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2009.09.17

「ちゃんと伝える」☆☆☆☆

 雑誌の編集部に勤める史郎の父・徹二がガンで入院する。それ以来史郎は看病を続け、遠ざかり気味だった父親との距離を縮めていく。二人は退院したら県境の美しい湖で一緒に釣りをしようと約束する。しかし、実は史郎自身もガンで、余命は父よりも短い可能性があると宣告を受けてしまう。

 もともと園子温って好きじゃないんだけどなあ。って最近観るたび言っている。でもなぜか最近観る機会が多くなってきました。取り上げる題材が面白そうに見えるのと、実際ずいぶんと僕が観ても面白いものを撮るようになって来たのですね。この映画もなかなか良かったです。

 病気の父親よりも先に死んでしまう可能性を突きつけられる息子の話となれば、相当スリリングな展開が予想されますよね。どっちが先に死ぬのかで感動や衝撃も大きく変わってくるでしょう。当然観客もそこに視点が集中されていくのですが、敵(園子温(笑))はもっと上を見ていました。やられました。
 時系列がわりとバラバラで多少分かりにくいところもあるのですが、それを頭で組み立てるのも面白いし、親子や家族の関係、恋人との愛情の描写なども感動しました。しかしほぼ同時期に夫と息子を失ってしまうお母さんはつらいなあ。死んでいく二人は満足した人生の終焉だったかもしれないけど、お母さんはその後どうやって生きていくんだろう。

 ところで主演のAKIRAさんって、EXILEのメンバーなんだってね。EXILEって、歌って踊ってメンバー増減があってこうしてソロ活動もさかんとなると、モーニング娘。みたいね。(笑)

(静岡ミラノ)

「ノン子36歳(家事手伝い)」☆☆

 36歳でバツイチのノン子は東京で芸能人をやっていたが今は田舎に帰り、やる気のない生活を送っていた。ある日、実家の神社の祭りで店を出したいとす言う青年が現れる。要領が悪い青年を放っておけないノン子は自宅に泊まるようにする。

 最近の僕はドラマチックな映画のほうが好きで、何も起きずに淡々とした映画は退屈に思うことが増えてきました。この映画も派手な事件はほとんど起きず、ただ不機嫌な女主人公が退屈で進展のない日常を送る姿が延々描かれます。もちろん細かい出来事はあるものの、正直あまり記憶に残りません。
 挫折した過去を引きずってグダグダした後、いろいろあって前向きに生きていくきっかけをつかむまでの映画ですが、正直面白いとは思えませんでした。自分も前向きに生きて行こうとか絶対に思わないし。

 坂井真紀さんが初めて脱ぎ、そのおかげでR-15となったハードなからみを演じたのが話題の映画ですが、別にそのからみに大きな意味はなく、セックスしたことだけを示せれば十分と言う展開としか思えないので、それでR-15になるのだったらもっとソフトに済ませて規制をはずしてくれた方が良かったですわ。坂井さんはいい女優さんだと思うけど、別に裸になってくれることを期待するタイプではないでしょうよ。こういうあまり意味のない脱ぎ方をしなくていいのにね。
 気のいい青年を演じたのが前にテレビドラマでアホな役をやってた星野源さんだと気がついてからちょっとホンワカしちゃったけど。(^^;)

(DVD)

「女の子ものがたり」☆☆☆

 漫画家の菜都美は、スランプから抜け出せずにダラダラとした生活を送っていた。編集者の財前にも愛想を尽かされ気味。そんな彼女には幼いころに過ごした二人の友だちとの思い出があった。

 一回、と言うか生まれつき不幸な境遇にいる人はなかなかそこから抜け出せるものではない、という様子が西原理恵子さんの漫画ではよく描かれています。この映画の主人公の二人の友人の姿を見ていれば、その難しさがよく分かると共に、それを不幸とは思わない力強さと、それを不幸とは思えない鈍感さを併せ持ってしまう彼女たちに複雑な気持ちを持たざるを得ません。
 それに対して主人公の彼女は彼女らから今は離れて暮らし、一見子供のころの墜ち気味の暮らしから抜け出しているものの、それでも本当の幸せをつかむどころかつかもうとする努力すら見せようとはしていません。今の彼女のあの力の入らなさはなんなんでしょうかね。友達や母親が住む町から離れたことだけで満足しきったような生活。どうも子供のころの彼女とつながらないんだよなあ。もっとパキッと暮らしていてこそのあの過去だと思うんだけど。やっぱり子供のころの生活習慣から抜け出すことは難しいっていう印なんでしょうかね。

 それにしても大後寿々花さんの美少女ぶりに今更ながら驚きました。あの世代の子達の中ではダントツに美しい。友人役の高山侑子さん、波瑠さんもなかなか良いね。森迫永依ちゃんもいつの間にか大きくなっててビックリしました。ところで頬にやや目立つ大きなホクロのある深津絵里さんの子供時代の二人にはやっぱりホクロ付けたほうがよかったんじゃない?(^^;)

(MOVIX清水)

2009.09.14

「おと な り」☆☆☆☆

 今は人物の撮影に忙しいながらも実は風景写真を撮りたいカメラマンの聡と、フラワーデザイナーを目指しフランス留学を控えた花屋のバイトの七緒。同じアパートの隣同士に暮らす二人は、顔を合わせたことは一度もない。しかしの生活音でお互いの存在感を感じあっていた。

 いくらなんでもあそこまで隣の声が筒抜けのアパートってどうよ。この映画を観てまず誰もが絶対に思うことは「あんな家には住みたくない」と言うことでしょう。(笑) いっそのこと二人そろって隣の家に聞き耳立ててる盗聴マニアのような設定にしちゃうとか。(^^;)

 まあいいけど。

 物語としては男女両方のドラマがそれぞれなかなか面白く、かつこの二人のドラマがどうやってつながっていくのか、もしかしたらつながらないまま終わってしまうのかという興味も切らさせないので結構楽しんで観れました。まさかあんな展開と設定を持ってくるとは思わず、結構度肝を抜かれましたが。
 主演の二人もいいけれど、はじけた谷村美月さんが相変わらず魅力的。彼女が幸せになれるのかどうかも見所の一つでしたね。

 はっぴいえんどの「風をあつめて」は僕も好きな曲です。懐かしかった。

(静岡シネギャラリー)

「真夏の夜の夢」☆☆

 不倫の恋に疲れて東京から故郷の沖縄世嘉冨(ゆがふ)島に戻ってきたゆり子を、島の精霊マジルーは彼女が子供の頃から見守っていた。そんなゆり子を追って、不倫相手やその妻もやってくる。

 沖縄は好きでここ10年くらいで3回訪れていますが、結局は海リゾートとして本島に行ったことがあるだけで、これを含めた多くの映画やドラマで描かれるような他の小島、離島には行ったことがありません。沖縄と言うよりは琉球といった方がしっくりくるような離島の描写は確かに自然にあふれ、人々の暮らしや慣習は神秘性に満ちていてとても魅力的。この映画に出てくるような島の守り神が本当にいてもおかしくない印象を受けますね。
 だからといってこの映画を堪能したわけではないんですけどね。(^^;) これはあまり面白くありませんでした。最近腕時計をしなくなったのですが、もししていたら何回も時計を見ていたでしょう。(笑) なんか独特のペースについていけませんでした。

 しかし恋をすると誰も彼もがすぐ抱きついちゃうのって、ちょっと違くな
い?(^^;)

(静岡シネギャラリー)

2009.09.10

「BALLAD 名もなき恋のうた」☆☆☆☆

 勇気が持てずに悩んでいた小学生の真一は、あるとき気がつくと戦国時代にタイムスリップしてしまっていた。そこでつかまって連れて行かれた城の姫、廉に興味を持たれて城に留まることとなる。真一は廉の命令で真一の世話をすることになった侍の”鬼の井尻”こと井尻又兵衛の元で生活することとなる。廉姫と又兵衛は幼なじみであった。

 なかなか素晴らしい映画でした。戦国時代に一国の姫君と単なる侍の恋など許されるわけもないのだろうけど、その壁の高さはきっと僕らには想像するべくもないほど大きいものだったのでしょう。又兵衛と廉姫がどれだけ悩んでどれだけ苦しんでどれだけ耐え忍んでいたのかはきっと画面で感じ取れるものの何十倍も大きいものだったのだろうと思われます。その壁の両側に立つ二人の恋模様の切なさはこちらも苦しいほどです。微妙な距離感を保ちつつ、そしてそれを打ち破るがごとく感情が爆発する姿にも心動かされますね。
 この映画は現代から少年とその家族がタイムスリップしてくるというSFチックなファンタジーではありますが、その突飛な設定に違和感を感じることもありません。また戦闘時、合戦時の映像描写が本当に素晴らしい。結構な長回しの殺陣の中でグングンと動き回るカメラワークがすごいです。あれはかなり必見です。
 宣伝番組を観たら山の上に作られた城などはCGなんですね。まあ普通に考えればそれ以外ないんだけど、観ているときはそんなこと全く感じませんでした。さすが山崎監督、いい仕事しています。

 「早っ」とか「しょっぱい」とか、結構笑えるシーンもありながら最後にはきちんと泣けて感動も残してくれる。かなり評価高いです。ただところでこのタイトルの意味、イマイチ分かりませんね。(笑)

(静岡東宝)

「20世紀少年 最終章 ぼくらの旗」☆☆☆☆

 映画は芸術である前に娯楽であり、映画を観るということはイベントである。と僕は思っています。この「20世紀少年」3部作を観るという、1年かけた大イベントに今回参加しました。とても楽しかったです。

 僕は原作漫画を連載時に一通り読んでいますので、忘れてしまった細かいところはともかく大まかなあらすじはだいたい分かっています。だから僕がこの映画に期待していたのは漫画をどれだけ再現できるのか、そして漫画をどれだけアレンジしてくるのか、ということです。
 1作目はほぼ忠実に原作を再現しようとしていましたが、2作目では少し差が出てきていたので3作目はそれ以上に違いが出てきそうなことが予想できていたし、宣伝などでは原作と結末が違うとはっきりと謳われていましたのでその違いがどのように描かれるのかがとても楽しみでした。だからこの映画の、原作のエピソードを巧みに組み替えて別の結論に持っていったラストにはとても満足しています。原作者が自ら脚本に参加しているだけあって、原作ファンを裏切らない見事なアレンジでした。
 まあ映画そのものは説明セリフが多すぎるとか、パニック描写に緊迫感が無いとか、ちょっとご都合主義が過ぎるとか、夢物語であるのを差し引いても現実性が低すぎるなどいろいろあって、さほど誉められたものではないように思います。でも僕はこの映画を観て楽しかったし、このイベントに参加したことで満足していますので、特に文句はありません。またこういったみんなで楽しめるイベント映画ができることを期待しています。

(MOVIX清水)

「イエスタデイズ」☆☆☆☆

 聡史は疎遠になっていた父親がガンで余命わずかと聞かされ、病院を訪れる。久しぶりに会った息子に父は一冊のスケッチブックを渡し、そこに描かれていた昔の恋人を探して欲しいと告げる。成り行きで彼女を探し始める聡史だったが、ふと気がつくと見知らぬ風景の中に迷い込んでおり、そこで二人の男女と知り合う。それは若き日の父と、その恋人であった。

 確執や誤解が原因で憎んでいた親の過去を知ることで、その感情が少しずつ変化していく子供の話っていうのは、実は結構ありますよね。その点ではありふれているとも言えなくもないのですが、この映画が特徴的なのは直接本人がタイムスリップして若い頃の父親と交流をはかるという点。かなり深いところまで踏み込んでいくのに、それによって歴史が変わるわけでもないのがちょっと可笑しい。それに過去を見たといっても断片的に見ているだけなので逆に誤解を深めてしまいそうになるところなども面白いです。
 現代の恋人が見つかるのかどうかと言う興味を切らさせない作りもうまいし、爽やかな感動もあるしなかなかよかったです。

(DVD)

「劇場版 ヤッターマン 新ヤッターメカ大集合! オモチャの国で大決戦だコロン!」☆☆☆

 おもちゃの大テーマパーク「トイトイランド」のあるトイトイ王国に招待されたヤッターマンたちは、我侭だが寂しがりのプラモン王子と仲良くなる。しかしそこに謎のメカ、ヤッターゼロが現われヤッターワンを襲い大ピンチに陥る。

 子供と観に行きました。テレビアニメは以前19時台にやっていたときは時折観ていたんだけど、最近静岡では早朝にやるようになって(全国?)、このアニメを全く観ることがなくなってしまいました。と言うわけで今回映画になったので久しぶりに観たのですが、知らない間にロボットが増えている。(^^;) ヤッターワン、ヤッターアンコウ、ヤッターペリカン、ヤッターキングまでは知っていたけど、ヤッタードラゴン、ヤッターモグラ、ヤッタージンベエとか、知らんもん。本当に新ヤッターメカ大集合でしたね。
 物語はかなりテレビのフォーマットとは(たぶん)違って、敵がドロンボーではなく第3者であったり、世界壊滅の危機が訪れたり、今週のミニロボットが超大量に出てきたりと飽きさせない作りで結構楽しんで観れちゃいました。まあ子供向きだけどね。
 しかしこの映画を観て、春の実写版の映画が本当によくこの世界を再現していたんだなあと思いました。そっちに改めてちょっと感心。

(MOVIX清水)

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