April 2017
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30            

« August 2010 | Main | October 2010 »

2010.09.27

「オカンの嫁入り」☆☆☆

 大阪に暮らす月子は母親の陽子と二人暮らし。ある晩遅く帰宅した陽子は若い金髪の男を連れていた。翌朝二人は結婚すると月子に告げる。いきなりのことに怒りだした月子は家を飛び出し、隣に住む大家のところに居候することにする。

 まあまあかな。話に新鮮味は無く、大竹しのぶさんに宮崎あおいさん、そして桐谷健太さんそれぞれの存在感が楽しめればオッケーと言う感じの映画でした。もちろん最後とかは感動的だけどね。母でも娘でもない私には多少気持ちの入れどころが難しいかな。
 あと月子の過去のシーンが正直怖すぎる感じでしたよ。(^^;)

 それにしても林泰文さんの扱いは年々ヒドくなってないか? 個人的にはスーパースターなんだけどなあ。(^^;)

(静岡ミラノ)

「すべては海になる」☆☆☆☆

 書店で働く夏樹は店の本をかばんに入れた中年女性を捕まえるが、店を出た際には女性は万引きしていなかった。謝罪のために女性の家を訪ねた夏樹はその家の息子の高校生・光治に出会う。光治は母親の罪を認め、崩壊状態の家に一人悩んでいる旨を告げる。光治と夏樹は読書を通じて親しくなっていく。

 面白かったです。人間いろんな形の苦しみがあると共に、いろんな形の苦しみ方もあって、その乗り越え方も人それぞれです。世の中思い通りにならないことも多いけど、生きていく力を持ち続けることはとても大切ですよね。
 主人公の女性と、男子高校生の一歩も二歩も引いた視点での描き方にとても感心しました。二人とも大きく悩み身動きできない状態だと思うのだけど、画面上にはその本心はなかなか伝わってきません。例えば中盤に男子高校生が話の流れから同級生女子に告白するシーンがあるのだけど、本当に彼女が好きだったのかはよく分かりません。好きだったのかもしれないし、その場の流れで勢いだけで告白したのかもしれません。でも傍から冷静に見ていると、人の行動なんて、そんなもんなんだよね。人の本心なんて、その人にしか分からないのです。その冷静な視点が全篇統一されていて、それでいて登場人物に感情移入できるというのもスゴイ。
 クスクス笑えるようなシーンもあるし、とても楽しく強く心に残る映画でした。

 佐藤江梨子さんの落ち着いた演技がなかなかよい。柳楽優弥くんも好演。それにしても安藤サクラさんはすっかりブスキャラが定着しちゃってチト可哀相だけど、やっぱりオイシイのでした。

(DVD)

2010.09.23

「東京島」☆☆☆

 クルーザーで夫・隆と世界一周旅行に旅立った清子だったが、嵐に遭い遭難、漂着したのは無人島だった。その後、16人のフリーターたち、6人の中国人たちが島に漂着する。やがて隆はがけから転落死し、唯一の女である清子は男たちの中で生きていくことになる。

 まずプロローグもほとんどナシにいきなり漂流した島での生活が始まっているのに驚きました。そしてあっという間に旦那が死んでしまう展開の早さに圧倒されました。その後も男ばかりの中に一人だけ女の人がいたら、その女がどういう扱いを受けるのかという点で、こういうこともありうるだろうなあと興味深く観ることができました。
 ただいくらなんでも島が安全すぎるだろうとか、食べ物で全然困らないってのもなあとか、誰も強姦しようとしないのかよとか、多少現実離れしている感があるのも気にはなりましたね。

 しかし木村多江さんってのが絶妙だよなあ。いままでのイメージからすればミスキャスト気味ではあるのだけど、実際観ちゃうと超美人でもないのにチヤホヤされ、自分のためには恨まれても仕方がないがごとく行動力を示し、結局誰よりもたくましく生きていくことになる主人公にはぴったりでした。美人過ぎてもダメだし、たくましすぎてもダメでしょう。よく選んだよ。

(静岡ミラノ)

2010.09.19

「失恋殺人」☆☆

 親の遺産で暮らしている収一は、妻・みや子に愛されていないことに苦しんでいた。収一は友人の歯科医・琴浦に悩みを打ち明けるが、実は琴浦とみや子は不倫の関係にあった。明智小五郎の妻・文代はとある経緯からみや子の身辺調査を始めることになる。

 子供のころ「少年探偵団」や「怪人20面相」は読んでいました。だからやっぱり名探偵と言えば明智小五郎です。金田一でも浅見でもコナンでもありません、明智です。しかし大人になると乱歩の小説を読むような習慣はなくなりました。そのかわりにでもないけど、乱歩原作の映画、乱歩を題材とした映画というのが結構ありますので、なんだかんだと言っても乱歩に触れる機会は少なくありません。しかし冷静になってそれらの映画を振り返って思う。乱歩の小説って実は面白くないんじゃない?(^^;)
 演技がよかったり雰囲気や演出がよかった映画はあります。でも話が面白かった映画って、あったっけ? うわっ全然思いつかない。あの映画もその映画も話は大したことなかったよ。もちろんこの映画もです。
 不倫カップルとその女の旦那。それぞれの気持ちは分かるようなところもあるのだけど、それがその飛躍した行動に繋がるまでには理解はできず。大体なんで探偵に調査を依頼したのですか分からないんですどうしても。

 宮地真緒さんがメチャクチャ素晴らしいスタイルを披露してくれるのがやはり一番の見所。それ以外はいまひとつ。乱歩、ダメだわ、オレ。

(DVD)

「花と蛇3」☆☆

 新進チェリストの静子は財閥会長の海東と結婚し幸せな生活を送っていたが、何者かの策略で海東は破滅し急死する。静子は借金のかたとして連れ去られるが、遠山によって救い出される。遠山の妻となった静子は屋敷に迎えられたが、そこで思いもがけない経験をすることにある。

 映画の宣伝であのグラビアアイドルが脱いだ!みたいに言われていることがたまにあるけど、実際そのアイドル時代を僕なんぞが知っていることはほとんどありません。「童貞放浪記」の神楽坂恵さんとか、「泪壺」の小島可奈子さんとか、「マリッジリング」の小橋めぐみさんとか、全然知らんかったです。(えっ今でもみんな知らないって?(^^;)) 逆に、僕でも知っているような有名グラビアアイドルは、なかなか脱がんものですね。
 しかし今年は僕でもグラビア時代を知っている元グラビアアイドルが次々と映画で脱ぎ始めているスゴイ年だったりします。宮地真緒さん、佐藤寛子さん、そしてこの映画の小向美奈子さんです。このメンバーって結構スゴクない?

 と、ほとんどの人には正直どうでもいいようなことをツラツラ書いてみましたが、この映画も小向美奈子さんが脱いだと言うこと以外は、あまり観るべきところのない映画でした。淑女的な女がSMによって恥辱と羞恥に耐えて性的に解放されていく筋立てなんだけど、それ以外の展開に全く深みがないので、だから何?と言う気持ちしか浮かびません。アレで本当に性的に解放されちゃったのかね。それっぽいラストにはなっているけど。
 ただまあ小向さんが挑戦したSMシーンはおそらくはかなり過酷なものだったと思います。裸で縛られてつるされているだけでも相当つらいのではないでしょうか。よく頑張ったねとは思いますね。

(静岡ミラノ)

2010.09.14

「カラフル」☆☆

 「僕」は一度死んだはずだったが、天使に導かれて生まれ変わり、自殺したばかりの「小林真」という中学生としてもう一度人生をやり直すことになる。「僕」はある重い罪を背負っていた。

 原恵一だからあまりけなしたくない気持ちが半分。原恵一ともあろうものがっていう感じがもう半分。あーつまりどっちにしてもあまり面白くなかったのですね。

 10年まえの実写版の記憶は薄くなっているのだけど、結構面白かった気持ちを覚えています。当時の感想を読み直しても「描写がうまく、異常に気分が盛り上がる映画」で「評価はかなり高い」とありました。そうそう、やっぱり面白かったのだ。でも今回のはなんだろう、面白くなかった。結末を知っていたからだけではない気分の悪さが残っています。主人公の母親に対する態度などがムカついたからなのかね。それとも主人公の最後の成長が全然成長に思えないからかね。
 とにかくほとんど心が動かない映画でしたよ。わざわざアニメでリメイクした理由も分かりません。残念。

(MOVIX清水)

「華鬼−華鬼×神無編」☆☆☆

 神無(かんな)は幼いころから無自覚に男を魅了してしまい、暴行を受け続けて成長してきた。そのため自分の感情を表に出すことを避けるようになっていた。16歳になった日、一人の青年が現れ、神無を鬼ヶ里という田舎町へ連れて行く。青年は鬼の頭である華鬼(かき)の使いで、神無は華鬼の花嫁だと告げる。

 鬼と女子高生のラブストーリー。ただ「鬼」と言っても僕らが考えるような角のある鬼ではなく、外見上は人間と何も変わりはないので別に鬼でも無くても問題はなく、多少特殊な能力を持った闇の一族のような設定でもいいのね。なんで「鬼」を選んだんだろう。
 突然鬼の元へ花嫁として連れてこられた女子高生がそれを受け入れられるのかという点が一番の焦点なのだけど、これは間違いなく個人差があって、受け入れられる人もいれば受け入れられない人もいるでしょうから、この点についてそりゃそうだよねだの、無理があるよだのはチト言いづらい。ただひたすら外側から主人公たちの様子を傍観するだけになってしまいました。物語上の新鮮な驚きも無く、かといって落胆や退屈もなく。ただ絵がとてもキレイで気持ちがよく、普通に面白かったです。雰囲気が好き。
 何でこれを観たかといえば傑作「口裂け女2」の寺内康太郎監督作だったから。3部作なので一歩踏み出すのにちょっとだけ勇気が要りましたが、とりあえず踏み出してよかったです。あと2本も観るつもりです。

(DVD)

「さんかく」☆☆☆☆

 30歳になってもバイト生活の百瀬と化粧品販売員の佳代は同棲しているが倦怠期でもある。そんな二人の家に佳代の妹で中学3年生の桃が夏休みの間泊まりに来た。桃の無防備な奔放さに百瀬は次第に惹かれてしまい、いつしか微妙な雰囲気になっていく。

 とにかく前半の妹の無防備な萌え萌え度が凄まじく、あんな状態におちいったらロリコンでなくとも男の心は揺れ動くだろうなあと感心することしきり。相手もなびきがちとなれば主人公がどんどんのめりこんでいくのも無理は無いです。たぶん僕でもかなりゆれると思いますって。吉田恵輔、相変わらず分かってます。
 ただしそれは一緒に住んでいて、その姿と気持ちが身近に感じられる間だけだよ。妹が家に帰り、姉ちゃんと二人に戻ってもなお、妹のことを強く想うようになることに関してはあまり共感できないです。本当にタダのバカに見えてしまうよね。だから後半は画面への気持ちがぐぐっと離れてしまいました。面白いことは面白いのだけど。

 しかし冷静に見て、世の中誰も彼もがストーカーに成りうる資質を持っているってことはよく分かるね。出てきた主要人物全員にその資質があるんだもんね。そして自分は誰も気がついていないってのがスゴイ。

(静岡シネギャラリー)

2010.09.06

「ハナミズキ」☆☆☆☆☆!

 ふとしたことで出合った北海道に住む紗枝と康平はお互いに好意を抱き付き合うようになるが、紗枝は将来の夢のために東京の大学に進むことになる。北海道に残り家業の漁師となった康平と紗枝は遠距離恋愛を続けるが、その生活の違いは次第にすれ違いを生む。

 思いの外よかった。泣いた。こうして思い出すとちょっと来る。
 10年間の二人のラブストーリーではあるけども、10年間も平坦なまますごせるわけが無いのは当然のことで、どうしても山と谷がある。しかも10年間を2時間で描くのだから描かれない時間がとてつもなく多い。その描かれていない時間がどれだけ重みがあるかとてもよく伝わってくるのが素晴らしい。人生どれだけ山があり、谷があるか。この映画の二人にはどちらかといえば谷の時間が長いのだけど、それでも強く生きてきた。そして10年後、たしかにその10年を生きてきた証しとしての新しい一歩を踏み出していく姿が描かれているのがとてもいいのです。本当に素晴らしい。ちゃんと「10年間」が描かれています。
 最初の出会いと付き合い始めた頃の瑞々しさがとても可愛いね。そしてそれぞれが成長していく姿がとても爽やかです。いや、本当にとてもよかった。

(MOVIX清水)

「絶倫・名器三段締め」☆☆☆

 文男と春美はペンション経営をはじめることにしたが、格安で手に入れた物件はなんと幽霊が出るペンションだった。その幽霊の衣子は女には見えず、男の前だけに現れ誘惑して来る。文男は麻衣子の幽霊で男の客を呼ぶ事を考え、その思惑通り、ペンションは大繁盛する。

 私のマイミクさんでもある(が知り合いってわけではない)愛葉るびさんが昨年(2009年)数年ぶりに主演したピンク映画。まだまだ行けるね。私が借りたDVDは「天使のしずく」などというシャレたタイトルがついていましたが、公開時はこんなタイトルでした。(笑)

 この世に大きな未練を残して死んでしまった人が幽霊となってその望みを叶えようとするということはよくありそうな話です。(←ありそうではない) でもその未練がアレだというのが超おかしいですね。僕は男なのでよく分からないのですが、やっぱ未練になるんでしょうね。
 その未練を利用してペンションに客を呼ぼうとするというのも面白い発想です。これもありそうな話ではあるけど、僕だったら呪いは大丈夫なのかとかも考えちゃうよ。(笑) 彼女が思いを遂げて無事昇天する最後は感動的(か?(^^;))。その後のオチも楽しい。

(DVD)

2010.09.05

「童貞放浪記」☆☆☆

 東大大学院出身の金井淳は、関西の大学で講師として赴任する。実は彼は30歳で童貞であった。ある日、学会で大学の後輩の北島萌と再会し彼女に恋をするようになる。

 恋愛に一歩踏み出せるのかどうかは、童貞かどうかで決まるわけでは絶対にないのだけど、童貞だから思い悩み苦しむ恋愛というものもやっぱりあるんだろうなあと改めて思いますよ。全ての男は最初は童貞だったことがあるわけで、つまりはその頃のことを忘れちゃわなければこの映画の主人公のことも少なからず共感しちゃうことは否めないでしょうなあ。
 でも童貞であることを除けば、恋愛に対するポテンシャルは全くもって低くないって点が気にはなりますね。別に君、全然普通に恋愛できているじゃん。童貞だからダメなんじゃなくて、単に一歩だけ踏み違えているだけじゃないの。
 それにしても彼が好きになるヒロインの性格は好きではないな。

(DVD)

「ちょんまげぷりん」☆☆☆☆

 遊佐ひろ子と息子の友也の前に現れた木島安兵衛は、江戸時代からタイムスリップしてきた侍であった。帰る方法もわからない安兵衛は遊佐家の居候になり、家事全般を引き受けることになる。ふとしたことからお菓子作りをはじめた安兵衛は、ケーキコンテストに出場することになる。

 これは面白かった。江戸時代から現代にやってきた侍の反応としては冷静すぎるし、現代の生活や道具にいくらなんでも適応力が高すぎるんじゃないかというような点は感じてしまうのだけど、それを除けば現代にやってきた侍が巻き起こす騒動がとても楽しく見れちゃうし、最初はぎこちない現代側の人も彼の存在によって変わっていく様子がとても気持ちがいい感じ。最初から最後までとても楽しく観れました。
 錦戸君もなかなかよかったけど、久しぶりに見た気のするともさかりえさんがとてもよかったよ。

(静岡シネギャラリー)

「ねじりん棒」☆☆☆

 床屋を訪れたタクシー運転手が時間つぶしに回想話を始めた。彼が以前乗せた女は自宅の鍵も所持金も不倫相手の家に忘れてきていたため、自宅に入れない。運転手が2回の窓から何とか部屋に入るが、旅行中の夫が金を全部持って家を出ていて家にも現金が無かった。

 うん、まあそこそこ面白い。最初はさほど世間話に乗り気でもなさそうだったのに実は言いたくて言いたくて仕方がなかったんでしょうね。(笑) 再現シーンが中途半端にさえぎられて現実に戻ったりすると、そんないまのシーンはいいから早くその続きが聞きたいよって思ったりしちゃうので、話自体にも興味が持ててしまったんでしょう。オチめいた最後の展開も読めそうで読めなかったです。

(TV)

« August 2010 | Main | October 2010 »

広告

  • amazon

ツイッター

  • ツイッター
無料ブログはココログ

ブログパーツ

  • mixi