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2011.08.30

「怪談新耳袋 怪奇 ノゾミ/ツキモノ」☆☆☆☆

 かつて自分の誕生日に妹を失った高校生めぐみはその死に自責の念を感じ、誕生日が近づくたびに恐ろしい夢や不気味な現象に悩まされていた。めぐみは何度も少女の影を見てしまうのだ。(ノゾミ)
 女子大生のあゆみは通学するバスで裸足の不気味な女を目撃する。あゆみの大学に侵入したその女は、あゆみたちのいる教室の窓をたたく。(ツキモノ)

 BS-TBSが開局当時から作り続けているホラーシリーズの最新作。ハロプロアイドル真野恵里菜さんの初出演にして初主演を謳っていて、しかも2本立てで両方で違う役での主演となっているのはなかなか面白い。最近桐谷美鈴さんが似たような形態で主演作2本を公開したけど、こちらのほうが少しだけ先でした。だから何?>オレ(笑)
 先に観た「ノゾミ」は静的にジワジワ来る怖さを、「ツキモノ」は動的にバーンと来る怖さを描いています。怖さ的に僕が好みなのは「ノゾミ」のジワジワさかな。結構怖いです。ただ「ノゾミ」は少し謎解きっぽさで話を進めているわりにはそのオチ?は拍子抜けだし、もっと怖くなるのかな?とか思わせておいてそうでもなく終わってしまうのは残念。実はちょっと「いい話」で感動もできる点は悪くはないです。霊媒師的立場の女性の存在感は面白い。
 それに対して「ツキモノ」は教室にいる数十人がパニックムービー的に大騒ぎになるシーンがあり、そこが面白いです。取り憑かれた女が机の上をたたたたーと駆け移るのが笑えた。容赦ない展開と救いの薄い結末も好きです。
 いずれにせよ2本がそれぞれ違うテンションでそれぞれの面白さを見せる中で、両方で違う役柄の主演を務めた真野さんには感心しました。結構可愛いので今後も応援します。(笑)

(DVD)

「海の上の彼女は、いつも笑顔。」☆☆

 茅ヶ崎高校2年生の成瀬汀はバスケットボール部の次期キャプテンではあるがあまり乗り気でなくサボりがち。ある日汀は同級生でサーファーの小早川陸に近づきたい一心で、サーフボードを手に海に向かうが、あっという間に波にのまれてボードをなくしてしまう。実はそのボードは事故で死んだ兄の遺品だった。汀は兄の形見を取り戻すため、湘南の街を必死に探し回ることになる。

 そりゃあ何の準備も知識もなくサーフィンなんかに乗ったらそうなるわな。あまりにも当たり前的な展開に苦笑気味ではあるものの、そこが話のオチではなく発端であるからそれもやむなし。その後ひたすら続くボード探しはあまり面白くはないのだけど、元気な谷村美月嬢が今回も見れるというのが一番のウリと言えますか。だからまあそれ以上のものはなし。残念。せっかく可愛いかっこしてきたのに一瞬で用事がすんでしまう際の谷村さんのガッカリ感が最高。
 津田寛治、山本太郎、大杉漣とゲストが渋くて多彩なのが嬉しい。いきなりサーフィンを熱く語る津田さんがいいね。ゴミ集め少女がどっかで見たと思ったら「ブタがいた教室」の甘利はるなさんだった。お久しぶり。

(DVD)

2011.08.25

「コクリコ坂から」☆☆☆☆

 1963年の横浜、高校2年生の松崎海は下宿屋を手伝いながら元気に暮らしている。海は父親を海で亡くしており、毎日海に向かって旗を掲げるのを日課としていた。海は同じ高校に通う新聞部の部長の風間俊に出会い、好意を持つ。

 1960年代の青春映画ですから僕が懐かしがるような年代の話ではありません。しかしやっぱり懐かしい。そしてとても惹きつけられる映画でした。幻想的ではないのに夢にあふれているのが素晴らしい。
 あの頃に青春時代を過ごした人であったなら、さらに素晴らしく感じるのか。それとも僕くらいの、監督と同世代の人間だから懐かしく思うのか。とりあえず一緒に観た小学生の娘はあまり面白くなったようだから、子供向けではないのでしょう。
 好きなのは古き良き建造物であるカルチェラタンに対する学生たちの想い。そこに集う高校生たちにとって、どれだけ大切なものかは明らかだし、それを守るためにいろいろな面で知恵と身体を総動員する少年少女たちがとても好きです。主人公たちの恋愛模様も気持ちがよかったけど、若い世代の熱情的なものが見ていてとても嬉しかったです。

 しかし配給側はネタバレではないと思って流しているんだろうけど、あれは充分ネタバレの予告編でした。ネタバレ嫌いの僕としては、観たくなかったよ。

(静岡東宝)

「携帯彼女」☆☆☆

 女子中高生の間で流行した携帯恋愛シミュレーションゲーム「携帯彼氏」による事件が起こって半年。絵理香は偶然、男がケータイゲームの「彼女」によって事件を起こす現場に遭遇し、そのケータイに写る少女が自分と同じエリカであることを知る。エリカは携帯を転送しながら次々に人を殺していく。

 昨今の日本の低予算ホラーは少女が主人公と言うのが定番のようです。新人アイドルの登竜門的に扱われている面もあり、まだまだ知名度の低い、もしくは一部でのみ有名なアイドル系の女の子が主人公のホラームービーが、レンタル棚の1面を埋め尽くしていることも少なくありません。なぜか。これはやっぱりニーズなんでしょうね。女の子はあまりホラーを好んで観ないことが多いようで、わざわざお金をかけてホラーを観ようなんていうのは男が多いんでしょうね。だから必然的に主人公は女の子になってしまうのでしょう。
 この映画の前作は「携帯彼氏」。当然のごとく主人公は若い女の子で、ケータイゲームでデジタルの「彼氏」と擬似恋愛することがきっかけのホラーでした。その続編は「彼女」です。すると主人公は若い男になるはずじゃあないかとか思うのに、主人公はこれまた女の子です。ケータイゲームは「彼女」であるので、女の主人公では前作と同じような話にはなりません。この点をどう処理するのかと言うのがこの映画に対する最大の興味でした。そしてその処理方法には、少なくとも僕は感心させられましたよ。なるほど、そうきたか。女の子が主人公の「携帯彼女」を、こう作ったのか。前作と同じじゃあしょうがないもんね。続編ってのは、こうやって作るもんだよなあ。ラストもいいじゃない。

(DVD)

2011.08.24

「見えないほどの遠くの空を」☆☆☆☆

 高橋たち大学の映研の仲間たちは学生生活最後の作品を撮影していたが、ラストカットのみを残してヒロイン役の杉崎莉沙が不慮の事故で亡くなってしまう。1年後、大学を卒業した高橋は街で莉沙にそっくりな女と出会う。高橋は彼女を代役にして最後のショットを撮り、映画を完成させたいと思うようになる。

 自主映画を扱った映画だからというわけではないだろうけど、実際実に自主映画くさい。自主映画くさいってどんな? と言われても困るのだけど、でもやっぱり自主映画くささがこの映画の魅力でしょう。ようするにフィルムに対する気持ちのぶつけ方が自主映画っぽいのだ。これはまぎれもなく商業映画なのだけど、作り手の気持ちとしてはその枠にこだわらない思いに満ちている感じがします。僕も学生時代に自主映画を作っていたこともあり、仲間内であーだこーだ言いながら映画を作っていく様子を見るのはとても嬉しい気持ち。しかし僕らの頃は8mmフィルムだったけど、もう完全にビデオ撮影なのよね。そこは寂しいね。
 ほとんど予備知識無しで観たこともあってこの映画の展開は意外な面もあったけど、その驚きもふくめてとても気持ちのいい映画でした。僕が大学の頃何度も通った早稲田松竹が出てきたのも嬉しかったよ。

(テアトル梅田)

「恋の正しい方法は本にも設計図にも載っていない」☆☆☆

 図書館司書の野田泉は友人の久美子に無理矢理連れて行かれた合コンで建築家を目指す青年、米谷ネルと出会う。次の日から毎日のように図書館に訪れて自分に話しかけるネルに困惑する。

 僕は映画の最適上映時間は110分と考えています。内容によるとかの視点をはずしてですが、2時間にちょっと満たないくらいの時間が、作品と一番まとまっていて、鑑賞しての疲れも残らないベストの時間です。この映画は65分くらい。短いです。この短さがこの映画の一番残念な点でした。
 つまりは短すぎて展開が物足りないのです。一応起承転結は感じられるけど、その転から結への盛り上がりに欠けます。そんな簡単でいいのかなあという思い。もっとじっくり描いてくれるともっと面白くなったろうに。

 まあ基本的には主人公二人の恋愛模様はオーソドックスに可愛いので僕は好きです。ところで主人公の友人女の、ネルの事情を聴いたときの反応は過剰すぎないか。ちゃんと話を聴けよ。(^^;)

 中川しょこたんの演技ってあまり見たことなかったけど、まあフツー。(笑) いつもテレビで見るキャラクターとはずいぶん違うオトナシメ少女はそこそこ新鮮でした。パンチに笑った。あと劇中で泉が描く絵も面白かったです。

(DVD)

「アンダルシア 女神の報復」☆☆☆

 スペイン北部の小国で日本人の投資家、川島の銃殺体が発見される。調査のためスペインに向かった外交官、黒田康作は第1発見者である銀行行員の新藤結花が何かを隠していると感じ取る。またインターポール捜査官の神足誠は黒田を訝しがり捜査情報を隠そうとしてるよう。結花の保護のために黒田はバルセロナ日本領事館に向かう。

 「アマルフィ」は観たけれど、その後のテレビシリーズは未見。「アマルフィ」の際の感想に僕は「黒田はいろんな国に行っていろんなトラブルに直面してその都度様々な活躍を見せている存在なのでしょう」やら「いろんな展開が考えられそうで、続編があればぜひ観てみたい」やら書いていて、その通りにコトが進んだことについてはちょっとニヤリとかしてしまう感じ。(笑)
 もちろんこの映画だけで観ても全然問題は無いけど、あっちこっちで活躍している主人公の存在感に思い入れが持てるかどうかでもこの映画の評価も変わるでしょう。僕はこの主人公が結構好きです。この映画で終わりとか言わずに、更にどんどん活躍を描いて行ってくれるといいと思います。

 ただしこの映画単独で見た場合、面白かったかは微妙。(笑) トリックは驚くほどのものではないし、展開もワクワクはせず。まあ標準的な一本。黒木メイサさんのフェロモンは相変わらずとてつもない。あれじゃあたしかに織田裕二も木村拓哉もメロメロだ。


(MOVIX清水)

2011.08.11

「携帯彼氏」☆☆☆☆

 同級生の真由美の突然の死に、里美と由香はショックを受けるが、その死にはケータイの恋愛ゲーム「携帯彼氏」が関係していると二人は知る。由香もそのゲームに参加していた。

 ホラーと青春が融合したような映画でしたが、なかなか面白かったです。謎解き系で興味が切れなかったし、クライマックスは結構興奮しました。他人にコピーすれば死を免れるといった設定でそれを押し付けあう女たちの姿とかもスゴイ。
 例えば「リング」はビデオテープと言う、新しく誰でもが手にするメディアに呪いが感染したらという観点が斬新だったためにその恐怖が倍増しました。いまの世の中では本当にケータイ中毒が蔓延していて、もしケータイに呪いが感染したら、その感染力は当時のビデオテープの比ではないかも知れません。そういう観点で作られた「着信アリ」シリーズは映画のできはさておきみたいなところもあるものの、発想はさすがだなあと思わせるものでした。
 この映画はケータイそのものではなく、ケータイのネットゲームが感染源です。ハードからソフトへまた一歩進んだと言えますかね。ネットゲームを始めるとやめることができず、そのゲームで失敗すると死んでしまうと言うのは現代のネトゲ廃人さんたちへの警鐘と言えるかもしれません。僕はケータイは持っていますがケータイのネットゲームはしたことが無いのでちょっと安心かな。(笑)

(DVD)

「ヌードの夜」☆☆☆☆

 何でも屋の紅次郎は名美と言う女の依頼でホテルを訪ねると、そこにはヤクザの行方の死体があった。名美は行方にゆすられ続け、その晩ついに刃を向けたのだった。だまされたと悟った紅次郎はその死体をドライアイスと共に旅行バッグにつめ、名美を探す。

 僕が生まれて初めて観た「ぬ」から始まる映画がこの映画の続編。遅ればせながらこちらも観ましたが、順番は特に問題ありませんでした。続編のほうで語られた主人公の「前科」がこの映画でした。

 世の中には本当に自分の身勝手なルールで他人を縛り付け、その相手がどれだけ苦しんでもお構い無しの人たち−まあここではヤクザなんですが−はいます。相手の苦しみを知っていても執拗にその苦しみを与え続ける人は、やっぱり殺されちゃうこともあるんだよね。最近、殺人事件のニュースとか見ても一概に犯人だけが悪いんじゃないかとかまず最初に考えてしまうようになったのは、こういう映画をたくさん見てきたからなんだよなあ。ニュースってホント、最初は表面しか分からないからね。
 ところでこの映画、面白かったです。殺人の罪を押し付けられそうになった男が、押し付けようとした女にはまっていく様子とかグングン引き込まれました。ヤクザから拳銃を買おうとするくだりとか超面白かった。

 しかし余貴美子さんや椎名桔平さんは若いけど、竹中直人さんは変わらないなあ。

(DVD)

「バージンブルース」☆☆

 予備校の女子寮生のまみは友人のちあきをリーダーとして集団で万引きをするグループに参加していたが、あるとき失敗し仲間たちはほとんどが捕まってしまう。何とか逃げ延びたまみとちあきはちあきの知り合いの中年男の平田に出会い、彼と共に田舎へ逃げ帰ることになる。しかし実家に帰ることもできずに、まみと平田は二人で旅をすることになる。

 最近なにかと70年代の青春映画を観ることがあるのだけど、だいたい一貫して感じるのは「こいつらよくわかんねー」という感覚。僕とは10年くらいの年代差だとは思うだけど、本当にあの当時には誰もがあんな青春時代を過ごしていたのでしょうか。僕はあんな刹那的に生きられないし、あんな何もかもに不満も感じないよなあと思うのは、やっぱ僕らが恵まれているからなんですかね。
 まあいい。でもなんだってあんな怪しいおっさんと一緒に旅をするようになるのか、やっぱ分からんよなあ。(^^;) それはそれで幸せへの道に繋がるのかと思えば、ラストはワケ分からない行動に出るし。あれほどこだわってたバージンはどこ行った。うーん。

 しかしこの映画の秋吉久美子さんとか、当時の森下愛子さんとか、メチャクチャかわいいよなあ。

(TV)

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