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2011.05.31

第20回日本映画プロフェッショナル大賞

 日本映画批評家大賞が発表になったので、あとは日本映画プロフェッショナル大賞だけだなあとか思っていたんだけど、ふと調べてみたらもう発表になっていました。結果は以下の通りでした。(敬称略)

ベストテン
1位 「川の底からこんにちは」
2位 「へヴンズ ストーリー」
3位 「ヒーローショー」
4位 「ゲゲゲの女房」
5位 「春との旅」
6位 「イエローキッド」
7位 「ケンタとジュンとカヨちゃんの国」
8位 「海炭市叙景」
9位 「アウトレイジ」
10位 「カラフル」

監督賞   瀬々敬久「へヴンズ ストーリー」
主演女優賞 内田有紀「ばかもの」
主演男優賞 高岡蒼甫「さんかく」
新人監督賞 真利子哲也「イエローキッド」
新人奨励賞 高良健吾「ケンタとジュンとカヨちゃんの国」
新人奨励賞 水原希子「ノルウェイの森」
特別賞   黒澤満

 今年も個性的ですが、この賞の基本が他の賞でピックアップされなかった名作を表彰するというコンセプトなので、「悪人」も「告白」も入ってきません。でもいいと思えば「川の底からこんにちは」のようなものを1位にすると言うことですので、そんなに嫌いな賞ではありません。
 しかしベストテン中唯一観ていない「イエローキッド」。同じようなコンセプトの映画芸術ベストテンにも入っていたしちょっと気になるなあ。

第20回日本映画批評家大賞

 第20回日本映画批評家大賞が発表になりました。結果は以下の通りです。(敬称略)

作品賞   「春との旅」
監督賞   東陽一 「酔いがさめたら、うちに帰ろう。」
主演男優賞 永瀬正敏「毎日かあさん」
      渡辺大 「ロストクライム−閃光−」
主演女優賞 内田有紀「ばかもの」
      永作博美「酔いがさめたら、うちに帰ろう。」
助演男優賞 香川照之「あしたのジョー」
      伊勢谷友介「あしたのジョー」
助演女優賞 松坂慶子「武士の家計簿」
新人男優賞 佐藤健 「BECK」
      溝端淳平「君が踊る、夏」
新人女優賞 桜庭ななみ「最後の忠臣蔵」
      徳永えり「春との旅」

ダイヤモンド賞 日本批評家大賞 審査員特別男優賞 仲代達矢「春との旅」
審査員特別女優賞 友近「サビ男サビ女」
新人監督賞 榊英雄「誘拐ラプソディー」
      川口浩史「トロッコ」

アニメーション大賞 「名探偵コナン」シリーズ
アニメーション特別功労賞 東映動画「白蛇伝」ほか


 「春との旅」は去年の僕のベストワンなので素直に嬉しいです。だいたいの賞が発表し終わっているこの時期に発表される賞なので、対象の期間が他と違うらしく、あきらかに今年になってからの映画が何本か(「毎日かあさん」「あしたのジョー」)含まれているのが特徴ですね。(去年も「今度は愛妻家」が入っていたし)
 審査員特別男優賞、女優賞とやらが普通の主演男優賞、女優賞よりも上なのか下なのかはよく分かりません。でも仲代さんは一つくらいは主演賞をとるのではと思っていたのでやっときたと言う感じです。
 しかし「サビ男サビ女」って知らんかったなあ。そのうち観てみたいです。

2011.05.27

「ばかもの」☆☆

 大学生のヒデは年上の額子と知り合い付き合うようになるが、ある日突然額子は結婚してしまう。ヒデは彼女を忘れられないまま卒業し家電品量販店に就職する。数年後、友人の結婚式で知り合った翔子と付き合い始めたヒデだったが、その生活はだんだんと荒れはじめ、やがて酒におぼれてアルコール中毒症になってしまう。

 身勝手な女と自分勝手な男のラブストーリー。誰に感情移入できるかといえば、この二人によって不幸になった彼女と、散々苦しめられた家族、そして友情を無にされた友人。本人たちが幸せになれば他の人のことはどうでもいいなんてことは、僕には絶対に考えられません。
 一方的に一旦離れた彼女にはそうするべき理由があった−とかいう話ならまだしも、納得できるような理由は何一つ無くただただ我儘と思い込みで運命を狂わせただけの彼女にはいくらその後の人生がつらいものであったとしても同情する気持ちには一切なれず、彼氏のほうもそんなトラウマがあったとしても酒におぼれて回り中に迷惑しかかけないのだからとにかく呆れるばかり。本当にしょうもない二人です。

 ところで成宮君がダメになったのを内田さんのせいと家族が責めるシーンがあるのだけど、実際にはそうだとしても別れて何年も経って新しい彼女と付き合ってから決定的になっていくのだから、家族としてはその原因はその新しい彼女のほうだと思うのが普通ではないのかな。あそこはスゴイ違和感がありました。

(三軒茶屋中央)

「ヌードの夜 愛は惜しみなく奪う」☆☆☆

 毋・あゆみの経営するバーで働くれんは、姉の桃が保険金をかけていつか自殺に見せかけ殺すために内縁関係を持っていた老人を弾みで殺してしまった後始末を手伝うことになる。バラバラにした死体を富士の樹海に捨てにいく3人だったが、れんのミスで男がしていた高価なロレックスを一緒に捨ててしまう。桃に責められたれんは何でも屋の紅次郎に父の形見と偽って依頼し、そのロレックスを探させようとする。

 観た映画館が年季が入っていたこともあって音がイマイチでセリフが聞き取りにくい部分が多かった(それでも家で観るより映画館がいいけどね)のでちょっと完全には理解しきっていないかもしれません。前作は未見。いつか観ようと思っていたのだけど、機会なく観逃してきた映画です。できればこの映画の前に観たいと思っていたのですが、巡り会わせでこっちを先に観ることに。あとでやっぱり前作も観ておこうと思います。
 石井隆監督は綺麗な女性の内面に潜む狂気のようなものが大好きなんでしょうね。しかもその狂気を引き起こす環境の凄まじさを描くのが楽しくてしょうがないのかなと思う。この映画の主人公の生活の凄惨さもハンパなものではなく、つらさと悲しさに満ち満ちています。
 あとついでに言えば石井監督は綺麗な女を脱がせるのがやっぱり大好き。もちろん僕もそれを観るのが大好きですが、今回の佐藤寛子さんの身体は見応え充分。とてもとても堪能しましたが、物語上必要かって言うと微妙な感じもあります。シャワーとか遺跡?とかで脱ぐの必要ないでしょう。わざわざ裸でウロウロしたりするしね。まあたしかに物語上重要な脱ぎ方とかどういうものって言えないけど。(^^;)

 ちなみに僕が鑑賞暦30年を超え、鑑賞数2,500本を数えて始めて観た「ぬ」から始まる映画でした。(笑) あとは「を」と「ん」だけです。(^^;)

(三軒茶屋中央)

2011.05.26

「岳」☆☆☆

 北部警察署山岳遭難救助隊の新人として椎名久美がやって来る。その山には山岳救助ボランティアの島崎三歩がいた。新人として日々の訓練をこなしていた久美だが、実際の現場で遭難者を救うことが出来ず、また自らも遭難しかかる事故を起こし自信を失う。

 この映画で伝えたいことは、たぶんは「山は素晴らしいからまたおいでよ」みたいなことだと思うのですが、僕個人の印象としては「山は恐ろしいから気楽に来るんじゃねえよ」ってことに思いました。これ観て山に行きたいって思う人は僕とは感性が違います。(^^;)
 僕は原作漫画も読んでいるのですが、あちらは「山は危ないこともあるけど、来ればそのよさがきっと分かる」みたいな印象です。映画化に際してドラマチックな部分を抽出しすぎて、本当に伝えたい部分は薄くなっちゃったんじゃないかな。

 小栗旬くんは原作のキャラクターに縛られすぎではないかな。もっと自分を出してもよかったと思う。長澤まさみさんはもうお姫様ではなくなってきていると言うよりは、お姫様時代を終わらせたいと思っているのかな。顔をキズだらけにして奮闘している姿はよかったです。

(静岡東宝)

「十八歳、海へ」☆☆☆

 五年間も東京で浪人暮しをしている森本英介は病院を経営する父と音信が無い。ある夜、鎌倉で英介は暴走族のリーダーと喧嘩になるが、海にもぐった我慢比べでリーダーに勝つ。同じ予備校の夏期講習で勉強する優等生の有島佳は同窓の桑田敦夫と共にそれを見ており、その様子をまねして海に入るが心中と間違えられて老人に助けられる。

 他の映画とごっちゃになってて、この映画を観てるか観てないかちょっと分からないまま観始めたら、やっぱり観ていました。たぶん20年位前だと思います。ストーリーとかラストとか全然覚えてなかったけど、不思議と細かいセリフなんかを覚えていたりしました。
 しかし昔の若者は分からん。(笑) 今の若者も分からんことが多いけど、自分より年上の若者の考えることもやっぱり分からんもんです。なに考えてそんなこと言って、なに考えてそんな行動とるのよ?ってこと満載。死にたいわけでもなく死に直面する思考は当時の若者に共感されたのでしょうか。

 森下愛子さんが当然のごとく可愛い。ちょっと堀北真希さんに似ていると思った。

(TV)

「援助交際撲滅運動」☆☆☆

 コギャルによるエンコー花盛りの街に嘆くテレクラバレンタインコールの店長・クニとバイトのオギスは、社会の為という大義名分の下、援助交際撲滅運動に立ち上がる。二人の行動は初めは順調にいっていたが、クニが撲滅した芽映が自殺未遂を起こし、それに激怒したアヤによって犯人と間違えられたオギスが大怪我を受けさせられる。

 フリーマーケットでDVDが200円で売っていたので思わず買ってしまった。(笑) もう10年位前の映画でしたが、別に古臭さは感じない、強烈な映画でした。

 援助交際ってしたこと無いけど(笑)、やり逃げやら美人局やら、オヤジ狩りやら、実にリスキーなものなんだなとつくづく思いますね。男女双方ともにできれば手を出さないほうがよさそうです。
 遠藤憲一さんが徹底的に暴走して援交女子高生たちを痛めつけまくるのだけど、その描写もキツイ。女子高生側もやり逃げ男をぼっこぼこにするシーンもあるけど、それは更にイタイ。ついでに言えば美人局もコワイ。どちら側もちょっとイラッとする連中ではありますが、どちら側もやられている側が気の毒になるくらいです。いろんなところでちょっと笑うけど、爽快とか痛快とかはあまり感じず。でもまあ刺激的で退屈はしませんでした。

(DVD)

2011.05.23

「婚前特急」☆☆☆

 24歳の池下チエは5人の男と同時に付き合っていた。そんなある日、親友のトシコの結婚を機に、チエは自分の彼氏たちを査定してみる。その結果、まずデメリットだらけの田無と別れることにしたが、チエがそのことを告げると田無は付き合っていると思っていなかったと言われチエは愕然とする。

 ちょー意外でした。予告編を観た時点ではこんな展開は想像もつきませんでしたし、結末も読めませんでした。あまりの意外さについていくのがやっとでした。笑ったけど笑えない。愉快だけど不愉快な映画でした。

 しかしあのダメ男のキャラはスゴイ。たまにいるよね、全然ダメなくせにあんな感じの根拠のない自信に満ち溢れているヤツ。私生活では絶対に知り合いにはなりたくないタイプです。はっきり言って主人公は吉高由里子さんじゃないジャン。ってくらい大活躍の彼の存在は衝撃的でしたよ。
 吉高由里子さんははまり役だね。可愛いし、他人と違う価値観を持っているキャラがとても合っていました。

(静岡ミラノ)

「ラブコメ」☆☆☆☆

 初恋の女の子・真紀恵に再会した美晴は、17年越しの告白をする。しかし真紀恵はちょうど元カレとヨリを戻していた。落胆する美晴だったが、男勝りな真紀恵はことあるごとに美晴を呼び出し、いろいろなことにつき合わして振り回していく。

 ストレートだなあ。物凄いストレート。最初は恋愛の対照としては見ていなかった幼なじみが、接しているうちにどんどんいなくてはならない存在になっていって恋に落ちる。こんな中学生でも書きそうな単純ラブコメが、こんなに面白いのは主人公の香里奈さんと田中圭さんの二人が本当に可愛くて仕方がないからでしょうか。大体こうした設定を読むだけなら、ぱっと浮かぶのは中学生か高校生のお話じゃない? それが充分大人になった20代半ばの二人のお話だって時点で笑っちゃうよなあ。充分オトナの二人がこんなに可愛い恋愛をしちゃうところが可愛いのだ。もしかしたらバカバカしいと見る向きもあるでしょうが、僕は好きです。
 それに対して渡部篤郎さんと北乃きいさんという年の差カップルの話は違和感ありあり。汚い大人にだまされたコドモな女の子にしか見えないのよね。

(TV)

「三月のライオン」☆☆☆☆

 あるとき兄のハルオが記憶喪失となる。ハルオを慕っていた妹のアイスは自分は恋人だと偽って一緒に暮らすようになる。ハルオは解体屋で働き、アイスは身体を売って生活費を稼いでいた。

 近年復活を遂げ大活躍中の矢崎仁司92年公開作。20年ぶりくらいに観たのですが、やっぱり面白かった。これは推測でしかないのですが、異性の兄弟姉妹にある程度以上の愛情や欲情を感じたことのある人って結構いると思う。でもそのうちのほとんどの人はそれ以上の理性や自制心で感情を押さえ込んだり我慢したりして、行動に移す人はほとんどいないのでしょう。それは例え相手が記憶喪失になったとしても変わりはないと思います。この主人公の行動はとてつもない別世界の行動でしょう。でも人間、理性や自制心、罪悪感も消し去ってしまうと、ここまで純粋に人を愛することができるんだなあと思えてしまうのが素晴らしい。本当に純粋なんだよね。


(DVD)

2011.05.18

「八日目の蝉」☆☆☆☆

 野々宮希和子は愛人の秋山丈博の子供をおろした後、秋山の妻が産んだという赤ちゃんの恵理菜を衝動的に誘拐してしまう。薫と名づけられた恵理菜は希和子と共に4年間を過ごす。時は流れ、大学生になった恵理菜は千草と名乗る女と出会う。千草はフリーライターで、かつての事件のことを恵理菜から聞き出そうとする。

 これはなかなかよかったです。
 生まれたばかりの娘を誘拐されるなんて自分だったら狂乱ものだけど、この映画では拐われたほうよりも拐ったほうに理があるように描かれ、しかもその逃避行が終わることに対して同情心をも感じてしまいます。彼女は明らかに犯罪者であり、許容の範囲を遥かに超えた行動であるのに、彼女の側に明確な否定を感じることに難しさを覚えてしまうのです。善と悪の境目のなんという曖昧さよ。
 そしてその重い荷物を背負った娘自身の人生の険しさは半端なものではないですね。母親の愛情というものが理解出来なくなっているだろうし、家族の意味すら解らなくなっているかもしれません。それだけに最後に彼女がああ言った感情を持てたというのはほとんど奇跡のようなものかと思います。僕はあのラストが好きです。
 ところであの逮捕はちょっとどうなのかな。まだあの時点では任意同行じゃないかね。子供があの子かどうかも分からないだろうに。

 それにしても小池栄子さんの素晴らしいことよ。永作&井上さんたちもよかったけど、僕の目は小池さんに釘付けでした。

(MOVIX清水)

2011.05.15

「阪急電車 片道15分の奇跡」☆☆☆☆

 婚約者を後輩に寝取られた高瀬翔子は自分なりの復讐を果たす。森岡ミサは暴力的な恋人の言動に悩んでいた。伊藤康江は無理矢理誘われるランチに行きたくない。権田原美帆と小坂圭一はあまり大学になじんでいない。阪急電車には彼らを含めて様々な想いの乗客が乗っていた。

 僕も毎日静岡鉄道という片道23分程度のローカル2両編成電車で通勤しています(僕が乗っているのはそのうち15分程度)。毎日同じ時間に乗っているとやっぱり毎日同じ時間に乗っている顔ぶれというのは結構同じで、何となく知り合いみたいに錯覚してきてしまったり、顔を見なくなるとどうしたんだろうとか感じたりもします。そしてみんな一人一人に人生や生活があり、それらがこの映画のように交わったりすれ違ったりすることも時にはあるのかなあとか思ったりもしますね。

 しかしこの映画は良かったですね。オムニバスっぽい映画って散漫になってまとまりが悪いことも多いのだけど、これは1つ1つのエピソードがとても魅力的で飽きさせず、個々のつながり方もさりげない微妙さで無理がなく、最初から最後までとても面白く観れました。かなり好きです。
 中谷美紀さんのエピソードはスリリングで痛快だし、戸田恵梨香さんや南果歩さんの話は目を離せず、宮本信子さんの昔話はとても可愛いし今はかっこいい。そしてなにより谷村美月さんと勝地涼さんのエピソードの微笑ましさったら。玉山鉄二さんや相武紗季さんは美味しいね。

(MOVIX清水)

2011.05.07

「GANTZ PERFECT ANSWER」☆☆☆

 星人たちとの戦いの中で加藤を失った玄野だったが、加藤を生き返らせるためにガンツのミッションに参加していた。しかしそのための得点が集まる前に、生き返った加藤が現れる。しかも加藤はガンツの新たな召喚者の女性を殺していたことが分かる。加藤はいったい何者なのか。更にガンツは小島多恵を殺せというミッションを任命してきた。困惑する玄野は多恵を助けるためにガンツメンバーとも戦うことになる。

 ある程度は決着をつけたとは思うのだけど、あまりスッキリとはしませんでした。前作から残されていた謎のほとんどは明らかにされずに放置されたままで終わってしまった印象です。結局GANTZってなんだったの? 何で戦ってたの? 生きてるのか死んでいるのか? 原作がまだ続いているからあまりはっきりさせることができないのだろうけど、この後編はかなりオリジナルのストーリーらしいので、勝手に解釈して勝手に理由つけちゃってもいいと思うんだけどね。個人的にはかなり残念でしたよ。
 前作の続きに新たな謎がどんどん付け加えられていって、展開も速いしアクションも派手だし、人がバンバン死んでいくし生き返るし、何がなんだか分からないままメチャクチャな勢いで話が進んでいくので全く退屈しないで楽しいときを過ごせるのは確かなんだけど、それが過ぎ去った後は何も残りませんでした。全然PERFECT ANSWERではないっすよ。更なる続編希望です。たぶん将来、面白かったと思い出すのは前編のほうですね。

(池袋シネマサンシャイン)

「ゴルフ夜明け前」☆☆☆☆☆!

 江戸時代末期の慶応2年、倒幕派の薩摩・長州と佐幕派の新選組とが血で血を洗う抗争を繰り返し、混迷を深めていた。そんななか坂本龍馬はふとしたことから「西洋では物事を議論するときゴルフとというスポーツで親交を深めるものだ」と聞きその魅力に目覚めてしまう。龍馬は早速ゴルフ場を京都に建設し、新選組局長の近藤勇を誘い出してゴルフをすることになる。

 昔観て好きだった映画をビデオテープを中古で買ったはいいけど全然観ないまま放置していたら時代はDVDやらブルーレイになってしまっていてこのままじゃ観れなくなっちゃう恐れもあるから今のうち観ておこうシリーズ第二弾。やっぱり長っ。(笑)
 僕はこの映画が大好きで、数ある幕末もの、龍馬ものの中で最高傑作だと思っています。今回久しぶりにビデオで観直しましたが、やはり素晴らしい。いっぱい笑って、少し泣きました。
 とか言っても今まで誰一人としてこの意見に賛同してくれた人はいないんですけどね。(笑) 僕だけが大切にしている、僕だけの名作映画なのかもしれません。でも本当に大好きさ。坂本龍馬と近藤勇のゴルフシーンは過去のどんな映画で描かれたゴルフシーンよりもゴルフの素晴らしさと楽しさとその魅力を最大限に表現していると思います。戦いではない彼らのゴルフが、争いの無い世の中へ繋がる象徴になるのですよね。

(ビデオ)

2011.05.06

「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ黄金のスパイ大作戦」☆☆☆

 しんちゃんは突然現れた謎の少女レモンから、アクション仮面のメッセージを受け取り、スパイとして働くことになる。レモンと共にスパイ訓練を開始したしんちゃんのもとに、アクション仮面からヘーデルナ王国の悪の博士から正義のカプセルを奪還せよとの指令が下る。

 なんでしんちゃんがスパイに? てな部分は過去の作品からしてみてもかなり強引な設定ではありますが、相変わらず楽しい映画ではありました。ただ20世紀末から21世紀初頭に連発されたしんちゃん映画の傑作群はオトナな設定の中でコドモが喜ぶような展開を交えることでその完成度を支えていたのですが、最近のしんちゃんはもうオトナに媚びることはやめて純粋にコドモたちを喜ばすことにシフトチェンジしているようですね。だからもう最近は誰にでもしんちゃん観て観てとはお薦めしません。コドモと、コドモなオトナだけ観ましょうね。

 あーそういえば芋ようかん食べたいな。(←観た人のみわかる)

(静岡東宝)

「津軽百年食堂」☆☆☆

 明治末期の弘前で大森賢治は津軽蕎麦の屋台を営んでいた。現代の東京では賢治の子孫に当たる大森陽一がバルーンアートの講師をしていたが父親の哲夫が交通事故で入院したために実家の「大森食堂」を手伝うために帰郷することになる。

 うん、まあまあ。東京で成長しきれずにいる現代のチャラい若者が危機におちいった実家の商売を立て直そうとする話って、まあありがちといえばありがちな感じではありますが、それと場面を交えてかつてそのお店を作り上げた初代店主の奮闘と恋愛話を描く構成がなかなかはまっていて面白く観れました。その現代と過去の主人公二人を演じているのがお笑い芸人オリエンタルラジオの二人で、それぞれが結構真面目に演じているのがどことなくおかしくて。
 まあところどころ違和感やらむず痒さやら感じる部分が無いわけでもないのだけど、そういうのもひっくるめて素朴な感じが嫌いではないです。

 ただ福田沙紀さんの彼氏があの人って、そんなのありかい〜。あと野村宏伸さん、その髪形は変だぞ。(笑)

(有楽町スバル座)

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