January 2017
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

« October 2011 | Main | December 2011 »

2011.11.30

「牙狼-GARO- RED REQUIEM」☆☆☆☆

 人間界へ降臨した最凶の魔獣使徒”ホラ−”7体が復活し、魔戒騎士の冴島鋼牙はそれらを壊滅すべく旅に出る。鋼牙は旅先で魔戒法師のアカザとシグト、烈花に出会う。

 この映画は元々は5年位前にテレ東の夜中にやってた連ドラで、気にはなっていたけど観れなかったもの。それがなぜかいまごろ劇場版としてよみがえったわけで、初めて観ることに。いやあ、ヒーローもの大好き。ウルトラマンや仮面ライダーも好きだけど、こういう新しいヒーローが見れるとワクワクするね。しかも雨宮慶太監督作品。「タオの月」以来? スッゲー久しぶりで心躍る。
 お話は勧善懲悪のアクションもので、話は単純、がーっと盛り上がってがーっと解決。そしてヒーローは去っていく。いいじゃん。ヒーローものってコレでいいのよ。これがいいのよ。敵と見方がくるくる変わるような複雑な話もいいけど、こういった単純な映画も実はとても面白いのです。

 しかしこうゆうのって対象年齢はいくつくらいなんでしょうね。おじさん楽しかったけどさ。

(DVD)

「ステキな金縛り」☆☆☆

 失敗続きでがけっぷちの弁護士、宝生エミは妻殺しの容疑で逮捕された矢部五郎の弁護を担当することになる。矢部は「旅館で金縛りにあっていた」とアリバイを証言し無罪を主張するが、それを証明する人はいない。エミはその旅館に出かけていき、その部屋に泊まる。するとそこに矢部に金縛りをかけたという落ち武者、更科六兵衛が現れる。エミは彼を証人として法廷に連れて行こうとする。

 三谷幸喜の脚本でうまいなあと思うのは、伏線の張り方です。どんな意味があるんだろうと思わせるような突飛な設定が、ちゃんとあとで効いてくるのが見事。この映画で言えば、幽霊が見える見えないの条件のつけ方の使い方にとても感心させられてしまう。ラストシーンの深津さんとかね。だから面白いなあというよりは、うまいなあと思う点が多いのよね。うまくまとまっている、と言うか。
 このうまい話の進め方、豪華すぎる出演陣、クスクス笑える演出と、どこをとっても退屈させない上手な映画ではあります。ただ残念なのはそれ以上では決してないところかな。

 この映画で僕が好きなのは、小日向文世さんの天よりの遣い。やっぱり映画好きってそんな感じだよね。(笑)

(新静岡シネザート)

2011.11.29

第36回報知映画賞

今年も報知映画賞が発表になりました。映画賞好きの私はこのシーズンからテンション上がります。(笑) それぞれの結果は以下の通りです。(敬称略)

第36回報知映画賞

作品賞   「八日目の蟬」
監督賞   園子温 「冷たい熱帯魚」
主演男優賞 堺雅人 「武士の家計簿」「日輪の遺産」「ツレがうつになりまして。」
主演女優賞 永作博美「八日目の蟬」「酔いがさめたら、うちに帰ろう。」
助演男優賞 でんでん「冷たい熱帯魚」
助演女優賞 宮本信子「阪急電車 片道15分の奇跡」
新人賞   砂田麻美「エンディングノート」(監督)
特別賞   新藤兼人監督、原田芳雄

 今年は何となく不作を感じています。なのでと言うことではないのですが、個人的には今年は「八日目の蝉」か「一枚のハガキ」が来るのかなと思っていました。ということで作品賞に意外さは感じていません。しかし選考過程を読むと「八日目」VS「冷たい熱帯魚」だったようです。そしてその「冷たい熱帯魚」の園子温が監督賞という展開はいたしかたないところか。でんでんスゴかったもんなあ。ヨコハマ映画祭とか批評家大賞でなく報知映画賞で助演賞とは恐れ入りました。

2011.11.28

「シロメ」☆☆☆☆

 6人組アイドルグループ、ももいろクローバーはテレビの企画で“シロメ様”と呼ばれる化け物が潜むと噂される廃墟にむかう。そこで待ち受けていたのは数々の超常現象であった。

 ももいろクローバーZは昨今のアイドルグループブームの中でも明らかに異色の存在で、その色物的なパフォーマンスの中にもしっかりした歌とダンスを見せることができるようで、なかなか人気があるようです。僕が好きになるタイプのグループではないものの、出てるとなんか気になって見てしまうのも事実。
 そんな彼女らがまだ6人組(今は5人組)で、名前にZがつく前に映画デビューを果たしたのがこれ。といっても9割がドキュメンタリーで、素の彼女らがとある番組の企画で「シロメ様」がいるという心霊スポットに向かって、そこで恐怖と戦いながらパフォーマンスをするというもの。ただ映画としてはコレは劇映画であるという体裁をとっているので、なんともいえない不可思議な世界が繰り広げられます。最後に映画的なオチも用意されているしね。
 コレをくだらないとか言ってしまうのは簡単だけど、今まで僕が観たことなかったタイプの映画であることは間違いないし、なによりこの不可思議な世界が引き起こす違和感が本当に今まで感じたことのないものだったため、とにかく気持ち悪いような気持ちがいいようななんとも言えない感覚が残っています。コレをばっさり切り捨てることはやっぱりできないです。

(DVD)

「カイジ2 人生奪回ゲーム」☆☆☆☆

 一度は多額の借金を帳消しにしたカイジだったが、気がつくと再び借金まみれになってしまい強制労働の身に墜ちていた。しかしそこで賭けに勝ち、期限付きで外の世界に出てきたカイジは、借金をチャラにすべく裏カジノで当たれば10億円以上を稼げるモンスターパチンコ台「沼」に挑戦することになる。

 バカバカしいにもほどがある。なんだあのパチンコは。そしてなんだあの攻略法は。そしてなんだこの盛り上がりは。面白すぎるじゃないか。(笑)
 間違いなく今年を代表するバカ映画。何千万だ何億円だが紙切れか何かのごとくの軽さで飛び交い、その熱さのわりにはやっていることは子供のケンカのごとくの単純さ。その単純さの中に奥深さがあるわけでもない。予告編では「裏の裏の裏の裏の裏の裏の・・・・・・裏を読め」みたいに煽っていたけど、そんなものはほんのちょびっとで、メインはただただ情熱としつこさと力技での決着を見る。いや、マジでバカバカしくて笑った。悪くない。馬鹿にもしていない。この熱さとバカ苦しさが好きです。
 しかし無駄すぎるくらい各演技者が好演なのが笑える。ぜひ誰か伊勢谷友介くんに「あしたのジョー」とのあわせ技で助演男優賞を。

(静岡東宝)

2011.11.10

「ツレがうつになりまして」☆☆☆

 売れない漫画家の高崎晴子の夫、幹男は勤勉なサラリーマンであったが、突然「死にたい」と呟くようになり、病院でうつ病と診断される。晴子は幹男に「会社を辞めないなら離婚する」と告げ、休養を薦める。夫婦で家にいる生活にも慣れてくるが、収入源がなくなった高崎家は困窮する。

 ほのぼのとした優しい映画でした。能天気な僕としては自分はうつ病とは最も遠くにいるタイプだと思っているのですが、世の中何があるか分かりません。誰もがこういった病にいつかかるのかもしれませんし、回りにそういった人がいつ出てくるかもしれません。そうったときにこの映画の奥さんのように、大きく暖かく包み込むように対応できるのかどうか、あまり自信はないですね。もっと優しくならなきゃね。
 細川貂々さんの漫画は結構好きです。このタイトルの原作本は持っていないのですが、原作3冊の内の他の1冊をはじめとして数冊所有しています。絵柄もテンポも好き。これからももう少し集めたいです。

 宮崎あおいさんはすっかり人妻になってしまいましたね。堺雅人さんが笑うと小日向文世さんに見えちゃうのは僕だけ?

(シネシティザート)

「名前のない女たち」☆☆

 22歳のOL純子は、ずっと地道に生きてきたが、彼女は渋谷でスカウトマンに声を掛けられ、アダルトビデオの世界に足を踏み込むことになる。桜沢ルルという芸名となり、水色のウィッグをつけてオタク少女のキャラクターで売り出す純子。やがてルルは人気が出てくるが、怪しいストーカーにつきまとわれるようになり、会社でもAV出演がバレてしまう。

 アダルトビデオの女優さんにはある基準でざっくり分けるとほんの一握りの単体女優と、その他数千人はいるだろう企画女優に分けられます。個人(単体)でパッケージを何本も出して有名になるチャンスも持つ単体女優とは別に、企画女優のほとんどはその名前を広く知られることもなくいろいろな設定のAVに出演し、使い捨てのようにそのキャリアを終えていきます(たぶん)。この映画の原作はそういった”名前のない"企画女優たちにスポットを当ててその生き方や考え方を探っていくというノンフィクションと認識しています。(知ってはいるけど、読んだことがないので)
 なのでこの映画もそういった有名になることもなくAVに出ることになる女の子たちをドキュメントチックに描いたものなのかと思っていたのですが、主人公は有名になっていっちゃうし、後半はどんどんドラマチックになっていっちゃうしで、全く期待していたものとは違いました。主人公の子のキャラクターにもついていけず、あまり面白くはありませんでした。

(DVD)

2011.11.03

「カケラ」☆☆

 なんとなく毎日を過ごしていた大学生のハルは、カフェで見知らぬ女、リコに声をかけられる。同性からのナンパに戸惑うハルだったが、彼女のことが気になり、連絡をとることにする。ハルからの電話を受けて喜ぶリコはハルをデートに連れ出す。

 女同士の恋愛ドラマとかって、どうも気分が悪いものが多いのでもう観ないつもりだったんだけど、”満島ひかり主演”の看板に引きずられてまた観てしまった。結論から言えば、観なくてもよかったよ。
 恋愛は障害があるほど燃えるらしいけど、女同士だと最初から障害が用意されていてそれが最後まで取り除かれない状態なので、他に目立った障害はあまり用意されません。普通の恋愛ドラマならその取り除けるはずの障害を取り除こうとして話が進むことが多いのですが、女同士だとその障害を取り除けないからいかにしてその障害を乗り越えるか、もしくはその障害を無視するかという展開になります。そして多いのがそれを無視することを目指す女です。
 しかしこの世界で生きている限り、その女同士だから生じる障害を無視することは難しい。難しいのに、それを無理して無視しようとするから世間との間に軋轢が生じます。だから同性愛映画の女は世間に対して攻撃性が高く、いつもイライラしていることが多いです。そんな女を僕は愛することができません。だから、毎回腹がたって終わるのです。居酒屋のシーンとか、もうホント、観てらんない。

 しかしラストはよく分からなかった。あのあとどうなるの?

(DVD)

「DOG×POLICE 純白の絆」☆☆☆

 刑事を目指していた警察官の早川勇作が異動した先は、警視庁警備部の警備犬の訓練所だった。戸惑う勇作だったが、シロという犬に出会い、シロを警備犬へと育成することで情熱を取り戻す。そんな中、世間を揺るがす連続爆破事件が発生する。

 サスペンス映画のよくある表現として、劇中ではっきりと数字で表示される時間の進み方が、そこで行なわれている行動にかかるはずの時間よりも明らかに短いというものがあります。この映画では時限爆弾の表示があと5分になってから、かなり遠くの人を呼びに言って戻ってきてはさまって動けなくなっている人を助け出して爆弾の影響のないところまで逃げ出すという、おそらくは最低でも20分くらいはかかるであろう出来事が繰り広げられます。たぶん実際の映像時間でも10分以上はあったでしょう。でもなんでこんなことするんですかね。表示を20分にすればいいだけなのに。そうすればリアルにギリギリでスリルアップなのに。あれだと逆にいい加減さで冷めちゃうだけなのに。

 主人公たちが犯人を目にしていながら取り逃がしたとマスコミから責められるシーンがあるけど、あの通りなら責められるほどのことではない。きちんと動いたから犯人の近くにまでいけたんだからね。でも他の警察幹部やマスコミはその表面の出来事で主人公たちを罵倒する。たぶん世の中のマスコミの姿勢もあんなもんでしょう。マスコミがたたいている出来事も、もしかしたらあんなふうに責められるべきでないものだったということもたくさんあるんだろうね。

 お話自体は犯人像が気持ち悪いのを除けば、面白かったです。市原隼人くんは同じような演技しかしなくなっちゃったね。

(丸の内ピカデリー)

「スイッチを押すとき」☆☆

 近年、10代の自殺が激増したため、政府は青少年自殺抑制プロジェクトと銘打ち、全国から選ばれた10歳の子供たちに自殺装置のスイッチを持たせて監禁し、自殺に至る心理を観察するという実験を始める。多くの子供たちは孤独と恐怖に耐えきれずに次々とスイッチを押し自殺していくが、残った6人の子供は生き続け、7年が過ぎる。そんなころ、看守として南洋平という青年が赴任してくる。

 山田悠介さんの小説は実は読んだことがないのだけど、原作とされた映画が数多くあるので、何かとその名前は目に付き、気になります。僕の目に入る限り、その魅力のほとんどは設定の奇抜さ。全国の佐藤さんを抹殺しようとかフツーの人は考えないっしょ。この映画の設定もかなり奇抜で正直ありえない。子供、若者たちたちの命をもって世間のためのデータを取るって言うのは「バトルロワイアル」や「イキガミ」と同じ設定だけど、これら以上にありえないです。
 ということでこの設定に馴染めるかどうかがまず第一ハードルなのだけど、僕はこのハードルを今回は越えることができませんでした。あまりにも設定が僕の常識から外れすぎています。だってあんな閉鎖的なとこに閉じ込められて追い詰められた子供たちから、どんなデータが取れるって言うのよ。劇中でそのデータが役にたっているかのごとく言われているけど、それは絶対ないな。

 小出恵介さん演じる青年の目的がいまひとつ分からない。途中で明かされる目的も結局本当にそうだったのかどうか分からなかった。

(新宿武蔵野館)

« October 2011 | Main | December 2011 »

広告

  • amazon

ツイッター

  • ツイッター
無料ブログはココログ

ブログパーツ

  • mixi