「最後の忠臣蔵」☆☆☆☆
元禄赤穂事件から16年後、赤穂浪士の生き残り・寺坂吉右衛門は赤穂浪士の遺族を訪ね歩く生活を続けていたが、ようやく最後の一人を探し出しその任務を遂げる。寺坂は浪士の十七回忌法要が行なわれる京へと向かうが、その途中で寺坂はかつての盟友・瀬尾孫左衛門を見つける。瀬尾は討ち入り直前に逃亡したと思われていたが、実は彼にもある任務があった。
これは良かった。心震える素晴らしさ。結婚の祝宴のシーンは泣けました。映像も美しい。主君死してなお、その遺志を継ぎながら十数年も生き続ける人生の重さはとても考えられませんね。
ただちょっとラストは違和感もあります。主人公の最後の行動は侍としては筋が通っているのかもしれませんが、僕には理解できません。この映画、アメリカでも公開されるらしいけど、日本人でも理解しきれないあの行動を、アメリカ人が理解できるとは思えない。ましてやあれが日本人かと思われたら少し迷惑。(^^;)
(静岡ミラノ)
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