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2009.11.29

「笑う警官」 ☆☆☆☆

 札幌で婦人警官の変死体が発見され、それから間もなく容疑者は被害者の恋人だったという同僚の津久井だと断定される。津久井の射殺命令が出るが、かつて共に捜査を組んだ佐伯は津久井の無実を信じ、彼の無実を証明するために有志の仲間と共に極秘裏に捜査を進めることにする。実は津久井は翌日、道警の不祥事について道議会の百条委員会に証人として出席する予定であった。

 かなり複雑なのでちょっと頭の中を整理しないと辻褄が合わないところとかあるかもしれない。でもまあそれはそれとして、観ている間は次から次へと出てくる新事実の洪水に押し流されるように、息つく暇も無く圧倒されてしまいました。ラストオブラストの新事実についてはあまりに非現実性が高く思えてしまったためにちょっと冷めましたが、それを除けばとても面白くて楽しめました。

 最近とある航空会社のイメージを著しく損なう可能性のある映画がありましたが、これもまた警察という組織の醜い部分が、もしかしたら本当にあるのではないかという程度のリアリズムを持って示されている映画でした。これも実際の事件を下敷きにしているしね。これをもし信じるとしたら警察のイメージはメチャクチャ悪くなるでしょうし、ほとんどがフィクションとしてもいくらかはノンフィクションなのだろう、結局警察ってああいう汚職が蔓延しているに決まっているよって空気を観客が持たざるを得ないのも事実でしょう。まあ実際の世間世界でも99%の善者と1%の悪者がいると思うのだけど、警察でも99%がいい警官でも、1%は信頼できない警官がいるだろうってことなんですけどね。1%でもいると、警察の場合はやっぱりヤダよなあ。

(静岡ミラノ)

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