「今度は愛妻家」☆☆☆
俊介とさくらは結婚十年になるが子供がいない。俊介はカメラマンだったがここ1年写真を撮れずに怠惰な生活を送っていた。ある時さくらが旅に出たまま帰ってこなくなる。2週間も過ぎた頃、フラッと帰ってきたさくらは俊介に子供を作る気がないのなら離婚してと切り出す。
まあ非常にありふれた題材を、これまた非常にありふれた手法を使って感動的に描こうとした映画でした。ただ行定さんはこういった手法には不向きな気がするんだよね。たぶん奇をてらわずにストレートに行ったほうがよかったと思います。僕はそうしてくれたほうがたぶん感動したな。
主人公の二人は年齢的にも同世代だし、結婚暦的にもほぼ僕と同じ様なタイミングです。そんなタイミングで観てしまったがために結構自分の状況と照らし合わせながら見れてしまって複雑な思いでした。たぶん観る側も既婚か独身か、新婚か結婚10年位かそれ以上か、子供がいるのかいないのか、男か女かといった自分の状況でこれ観て思うところは大きく違うでしょうね。僕の立場でこの映画の二人を冷静に客観的に見るのは、チト難しかったです。
しかし10回も浮気してそれが奥さんにバレてて、それでも一緒に暮らしている状況って想像できないなあ。正直あの二人を理解しきるのは難しいし、特に旦那のほうの気持ちは全然分かりません。たぶん自分でもよく分からないからああいうことになるんでしょうけどね。しかしなんでさくらは2週間帰ってこなかったんでしょうか。
とにかくこの映画の見所は主演の豊川さん、薬師丸さん、それに加えて石橋蓮司さんの、近年ではそれぞれベストではないかと思える名演技でしょう。みんな素晴らしかったです。
(MOVIX清水)
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