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2010.09.27

「すべては海になる」☆☆☆☆

 書店で働く夏樹は店の本をかばんに入れた中年女性を捕まえるが、店を出た際には女性は万引きしていなかった。謝罪のために女性の家を訪ねた夏樹はその家の息子の高校生・光治に出会う。光治は母親の罪を認め、崩壊状態の家に一人悩んでいる旨を告げる。光治と夏樹は読書を通じて親しくなっていく。

 面白かったです。人間いろんな形の苦しみがあると共に、いろんな形の苦しみ方もあって、その乗り越え方も人それぞれです。世の中思い通りにならないことも多いけど、生きていく力を持ち続けることはとても大切ですよね。
 主人公の女性と、男子高校生の一歩も二歩も引いた視点での描き方にとても感心しました。二人とも大きく悩み身動きできない状態だと思うのだけど、画面上にはその本心はなかなか伝わってきません。例えば中盤に男子高校生が話の流れから同級生女子に告白するシーンがあるのだけど、本当に彼女が好きだったのかはよく分かりません。好きだったのかもしれないし、その場の流れで勢いだけで告白したのかもしれません。でも傍から冷静に見ていると、人の行動なんて、そんなもんなんだよね。人の本心なんて、その人にしか分からないのです。その冷静な視点が全篇統一されていて、それでいて登場人物に感情移入できるというのもスゴイ。
 クスクス笑えるようなシーンもあるし、とても楽しく強く心に残る映画でした。

 佐藤江梨子さんの落ち着いた演技がなかなかよい。柳楽優弥くんも好演。それにしても安藤サクラさんはすっかりブスキャラが定着しちゃってチト可哀相だけど、やっぱりオイシイのでした。

(DVD)

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