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2009.08.26

「サマーウォーズ」☆☆☆☆

 高校生の健二は、憧れの夏希先輩と一緒に彼女の田舎に行き、フィアンセのふりをするアルバイトを引き受けてしまう。健二は何とか役目を果たしたかに思えたが、その夜健二の携帯に謎のメールが届き、そこに書かれた数式の計算結果を返信したことで、世界中の人々が集うインターネット上の仮想世界OZ(オズ)と、そして実世界をも揺るがす大事件へと発展してしまう。

 これも面白かった。

 たしかに今後ネット社会が発展していくとあんなふうに実世界との境界があいまいになっていく可能性ってあるよね。ここに描かれたようになんでもネットでできてしまうような時代って今すぐのような気もする。それがここに描かれるようにどんなに危険なことかって事も容易に予想がつくんだけど、それでもこのような世界に世の中は進んでいくような気もします。
 まあアカウントやパスワードの扱いとかまあ正直言っちゃえばよく分からないのだけど、それでもあの仮想社会OZの中での重要性や実世界とのかかわりについては理解できるし、OZ世界のデジタルっぽい描写はとても楽しい。僕もOZに入ってみたいな。

 あのデジタル世界OZと田舎の旧家の大家族の団欒話との融合もとても面白いし、クライマックスのみんなで協力し合って頑張ろうって言う姿勢も力が入りますね。しかもその手段があんなアナログチックなゲームだってのも可笑しい。
 とにかくとても楽しくて愉快な映画でした。声優陣もグッドでしたね。

(静岡ミラノ)

「世界で一番美しい夜」☆☆☆☆

 日本で一番出生率が高い小さな村、要村。なぜ出生率が高いのかは秘密があった。それは14年前に新聞記者の水野一八が左遷されてきたことに始まっていた。一八はこの田舎村にうんざりしていたが、スナックの美人ママ輝子の以前の夫と婚約者が共に心臓マヒで死んでいることを知り、保険金殺人とにらんで調査を進めるが、その裏には衝撃の事実があった。

 私はエロ好きなのでつい勢いで借りてしまい(^^;)、送られてきたDVDを見たら160分もあるってことに気がついてかなりビビッてしまったのですが、観始めたらこれが面白くて一気に160分が過ぎ去っていました。序盤のミステリチックな謎解き的なドラマから中盤はミステリアスなファンタジーになり、気がついたら終盤にはエロチックなスペクタクル(?)になだれ込んでいくという、全く先の読めない展開の意外性に驚かされ通しでした。だからといって物語が分断されているわけではなく、この先どうなっていくんだろうと言う興味を一瞬たりとも切らせない構成はとてもよかったです。
 R-18で公開されたと言う情報や物語の予備知識が無かったら、序盤の展開から最後にまさかあんなことが起こるなんて思いつく人はいないんじゃないですかね。序盤の疑惑の真相も実は笑えるし、最後の大イベント(笑)も大笑い。まあトータルで見れば壮大なるファンタジーですね。ちょー楽しいです。

 ヒロインの月船さららさんが横浜映画祭で新人賞を受賞するなど話題で、裸よりも恥ずかしそうな衣装?や激しいラブシーンを含めてかなりの熱演なのだけど、調べたら(調べなくても)宝塚の男役出身だってことでびっくり。天海祐希さんや和央ようかさんにも見習って、、、もらわなくていいです、すみません。(^^;)

(DVD)

2009.08.15

「ジャーマン+雨」☆

 ゴリラーマンと呼ばれるブスなよし子は歌手を目指していたが、オーディションはいつも書類選考で落とされている。よし子は祖母が亡くなり、入院中の父親には長らく会っていない。よし子は生活費をかせぐため小学生を集めて縦笛教室を開いていた。

 日本映画監督協会新人賞を受賞したり、映画芸術誌ベストテンで第10位に入るなどして、2007年の見逃し映画のなかで一番引っかかっていたのがこれ。怪しげなタイトルと無名の監督、見覚えの無い出演陣から漂ってくる自主映画っぽさとカルトっぽさが気になって気になって。(笑) こんなんだからもちろん地元ではかからなかったし、なかなかDVDにもならず、半分諦めかという時期もありました。しかし松山ケンイチ君を主演にすえると言う驚くべき出世を遂げた横浜監督のその新作公開に合わせてDVDがついに発売。はれて僕もこの映画を観ることができたのでした。

 最悪でした。(笑)

 性格の悪いブスほどタチの悪いものは無い。ブスでも性格がよければ愛されもするし、性格が悪くても顔がよければ需要はあるでしょう。そして主人公が性格の悪いブスでも、ストーリーが面白い、笑える、感動するなど何かあれば、映画自体は好きにもなれます。が、主人公が性格の悪いブスで、話に面白い部分がカケラも無ければ、そんな映画にどんな価値があるのでしょう。(^^;)
 自分勝手で生意気でわがままな主人公の言動には本当にイライラするし、途中からもしかしていい話になるのかと思わせといて突き落とされるような展開もつまらない。何一つ笑えたりほのぼのしたり心動かされたりすることのない映画で、とにかく早く終わらないかなあとばかり感じて観ていました。実は70分くらいの短い映画なのですが、体感時間はその10倍でしたね。

(DVD)

2009.08.14

「コドモのコドモ」☆☆

 小学5年生の春菜は遊びでクラスメイトのヒロユキと「くっつけっこ」と称する遊びを行い、何の知識も無いまま妊娠してしまう。春菜のお腹の赤ちゃんはだんだん大きくなってきて、やがて出産の日が迫る。

 僕がこの映画に期待したのは小学生が妊娠することで起きる大人たちを中心とした社会的なパニックの描写なのだけど、この映画では全くそれは描かれません。すべてが子供たちの世界の中でのみ話が進み、それによる大人の気持ちは最後に少しだけ触れられる程度。しかもほとんど悩みません。エンディングに1年後が描かれますが、その1年に起きたことこそが、この映画で描かれるべきものと僕が感じるもののような気がします。つまり、大して見たくない部分ばかりが描かれ、本当に見たい部分は描かれていない映画でした。つまらん。
 小学生が妊娠するなんてほとんど想像のつかない出来事なので、あんなにみんなが気がつかないものなのか、子供たちだけで隠しとおせるものなのか、子ども自身の気持ちの動きはあんなものなのかはよく分かりません。大人の気持ちなら分かると思うのだけど、あの状況の子供の気持ちはよく分かりません。つまりは共感もありませんね。

 キネ旬の新人賞を受賞した主演の甘利はるなちゃんは、この映画だけ見ると役柄的にイヤな女の子だと言うこともありほとんど目を引きませんが、「ブタがいた教室」と併せて見るとそのキャラクターの違いの演じ分けに驚きますね。次の出演作も観てみたいです。

(DVD)

「空へ 救いの翼 RESCUE WINGS」☆☆☆

 航空自衛隊で女性初の救難ヘリコプターパイロットとなった川島遥風は、訓練と救助の日々を過ごす。あるとき遥風の乗ったヘリコプターが嵐の海で座礁した漁船を救助する任務に向かうが、捜索中にヘリの燃料が限界となってしまう。

 ドラマ的には何一つ見るものはないですね。まず主人公は成長しない。多少途中で悲しい出来事はあってそれを乗り切ろうとするものの、別に仕事と直接関係するものではないし、自分の責任でもない。それによって操縦士として成長したわけではありません。最初から最後まで無謀さと勢いと素直な心で突き進むのみ。むしろ主人公の友人のほうが事故の責任を感じて乗り越えることで成長するという役割をもらっていてドラマ的には主人公は影が薄いです。
 大きな事件も無い。クライマックスとなる重要な救出劇はあるけれど、レス
キュー隊の業務としては通常業務の範囲であり、主人公がすべてを救うほどの大活躍を見せるわけではありません。やっと一人前として役目を果たせると言う程度のことでしかありません。がんばったね、よかったね、だけではドラマとしては弱いでしょう。

 でもこの映画はそういったレスキュー隊の日常業務がどれほど意味があり、そして難しいものであるかをきちんと描いていて好感が持てます。ヘリコプターが飛び上がって要救助者を救っていく様子を見ているとそれだけで感動しますね。クライマックスの主人公の操縦も多少ハラハラして緊張感もあります。ドラマとしては弱いのですが、映像の迫力はなかなかあって退屈しない映画でした。最近何気によく見るようになってきた主演の高山侑子ちゃん(23歳くらいの役で撮影当時15歳!)も今後に期待が持てますね。

 しかしこのドラマの薄さにいろんなこと(笑)を思っていたら、脚本が内藤忠司、水上清資、手塚昌明、大森一樹というそうそうたるメンバーでびっくし。うーん。(^^;)

(DVD)

2009.08.10

「アマルフィ 女神の報酬」☆☆☆☆

 あるテロ予告を受けてイタリア日本大使館に赴任した外交官・黒田だったが、ふとしたことから誘拐された日本人少女の母親と行動を共にすることになる。誘拐犯は身代金を要求してくるが、取引は失敗に終わる。実はその誘拐事件には、更に大きな目的が隠されていた。

 いや、なかなか面白かったです。トリック的にはちょっと犯人の思惑通りに展開が進みすぎているきらいはあるけれど、それでも一見単純な誘拐事件が実はそうではなく、この先どうなるのかと言う興味や緊張を一切切らせないで終盤まで惹きつけてくれたのはさすがでした。そういう風に話が進んでいくのかという軽い驚きもあり、それでいて犯人の動機などに説得力があって納得できます。クライマックスの黒田の行動もかっこいいし、なんかワクワクしてしまう。
 きっと主人公の黒田はいろんな国に行っていろんなトラブルに直面してその都度様々な活躍を見せている存在なのでしょう。まあ現代版「どら平太」ってとこ?(わからねー(笑)) 織田君は続編への意欲など口にしているようだけど、確かにいろんな展開が考えられそうで、続編があればぜひ観てみたいですね。
 イタリアの景色も見ていて退屈しないし、全体的にわりと好きでした。

 ただタイトルの意味はいまいち分からず。(^^;)

(静岡東宝)

2009.08.07

「築城せよ!」☆☆☆

 愛知県の田舎町の猿投町では、城の復元を目指す住民と跡地に工場誘致を目指す町長とが対立していた。そんな中遺跡の発掘作業の現場に突如3人の戦国武将の霊が現れて人々にとりついてしまう。その中の一人、猿投の領主だった恩大寺は生前からの悲願である築城を住民たちに命じる。大学生のナツキはそのリーダーとなってダンボールを材料に城を作り上げようとする。しかし町長はそれを阻止しようとするが。

 物語は奇想天外でしかもチープ感漂ういかにもなB級映画なのだけど、驚いた点としては出来上がったダンボール製の城のでかさ、完成度の高さでしょう。CGなど一切無し?の実際の手作り感あふれるダンボール城はできれば実際にこの目で観たかったほど。あそこまで大きなものを実際に組み立て上げたスタッフとボランティアの方々の努力に頭が下がります。この映画はその城が出来上がるまでのドキュメンタリーとしても意義があると思うけど、だからこそもうちょっと製造過程や作り方をじっくり映して欲しかった。
 私立大学である愛知工業大学が制作の中心となっていることも驚き。開学50周年記念映画だって。そんなの商業映画では初めて聞いたよ。ダンボールで城を作るのに工業大学の知識が生かされていたのでしょうね。
 それから舞台となっている猿投町ってのは実在の町だって言うのも驚きです。

 あとはヒロインのナツキ役の海老瀬はなちゃんが可愛かった。(笑) ということで驚きの連続で(^^;)これまたなかなか楽しめた映画ではありました。

(静岡ミラノ)

2009.08.06

「ウルトラミラクルラブストーリー」☆☆☆

 子供のような心を持ち、青森で農業をしながら一人で暮らす青年、陽人はあるとき東京からやってきた保育士の町子に恋をする。町子が青森に来たのは悲しい過去からくる理由があったが、無邪気な陽人はそんなことはおかまいなしに毎日毎日町子先生に会いに行く。ある日陽人はひょんなことから農薬を浴びてしまうが、それ以来性格が変わり、ごく普通の青年になってしまう。

 松山ケンイチ君主演と言うことで多くの一般的な観客を呼んでいる映画ですが、その人たちのかなり多くがこの奇想天外な物語に度肝を抜かれて戸惑っているのではないでしょうか。全篇津軽弁の松山君のセリフは聞き取りにくいし、そもそも主人公の性格も行動も尋常じゃないし、途中からは夢物語のごとく話自体が突拍子も無い方向にズレていきます。町子の昔の恋人が登場するときの衝撃度の高さといったらこの上なしだし。何が起きるのか想像がつかず、観ていてなかなか楽しい映画でした。

 松山君も麻生久美子さんもいつものごとくなかなかよろしい。それにも増して子供たちの演技がとても自然で凄くよかった。かなりの長回しが多用されているのに、その中でもしっかり演技していてとても感心しました。

(静岡シネギャラリー)

2009.08.04

「俺たちに明日はないッス」☆☆☆


 17歳の比留間、峯、安藤。比留間は教師と不倫しているらしい友野につきまとってやらせろとせまる。峯は生理になって戸惑うちづを助けたことから微妙な関係になる。デブな安藤はなぜか秋恵ちゃんといい仲に。3組の男女はどこに向かうのか。

 もっと笑える、もしくは軽い感じの映画かと思ってたんだけど、そうでも無かったですね。まあ笑えなくもないシーンも結構あるんだけど、全体的には淡々とした真面目な映画でした。描かれている内容がモテナイ青春時代を過ごした僕らのような元少年には思い当たりすぎの男の子のエロくだらない妄想がベースになっているので、なんか気恥ずかしくてつい笑ってしまうってのがこのジャンルの楽しいところではあります。ただ高校時代にあんなにセックスに近づいたことって僕は無かったので(^^;)、時代もあり個人差もあり、十分羨ましい青春時代でもある。
 ざっくり言って3組の男女のオムニバス的な映画ですが、一番好きなのはデブな安藤と彼女を好きになった秋恵ちゃんの話かな。彼女が彼を好きになる理由もすごいし、それを知った彼の反応もリアルだね。

 最近柄本時生くんの存在感がどんどんでかくなっているね。もう彼を軽く見過ごすことはできませんね。僕は兄貴の祐くん贔屓だったけど、今は彼も注目しています。松田兄弟に負けるな。(笑) それにしても安藤サクラさんは相変わらず要注目。しっかり脱いでいたのにはビックリ。

(DVD)

2009.08.02

「ディア・ドクター」☆☆

 あるとき村人たちに全幅の信頼を寄せられていた村でただ一人の医師、伊野が失踪する。気がつくと彼の背景を知るものは村には誰一人としていなかった。失踪前、伊野は一人暮らしの未亡人、かづ子を診療していた。伊野はなぜ失踪したのか。

 前作「ゆれる」でもそうだったんだけど、正直この西川監督とは合わない気がします。前作同様この映画も評判がよくて静岡でもヒットしていますが、僕は退屈でした。導入部で鶴瓶さん演じる医師が失踪して、そこから過去のいきさつを絡めつついろいろな思惑と真実と善悪の意味や疑問をちりばめながらなぜ失踪したのかを解き明かしていく展開なのですが、僕が興味を引かれたのはなぜ失踪したのかと言う点だけで、他の点についてはふーんってな感じ。なんか、興味が持てないのです。
 唯一「何故なんだろう?」と思えた失踪の真相についても、結局よく分からなかったです。なんであんな形で失踪したんですか?(^^;) 意味分かりません。失踪するだけの理由にはならない気もするし、僕が思ったほかの理由があるのだとしたら、僕にはそれは伝わりませんでした。まあ鑑賞力不足でしょうが、僕にそれを求めないで下さい。(笑) 僕には向いていない映画でした。

(静岡シネギャラリー)

「ごくせん THE MOVIE」☆☆☆

 ヤンクミこと山口久美子が高校教師となって7年。春から新たに赤銅学院高校3年D組の担任になったが、新しい生徒たちはなかなか心を開いてくれない。そんな彼女の前に、元教え子の小田切が教育実習生として現れる。そんな中、卒業生の1人が警察沙汰の事件に巻き込まれてしまう。

 よせばいいのに性懲りも無く、またしてもテレビを観ていないのに映画だけ観に行ってしまう私。でもこれは思ったよりも面白かったです。まあ個人的に熱クサ苦しい青春ドラマが嫌いじゃないのよね。

 テレビ観ていないから序盤はこのドラマの世界観がいまひとつつかめず、飛行機の中でマシンガン連射する音がしても大事件にならなかったり、大仰な背景を背負って笑えないギャグをかましたり、主人公ヤンクミのやっぱり熱クサ苦しいキャラクタなどにもいちいち戸惑いながらも、なんとなくこのワールドが身体に染み入ってからはさほど違和感は感じなくなりました。テレビシリーズを観ておけばよかった!とかは思わないのだけど、観ていてこれを好きだ!と言う人の気持ちまで否定できない程度には面白かったです。だから3シリーズも続いているのでしょうし。
 大の男たち何十人に女一人で立ち向かっていったり、警察は何やってんだ的な犯罪の顛末とか、過程はあれど結局は生徒が一人残らず心開いてしまうようなご都合主義とか、あれがあのままテレビで生中継かいとか、気になっても仕方のない点は数々あれど、まあこれはこれで素直にかる〜く笑っておきましょうか。
 あんな先生はたぶんいないけど、もしいたらちょっと嬉しいよね。

 昔の生徒たちが出てくるシーンは、金八先生の昔の生徒が新シリーズにゲスト出演したり、ファーストガンダムのキャラがZガンダムに出てきたりするとちょっと嬉しいのと同じ感覚なんでしょうね。ファンはああいうの嬉しいんだよね。

(MOVIX清水)

新規感想を先行アップします。

今日からこちらに本家サイトに(更新が滞って)アップできない感想を先行でアップするようにします。
よろしくお願いします。

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