MOVIX清水)

「11.25自決の日 三島由紀夫と若者たち」☆☆

 文豪・三島由紀夫は数々の名作を著しノーベル賞候補と目されていた。その一方で、三島は民族派の学生らとともに楯の会を結成。有事の際には自衛隊とともに出動し、命を賭す覚悟をもっていた。しかし暴動が起きても一向に自衛隊は出動しない。三島と楯の会の面々は焦りだす。そして、1970年11月25日、三島は楯の会の4人と共に、ある決意を持って陸上自衛隊市ヶ谷駐屯地へと向かう。

 この映画の描き方だと、三島由紀夫の自決は、無駄死ににしか思えない。っていうか、やっぱ無駄死になのかね。本人は伝説化したかもしれないけども、世間的にはただの迷惑な出来事ではなかったかと、この映画を見てもやっぱり思う。特に一緒に自決した青年は、輪をかけて無駄死にに見える。
 70年代を描く映画を観るとどれも、その時代の若者の気持ちが全然分からないで悩むことが多いです。なぜあの時代はあんなにも熱く、そして寒かったのか。あの頃はよかったと思う人も多いでしょうが、正直あの時代に青春時代を過ごさなくてよかったと、こういう映画を観ると思ってしまう。これは物がなかったとか不便だったとか相違問題ではなく、スピリットの問題です。僕がそうなんだから今の若者にはもっと理解できないでしょう。そうではないんだよと教えてくれる映画はないものでしょうか。

(静岡シネギャラリー)

2012.07.09

「貞子3D」☆☆

 鮎川茜が教師として勤める学校で、自殺を生中継した動画サイトの投稿映像が噂となり、茜の教え子である典子が不可解な死を遂げる。時を同じくして、各地でも同じような不審死が相次いでいた。警察は一様に自殺と断定するが、それらの度重なる死には”貞子”が関係していた。

 もうみんな、貞子の怖さを忘れてしまったのかね。貞子が怖かったのはただそこにいて呪った相手を念じ殺すだけだからだと思う。いわばあの直立不動とスローな動きが怖さを倍増させているのです。たしかにテレビから這い出てくる動きは怖いけど、それもゆっくり少しずつだから。それなのにあんな楳図かずおの漫画に出てくるような化け物になってシャカシャカ動き回るなんて、はっきり言ってぜんぜん怖くない。モニターからガーンと出てきて引きずり込むなんてありえない。多少ハラハラはするけど、全然引きずらないっしょ。あれって絶対3Dにするがために立体的にしたかったんだよね。貞子の怖さは平面的なものなのに、立体的にした時点で、それは別のものでしょうよ。子供たちは大騒ぎ。本当に怖かったらあんなに騒げないと思うよ。
 話自体もただの化け物映画でしかないから何の面白みもない。謎解きの面白みもないし、事態が解決したのかもよく分からない。ヒロインのバックボーンもご都合的にしか思えないし、何を描きたかったのか全然分からないよ。

(シネシティザート)

「SPEC 天」☆☆

 通常の捜査では解決できない特殊な事件を専門に扱う「警視庁公安部公安第五課未詳事件特別対策係」で捜査に当たる特別捜査官の当麻紗綾と瀬文焚流のもとに“ミイラ死体殺人事件”のニュースがもたらされる。これはスペックホルダーによる犯行なのか。事件はやがて国家をも揺るがす大事件となっていく。

 テレビドラマの映画化は批判されがちだけど、僕自身はべつにかまわないと思うと毎回言ってるね。ただそれは映画単体で話が充分に理解でき、かつドラマを観ていなくても充分に面白いというのが前提条件ではある。
 しかしここまでテレビ視聴者以外を排除したかのような映画は、僕は支持しません。SPECってのは、結局超能力者ってことなのかね。なんか伝説の存在みたいな描かれ方をしていたけど、人間を超越した次に世代の存在なのかね。よく分かりませんでした。最後もよく分からなかったし。ドラマ視聴者はたまらないのかもしれないけど、いろんなところが理解できない僕にはただバタバタしているだけの退屈な時間でした。
 戸田恵梨香さんは昔は超美少女だったけど、いまは個性派美人になったね。女優としてはいい道を歩んでいる感じ。

(TOHOシネマズ川崎)

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