試写会に行って困ること
年に数回試写会に行く機会がありますが、あれは本当に善し悪しですよね。
いいところは何よりも“タダ”だということと、あと少しばかり早くに観ることができるということでしょう。先行レイトなどがこれだけ盛んなのを考えると、やはりひとより早く観ることには大きな価値感があるように思います。
しかしそんなメリットを凌駕しうる大きなデメリットがあるのも確かですよね。
まず考えられるのは日時が固定なこと。最近はシネコンの商業主義バリバリのタイムスケジュールのおかげでそうでもないことが多くなりましたが、本来映画は1日中いつでも好きなタイミングで観られるはずで、こちらの都合に鑑賞予定をあわせるのが普通なんですが、試写会はそうはいきません。わりとそのために一日の都合が左右されたりします。
次いで考えられるのは間違いなく混んでいること。空いているのを良いと言ってしまうのは語弊がありますが、それでも両隣りや真前の席は空いていてくれると嬉しいし、また早くに劇場に行って並ばないと希望の席が取れないというのもありますね。それに混んでるとそれだけちょっとしたことでもざわついた感じになっちゃったりもするのも時には気になります。
でもこれらは我慢しましょう。他の人を差置いて試写状を手に入れている場合も多いのですからね。贅沢ですねすみません。(^^;)
ところで試写会に行く人の使命とはなんでしょうか。招待してくれる側から見れば一目瞭然です。その映画の面白さを周りの人達に広く伝え、より多くの観客が足を運ぶように宣伝マンになってくれることを期待されているのです。少なくとも僕はそう解釈して試写会に参加した際はなるべくいいように宣伝して回るようにしています。HPの感想もしかりで、なるべく速かに書くようにしています。それが試写会に参加する者の務めだと思っています。
ところが、この試写会で観た映画がつまらなかった時が一番困るんですよねー。(^^;) 自己ポリシーとして、つまらなかった映画をウソついてまで面白かったと言い回ることはやはりできませんからねえ。かと言って正直な感想をもらす(アップする)のも気がひけるし。
するとどうなるか。多くを語らなくなるんですね。(^^;) 一番多いのは感想を書くのを遅らせて試写会で一足先に観たということを隠すパターンです。上で混んでる映画館に文句言ってるのと矛盾してるかもしれませんが、やはりどんな映画でもヒットしてほしいと思っているので、否定的な感想は(試写会のときは)少し遅らせて書くようにしています。まあお金払って観たときはそこまで気にせずにガンガンけなしちゃうことが多いんだけどね。
ホント、試写会でつまらない映画を観ちゃった時ほど困ることはないですって。
実は先日もそういう映画に試写会で当たっちゃってさ。感想は公開後に書きます。(笑)
« 僕のチョン・ジヒョンを紹介します(笑) | Main | 韓国映画「子猫をお願い」 »
「映画・テレビ」カテゴリの記事
- 日本インターネット映画大賞2016投票します(2017.01.09)
- 240ヶ月、すなわち20年(2014.01.16)
- 日本インターネット映画大賞に投票します(外国映画編)(2011.01.10)
- ついでに外国映画ベスト16(2011.01.06)
- 日本インターネット映画大賞 外国映画部門へ投票(2010.01.09)
The comments to this entry are closed.
Comments