2本立て
いま東宝邦画系では「感染」と「予言」の2本立てが公開されています。2本立てというのは1本分の料金で2本観れるわけですから観客としてはお得感が高いことは高いですね。
でも僕は最初から2本立てを前提とした公開形態はその映画自身にとってはあまりいいことではないなあと思ってしまいます。できれば1本ずつの映画として世に送り出してあげたいです。
今回の「感染」と「予言」にしても予告編もチラシも共通のもので、ほとんど2本合せて1本の映画のような扱い。シネコンなどでは観る順番まで固定です。完全にこの2本は切り離せないのです。 するとどうしても1本あたりのイメージはありとあらゆる形で薄くなり、安くなるのは避けられませんね。1本だけずつの評価は下しにくくなり、1本あたりの価値は低くなりますよね。だって例えばこの2本立てを1本だけ観て帰ることを考えてみればなんとなく分りません? 普段なら何の気なしに1本に払っている金額が、とてつもなく高く、損した気分になりませんかね。(^^;)
って実は、今日僕がその体験をしちゃったんです。訳あって「感染」だけ観て帰ってきちゃいました。「予言」も観たかったんだけどね。
「感染」はとても面白く、満足度も高くて十分1本だけでいつも通りの金額を払えるであろう映画だったのですが、それでも上のような感覚にも襲われて金額的な満足度には少々違和感も感じてしまったり、そんなことは「感染」という映画自身には何も関係ないわけだからこの映画には悪いことしてるなあとか思ったり。なんか複雑です。(^^;)
だからやっぱり映画は1本ずつ公開してほしいなあと改めて感じる私でした。
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