「指輪をはめたい」☆☆☆☆
29歳独身サラリーマンの片山輝彦は、ある日スケートリンクで転んで頭を打って気を失い、病院のベッドで目を覚ます。荷物を調べると婚約指輪を見つけるが、誰に渡すものだったのか覚えていない。しかも輝彦は自分が3人の彼女と付き合っていたことを知る。いったい自分は誰にプロポーズするつもりだったのか。
そうか、そういうことだったのか。序盤からなんとなく不可思議な描写があったので違和感を感じていたのだけど、そういうことなら納得だ。3人の女性たちに囲まれて羨ましいだけのニックキ存在であるはずの主人公が、だんだんと気の毒に、そして愛おしく思えてくるのがとても素晴らしい。面白いではないか。とても切ないではないか。もちろんその切なさは、3人の彼女らそれぞれにもそう思える。
それにしても女性陣にビッグネーム三枚そろえてそれぞれあの扱いというのはスゴイね。絵に描いたような4人集まっての修羅場には笑った。
(ヒューマントラストシネマ渋谷)
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