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2010.04.03

「ボーイズ・オン・ザ・ラン」☆☆☆☆

 三十路目前のさえないサラリーマンの田西敏行は職場の飲み会で会社の後輩、植村ちはると初めて話し、それをきっかけに二人の距離は急速に縮まっていく。しかしあるとき風邪で寝込んだちはるを見舞った後、彼女の隣に住むソープ嬢のしほの部屋に酔ったしほを送り届けたことから、田西とちはるの関係は大きく変換していくことになってしまう。

 原作は連載時にほぼ完璧に読破。単行本を揃えようかと思った程度(でも結局買わず)にハマった漫画でした。ダメな奴が主人公だと共感度が高いし、そいつが頑張ってもなかなか高みには上がれないと言うのもリアルでちょー面白い。10巻あるうちの5巻までを原作としているために後半の主要なキャラクターが出てこないのが残念だし、ラストがちょっと中途半端にも思えてしまうのは致し方ないのだけど、でもたぶん原作を知らなかったらかなり斬新な終わり方なのかもしれないね。
 だって後半がないがために、ヒロインのちはるから受ける印象がかなり違う。いや、後半があるなし以前にここで描かれた彼女のイメージは結構違うのではないか。原作を通して読んだ人のほとんどはさほどいい印象を持たないであろうあのちはるが、この映画ではちょっとばかり他人の気持ちが分からず、ちょっとばかり鼻につく部分を持っただけの、愛されるべき悲劇のヒロインではないか。これは絶対に後半も続編として映画化して欲しい。それであの後半のちはるもきちんとこの映画に続くヒロイン像で描写して欲しいものです。

 しかしこうして単独の映画としてみると、実は結構切ないラブストーリーだなあ。誤解(?)から近しくなりきれなかった好きな女のために戦う男。クライマックスたる青山との対決シーンも、ラストの駅のホームのシーンも、切なくて泣けちゃうよ。それにしてもしほの部屋のシーンはこの上ない修羅場だねえ。

 主演の峯田和伸さん、ヒロイン黒川芽以さん、ライバルの松田龍平さんはみんな素晴らしかった。今年の個人的主演賞、助演賞候補だね。早いか。

(静岡シネギャラリー)

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